本能と感性に任せたら・・・やっちまった感が抑えられなくなった器@陶芸

 陶芸の新作が、焼き上がりました。
 いま、皿の別バージョンというか貝殻を真似て、ちょっと形を変えたものを作っています。

 最終的には、3~4枚ほど作る予定で、今回はその1枚目になります。
 本当は貝合わせのように、一対のもので源氏物語とか描ければ良いんですが、とてもそこまでの技量がないので、好きなように色を付けています。

 色を分けて、明るい感じにしつつ、補色の関係に色を合わせることで、それぞれの色が引き立たせられないかと思いまして、実験の意味も込めて、色の変化を持たせてみました。
 補色の関係については、まぁまぁということで、少しお互いの色が壊しあわないようにできたかなという感じです。
 ただ、筆で色をつけているため、広くダミを付けるのは難しくて、どうしてもムラができてしまいます。
 手作業モノなので、機会モノのようにプリントしたようにはいかないものだし、ムラも味として解釈してもらえれば、良いのですが・・・
 
 今回、もっとも残念な結果になってしまったのが、表面の中心のピンクです。
 自分が使っている絵具のピンクや赤は、焼成時に弾けやすいモノのようで、今回は強く弾けてしまいました。
 3枚目の写真が弾けた箇所ですが、ちょっと凸凹が目立ってしまいますね。
 手で触ってみても、ザラついた感触があり、絵具の選択は、もうちょっと考えても良かったところだと思います。
 あとは、足を付けてみたのですが、位置がいまいちだったらしく、少し安定感がありません。
 出っ張りの部分に荷重がかかると、倒れてしまいます・・・ここも、今後の改良ポイントですね。

 正直、料理を入れるには派手すぎるので、小物入れとして使う方が、マッチするかな?と考えています。
 今のところ、貝殻を真似た皿の素焼が1枚できていて、今日は同じような形のモノをもう1枚つくりました。
 3枚目まで、皿のストックができたら、ジックリと絵付けをしていく予定です。
 どんな絵を描くのが良いか、いろいろと美術館を巡ったりして、インスピレーションを得ることにします。
 明日は、Art倶楽部での定例鑑賞会で、東京国立博物館での「人間国宝展」を鑑賞してきます。
 工芸好きな小坊主としては、とても刺激が得られそうで、楽しみにしています。
 自分の陶芸にも、何かパク・・・・インスパイアされるモノがあることを、期待しています!