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炭ともみ殻をつかった還元焼成にチャレンジ! 茶碗を2つ作陶@陶芸

 陶芸の新作ができました。
 普段使いのための茶碗を2つ、造りました。
 今回は、通常の焼き上げではなく、「還元焼成」を試してみました。



箱内に「もみ殻」と「炭」を投入
 「還元焼成」は、通常の焼き方とは違い、箱内に「もみ殻」「おがくず」、炭を入れて酸素濃度と温度を変化させた形で焼き上げることになります。
 通常の焼き方では、酸素が多く与えられ、同じ釉薬を使えば、だいたい、同じような仕上がりになります。
 今回の「還元焼成」では、「もみ殻」を「炭」で燃焼させて、焼き上がりの温度を高くし、「もみ殻」の灰が釉薬にかかることで、別の化学変化を起こすことを目的にしています。
還元後(釉薬:マグネシアマット)
左:還元したモノ 右:通常のマグネシアマット
還元後(釉薬:黒天目)
左:還元したモノ 右:通常の黒天目
 「還元焼成」での焼き上がりは、箱内での温度や「もみ殻」の灰のかかり方などの変化が大きく、ランダムな結果になるようです。
 今回は、それぞれの茶碗に「マグネシアマット」「黒天目」の2種類を還元させてみました。
 「マグネシアマット」の方ですが、通常の釉掛けでは全体に白く砂糖がかかったような焼き上がりになります。
 それに対して、還元させた方は白さがなくなり、褐色化したような雰囲気の変化が起こっています。
 風合いとしては、結構、落ち着いたモノになりました。

 「黒天目」の方ですが、通常の釉掛けでは光沢のある真っ黒に焼き上がります。
 還元させた方は、思ってもみなかった赤みのある色合いがでました。
 赤みの変化の出た場所は、炭の熱が強く反応した場所のようです。
 一色で染め上げたモノと比べると、同じ釉薬と思えない大きな変化がでたことに、新鮮な驚きを得ました。
 陶芸は、化学変化に基づく化学(ばけがく)の世界ですが、本当に化けたモノができたことで、技法の奥深さを垣間見ることができました。
 
 まだまだ、未熟ですが、これからもいろいろな方法にチャレンジしてみたいと思っています。
 次回は、色土を練りこんだモノにチャレンジする予定です。
 色土は、赤津貫入土に顔料を練りこみ、土自体に色を与えたものです。
 どんな色合いになるか想像つきませんが、土自体に色がついていますので、釉掛けのモノとは、また違ったものになると思います。




小皿にオレンジ一色で『くじゃく』を絵付けしてみたら・・・@陶芸

今回の絵付けのネタ帳です。



 前回の作品に続き、同じ形での小皿が完成しました。
 器の形としては、前々回前回と引き続き貝をモチーフに形を造っています。
 前々回はベタな塗りで染め、前回は鮮やかな色合いを求めました。
 今回は、絵付けをしていますが、できるだけ色の選択を少なく、シンプルさを求めてみました。





 単色で絵付けするのも初めてなので、完成した時の雰囲気がどうなるか心配なところもありましたが、オレンジが綺麗に発色されたし、可愛い?感じになりました。
 シンプルな絵柄を描くときは、青呉須などでの抑えた色合いにした方が、上品さを表現できるのかもしれません。
 青呉須の一色では、古臭くなってしまう?と思っていたので、躊躇するところありましたが、完成した時の雰囲気は少し古さを感じるくらいが、シックリくるかもしれません。
 単に自分がそういう作品を、よく見ているからかもしれませんが・・・

 絵付けの下絵は、回数をこなすことで、少しはまとまりある姿を描くことができるようになってきました。
 この絵もデザイン集からのパクリなので、オリジナル性は皆無ですが(笑
 オリジナルっていうのは、自分の中にいろんな表現が蓄積されてから、やっと形にしていけるモノだと思うので、まだまだ、先人の力を借りて作品に反映していきます。
 今後は、茶碗を二つ作る予定です。
 茶碗は自家用のため、あまり絵付けのデザインをこらずに、シンプルに釉掛けして作るつもりですが、最近、陶芸教室fugaで新しい釉掛けの方法として、もみ殻を使った方法ができるようになりました。
 もみ殻を使うと、焼成時の化学変化がまた変わるようで、釉薬自体の表現が単色の深みに乏しいものから、ムラというかランダムな変化を起こすことができるようです。
 シンプルながらも、長く使える茶碗を目指して、久しぶりの造形に入っていきます。

