鑑賞日:2018年4月
美術館:すみだ北斎美術館・北斎の描く「海」・「滝」の表現をたどる展覧会・北斎の弟子の作品もいくつかあり、北斎の作品と比較すると、明らかに北斎の作品の方が、デザインや色合いといいモダンで古臭さがない。
対して弟子の作品は固いというか、表現に洗練されたデザイン性が感じられない。
感性という点で、モダンなデザイン性の高さは北斎の魅力と再確認
遠近感のある作品もあり、立体さを感じられるのは北斎のスゴさ 画家の技術として、北斎が頭一つ抜きんでていることがよく分かった
・諸国瀧廻りでは、北斎の描いた絵と実物の写真をならべて比較できる展示もあり、江戸時代から時間が経過して瀧の規模が小さくなったのか、北斎がかなりディフォルメして描いたのか?、悩むのも楽しい。
〇今回の一品(お気に入り)『諸国瀧廻り 木曽路ノ奥阿弥陀ヶ瀧』瀧の流れ落ちる水の円形の独特さ、画中に人物が描かれることで作品に生気が宿っているように感じられる
〇展覧会チラシ