 いつも絵付けに時間がかかるので、菊練りができなくなるんですよね(笑
ついでに、いろんな技法の基本も忘れています・・・ なかなか定着しないもので、レベルアップが中途半端になっていますが、マイペースに続けていくつもりです。




結構いい具合に色合いのバランスがとれた(はずの)鳥と花の小皿@陶芸

 陶芸の新作が、完成しました。
 以前からの貝の形をテーマにした皿3つの内、2つめです。

 今回の絵付けのテーマのネタ帳は、こちら「日本の文様①」。日本の伝統的な図案や装飾文様が多数のってます。
 オリジナルな絵を描けない小坊主には、必須のネタ帳です(笑



 まずは、鉛筆での下書きです。本来は当たりを付ける程度が望ましいので、しっかり描きすぎると絵具と混ざって良くないらしいのですが。
 小坊主は線がしっかり見えないと全体のイメージが掴めないので、いつも濃く線をのせてしまいます・・・

 一部、絵付けの絵具がのったところです。最近、絵具の配色がパターン化してて、新しい色や色の組み合わせを工夫できないかと悩んでいるところです。
 潔く一色で描き切れば良いんでしょうが、つい、色の配置に変化を持たせたくなってしまうのです。
 絵具を混ぜることで、水彩具のように新色をつくることもできるし、乗せ方の濃淡で表現することもできるので、色にコダワルならそういった技術を磨くのも方法ですね。

完成品がこちら。
 素焼に透明釉をのせて焼成することで、下地が一気に白くなります。
 白磁ではなく釉薬での白さなので、白さの具合も違うのですが、赤津貫入土だと絵具の色が素直に出てくれるので、気に入っています。
 本当は、白化粧土での装飾なども試してみたいのですが、まずは絵を描く修業からですね。
 今回の絵付けでは、絵具を混ぜてつくった紫が綺麗に発色してくれたのが、嬉しいポイントです。
 紫のつくりかたは、普通に赤と青を混ぜるのですが、赤が強すぎるとブドウ色のように赤みが強く出ますし、青が強いと黒っぽくなってしまいます。
 以前に普通の赤・青で上手くいかなかったため、桃とトルコ青という、もっと発色の明るいタイプを混ぜてみました。
 正直、混ぜている段階では暗めの紫に見えるので、焼成するまでどんな色合いで発色するか分かりません。そういった意味では、今回は自分の希望に近い紫が出せたと満足しています。



裏面に空きがたくさんあったため、何か描いた方が良いと思ったのですが、いろいろと描いていくエネルギーがなかったたため、適当なデザインを施してしまいました・・・
 少し子供っぽいデザインになってしまったところに、小坊主のオリジナリティの限界がでています(笑
 元からあるデザインをトレースやパクることはできても、オリジナルなデザインとして線や形を表現するのは、とても難しい。
 専門のデザイナーといっても、既存のデザインの組み合わせや配置の妙で、表現していることも多いと思うので、小坊主としてはもっとデザイン等の蓄積が必要ですね。
 問題は、小坊主の灰色の脳味噌では、記憶力に限界があるということですが(笑
 次の皿もある程度、絵付けが進んでいるので、来月には完成できると思います。
 皿の次は、自分が使うための茶碗の作成にはいります。
 通っている陶芸教室「fuga」では、新しい土で半磁器土と本業土の取り扱いが始まりました。
 本業土はザラッとした質感で、重量がちょっと軽めの土なので、茶碗には良さそうです。
 絵付けや釉薬の反応がどうなる土か分かっていませんが、一度、試してみたいと思います。
 ネットでいろいろ見ると、土の通販もあるので、自分で土を買って持ち込んでも、許してもらえないかな~なんて、勝手なことを想像してます。
 では、次の作品へ!




本能と感性に任せたら・・・やっちまった感が抑えられなくなった器@陶芸

 陶芸の新作が、焼き上がりました。
 いま、皿の別バージョンというか貝殻を真似て、ちょっと形を変えたものを作っています。

 最終的には、3~4枚ほど作る予定で、今回はその1枚目になります。
 本当は貝合わせのように、一対のもので源氏物語とか描ければ良いんですが、とてもそこまでの技量がないので、好きなように色を付けています。

 色を分けて、明るい感じにしつつ、補色の関係に色を合わせることで、それぞれの色が引き立たせられないかと思いまして、実験の意味も込めて、色の変化を持たせてみました。
 補色の関係については、まぁまぁということで、少しお互いの色が壊しあわないようにできたかなという感じです。
 ただ、筆で色をつけているため、広くダミを付けるのは難しくて、どうしてもムラができてしまいます。
 手作業モノなので、機会モノのようにプリントしたようにはいかないものだし、ムラも味として解釈してもらえれば、良いのですが・・・
 
 今回、もっとも残念な結果になってしまったのが、表面の中心のピンクです。
 自分が使っている絵具のピンクや赤は、焼成時に弾けやすいモノのようで、今回は強く弾けてしまいました。
 3枚目の写真が弾けた箇所ですが、ちょっと凸凹が目立ってしまいますね。
 手で触ってみても、ザラついた感触があり、絵具の選択は、もうちょっと考えても良かったところだと思います。
 あとは、足を付けてみたのですが、位置がいまいちだったらしく、少し安定感がありません。
 出っ張りの部分に荷重がかかると、倒れてしまいます・・・ここも、今後の改良ポイントですね。

 正直、料理を入れるには派手すぎるので、小物入れとして使う方が、マッチするかな?と考えています。
 今のところ、貝殻を真似た皿の素焼が1枚できていて、今日は同じような形のモノをもう1枚つくりました。
 3枚目まで、皿のストックができたら、ジックリと絵付けをしていく予定です。
 どんな絵を描くのが良いか、いろいろと美術館を巡ったりして、インスピレーションを得ることにします。
 明日は、Art倶楽部での定例鑑賞会で、東京国立博物館での「人間国宝展」を鑑賞してきます。
 工芸好きな小坊主としては、とても刺激が得られそうで、楽しみにしています。
 自分の陶芸にも、何かパク・・・・インスパイアされるモノがあることを、期待しています!







いろいろと実験した三者三様の小皿を3枚@陶芸

 家で使う小皿がなかったので醤油皿として使うために、3枚の皿をつくりました。

 それぞれ、どんな風に違いをつけるかちょっと悩みましたが、写真のような感じでそれなりに分けることが出来ました。
 まず、今回、他の皿と違って一番、変化を付けたのが真中の青い皿です。
 これは、赤津貫入土に青化粧土を塗って、青い色合いを出しました。
 青化粧土を上に塗っていて絵付けは出来ないので、下の写真のように青化粧土を削って模様をつけています。
青化粧 下絵
青化粧 下絵②
青化粧 焼き上がり
青化粧 焼き上がり②

 削ったところから、下地の白い面が出て模様になっているものです。
 ちょっと削った線が細かったので、写真では分かりにくいですが、模様の柄は毬と花です。
 裏面は適当に線を入れています。
 普段、化粧土を使ったことがないので、グレーの化 粧土がここまで青く発色するということに、驚きです。
 一般的に化粧土を使う場合、赤土に白化粧を施します。
 同じように削って模様を付けたりするのですが、下地が赤いので白地に赤い線が目立って、メリハリの付いた作品になります。
 釉薬でなく土を塗っているのに、ここまで色合いが変わるというのも、面白いところで、陶芸は本当に化学変化の創作なんだなということが分かります。
化粧土のバリエーションについては、今後も実験を続けてみたいですね!
 同じ皿でも制作方法を変えることで、結果を大きく変えることが出来るというのは、陶芸の魅力です。

 二枚目は、普通に絵付けです。
 柄は適当ですが、日常的に使うものだし、シンプルなものになるよう心がけました。
 色のバランスは、まぁまぁかな。

三枚目も、普通に絵付けなのですがもっとシンプルに青呉須で、日本画みたいにしてみました。
これが教室の他の方からは、一番、人気があったそうですが、理由が遠目に見ると西洋の帆船が描かれてるように見えて、目を惹いたからだそうです。
ただ、近寄ると普通に和風なので、あらぁ~とちょっとガッカリ・・・・
こっちが、えぇー!ってそんな反応?なんて、思ったりしますが人様の感じ方はいろいろ。自分の思ってもみなかったところに、アンテナが向いていたりして、奥が深いです。
自分の作りたいものと、人の欲しがるもの・魅力的なものは一致しないというギャップ。
ま、自分の欲しいものを追及するしかないかなという思いを新たにする今日この頃です。
表面は、そのまま船ですが、裏は分かりにくいと思いますが、「海老」です。
大事なことなので繰り返しますが、「海老」です(笑
個人的には、そこそこ上手く「海老」に出来たな!と満足しています。

さて、実用的なモノを形にしようと今回は小皿に挑戦したのですが、思ったより重い皿になったのが課題です。
市販の皿と素人の手作りを比べるのも何ですが、やはり自分の更は重いんですね。
使えないことはないし、三枚目の皿など醤油皿としては、とても使ってて楽しいんですが、いろいろと欲が出てきます。
もっと、薄く軽くできれば使いやすさもアップすると思うのですが、薄くしすぎると割れてしまいそうだし、電動ろくろではなく手びねり一筋なもので、もう「自分・・・不器用なんで」って、渋く言い放ちたい誘惑に襲われます。
そう言えば、なんでも許される気がする・・・ただし、イケメンに限る!とか返されると、心、折れてしまいますが(笑

陶芸のワザ!も、心のタフネス!も、まだまだ修行中。
小坊主から、大坊主への転身を夢見て、今後も精進します!




皿 化粧土へデザインしてみた



陶芸では、今、小皿を3枚製作中です。
三枚とも、絵付けのできる赤津貫入土で当初は普通に絵付けをするつもりだったんですが、今回は1枚は方法を変えてみることにしました。
今回、使ってみたのは化粧土です。
だいたいは、白土や赤土で形を作って高台等をつくる削りまでを行ってから、刷毛などで白い土を掛ける方法です。
この方法だと、絵付けは出来ないのですが、化粧土を針金等で削ることで模様を描くことが出来ます。
赤土の場合、この削ったところから赤土の赤が映えたり、反対に赤土に白い化粧土のデザインを施すことが出来ます。↓がサンプルです。

今回は元々が白い赤津貫入で、釉掛けをしても透明釉を掛けるため白い化粧土では、色が全く映えません。
そこで、青い化粧土を使いました。
なので、完成品は上の写真の削ってある個所に、青い下地に白い線でデザインが色分けされる形になります。
まだ、素焼きもしていないので、完成品は今と全く違った色合いになるはずなので、楽しみです。
線の太い細いが、青化粧にどれだけ変化を与えてくれるか分からないですが、本焼きをするまで、作品の雰囲気が分からないというところや予想外の変化が起こることもあるのが、陶芸の面白味の一つですね!

自分が通っている陶芸教室は、こちら。
本八幡fuga
千葉県市川市南八幡3-3-6
チケット制で、好きな時に自由に通うことが出来るのが魅力です。
月1回の教室のように、しっかり陶芸!をベンキョーするという感じではないですが、雰囲気が気楽で通いやすいです。

表も裏もかなり(自分なりに)頑張って『花』で埋め尽くした皿@陶芸

表面 絵付け中

裏面 絵付け中
表面 完成
裏面 完成
 三枚の皿シリーズが、やっと完成しました。
 今回の皿は大きめなのもありますが、絵付けを表裏面にしたのと、絵柄を花で埋めてしまったので、こちらを描くのにとても時間がかかりました。
 皿を作るのは1回で終わっているんですが、絵付けと釉掛けまでに4~5回ほどかかっています。
 結局、1ヶ月に2回程度しか作りに行っていないので、完成までに4ヶ月くらいかかりました。
 花の絵柄は、そこそこ描けたと思っています。
 いつも通り、絵柄集からのインスパイアですが(笑
色については、こちらもいつも通り派手になりました。
 今回はいくつか色を混ぜて作っていますが、紫を3種類とオレンジが混色によるものです。
 正直、紫はもっと赤みが欲しかった・・・
 紫!な色合いにならず、黒っぽくなってしまったのがとても残念です。
 反対にオレンジは、とてもいい色が出てくれました。
 色の配置は、適当に勘でやってますが、まぁまぁ殺しあわない程度に配置できたかなと思っています。
 全体的には、好みの感じに作り上げることが出来たので、満足しています。




絵付け中はもっと華やかになると思った『うさぎと月』の皿が@陶芸

下絵付け時

久しぶりに皿が1枚、完成しました。
ちょうど、秋ごろに作っていたのでうさぎと月で中秋の~を気取っていたところ・・・完成が結局、年明けになるという。
本焼きのタイミングが年末にかかってしまいズレてしまったのもあり、仕方ないですね。
正直、急いで作ってないので、完成時期はいつでも良いんですが(笑
今回は、ウサギの下の紫の草の部分の色がどう出るか心配していました。
絵の具に紫がないので、絵の具を混ぜて紫を作っているので、焼き上がりまでどう発色するか分からないのです。
今回は赤紫な感じで出てくれて、まあまあ良かったと思います。
紫がそのまま出ていると、また、違った雰囲気になったとは思いますが。
本焼き後

後は月と雲の水玉の部分がまあまあ明るく出てくれました。
ところどころ、本当は白色も入れていたのですが、残念ながらこちらは上手く発色せず・・・
これは、前の四季皿を作ったときに、竹に雪をあてたときも同じ結果になってしまったので、透明釉で白は難しいです。
とりあえず、全体的に落ち着いた雰囲気に収まったかなと思います。

一番下のものは、今、制作中のものです。
こちらも花がメインで、だいぶカラフルにしてしまってますが、色同士が殺しあわなければ良いなぁと思いつつ、色をたくさん入れてしまっています。
裏面にも花を描いているので、花だらけになるんですが・・・
こちらは、完成までまだまだ時間がかかりそうです(笑
制作中

意外と人気があった水玉~なポップなお皿@陶芸



皿の新作が出来ました。
途中、3枚を素焼きまで進めていたので、間が
空いてしまって時間がかかったけど、まずは
1枚目が完成です。
皿の形には特徴ないけど、大き目の皿に絵付
けをしてみたかったので、3枚分、楽しみです。

最初、こういうイメージにしようと決めていかな
かったので、黒地に赤で線を描こうかとかもう
少し落ち着いたものを考えていたのが、なぜか
こんなポップなモノになってしまいました。
本当はもっとシンプルにいきたいんですが、絵
付けを始めると、もっといろんな色を使いたいと
いう想いが強くて、なかなか赤・黒とか青呉須
のみ!と潔く思い切れないんですね。
せっかく作ったんだから、もっと多彩にしたいと
いう誘惑に勝てるようになりたい・・・

一番最初に筆を入れたのが、下の青線の部分
で、まずここに線を入れるのに悩んだ(笑
格子状に線を入れるか、丸にするか・・・モチー
フを決めていかないと、こういうところから悩む
んですね。
線を入れてからも、空いた空間に何を描くかが
なかなか出てこず、正直、水玉に逃げた感じが
あります。
結果的には、線と丸の抽象的なイメージにまと
まったかなと思うけど、軽く花や鳥などの動物、
デザイン的なものも描ければ良いのだけど、
イメージのストックが少ないのが弱点ですね。
こういうのは、もっと描く練習をしないとなと感じ
るところです。
元ネタもないのに、イメージを形に出来る人は
羨ましいです。技術的な修練も関係してると思
いますが、パターンの積み重ねですね。

最後の写真は、今、進めている2枚目の皿の
絵付けです。
これも黒地に金でウサギや月、雲を描いて蒔
絵的なイメージを持っていたんですが、そういう
方向にいかず、ポップな感じになりそうです。
ウサギの下の草は、濃いピンクで絵付けをして
みたので、これが焼き上がりでどう発色してくる
か・・・上手く全体をマッチしてくれば良いんです
が、少し心配なところですね。

3枚目の皿は、それこそ先にイメージを固めて
もっと細かい絵に挑戦したいと思っています。
完成は年明けになりそうですが・・・
気長にボチボチと続けて生きたいと思います。




絵付けは結構がんばれたけど、歪んでしまった鳥な箱物のもの@陶芸



 新作が出来ました。
こちらもなかなか時間がかかりましたが、何とか完成することが出来ました。
1番上の写真が製作途中のものです。
なかなか細かい絵柄にしてしまったため、下絵つけの段階で時間がかかったし、色合いが上手く出るか心配でした。
2番目以降が完成したものですが、透明釉を使ったおかげで、色が鮮やかに出すことが出来て、満足してます。
ただ、箱物の難しさで蓋の方が若干そってしまって、歪みが出てしまいました。
焼くまでは、そこまでの歪みを感じなかったのですが、製作過程での歪みを抑えきれてなかったようです。
絵のほうが望んだ感じで描けたので、とても残念です。
ま、初めての箱物としては上手くいった方だと思うので、これを良い経験にして次の作品に繋げていければと思います。
今は、皿の作成依頼を受けたので、直径で24cm程の大き目の皿を作っています。
3枚ほど作る予定ですが、絵付けをどうするか、今から思案中です。