天空ノ鉄道物語@森アーツセンターギャラリー


天空ノ鉄道物語 天鉄のお時間です。


会期:2019年12月3日(火)~2020年3月22日(日)
チケット:1800円

展覧会チラシ



展覧会レビュー、浮世絵師5人(歌麿、写楽、北斎、広重、国芳)を一気見でお腹いっぱい「大浮世絵展」@江戸東京博物館


<概要>
展 示:大浮世絵展
鑑賞日:2019年11月
 
<評価>
混み具合  辛い/1・②・3・4・5/快適
作品の数 少ない/1・2・3・④・5/多い
さ   退屈/1・2・3・④・5/面白い
 
<構成>
1 喜多川歌麿
2 東洲斎写楽
3 葛飾北斎
4 歌川広重
5 歌川国芳

<感想>
・歌麿、何回みても女性の描き分けが細かすぎて違いが分からない。
「青楼十二時」という子の刻から亥の刻までの12区切りの時間帯で、遊郭でどんな生活が営まれているかを描いたシリーズ作品は、遊郭の日常を垣間見ることができる作っていない人間味のある生活感が魅力
・写楽、活動期間が約2年ととても短い・・画家そのものも謎が多い。
大判で役者のドアップ!、それぞれの役者、演目の役柄に合わせて役者の個性を巧みに描き分けている。役者の個性を強く感じさせる絵柄だが、歌麿の薄い絵柄からいきなり質が変わるので少し戸惑う
人物の目元、口元、輪郭からそれぞれの存在感をキッチリと描く技術の高さを感じる
・北斎・広重、見たことのあるメジャー作品も多い。広重の情緒ある雰囲気は癒される
・国芳、大画面!、密度の高いダイナミックな構成が印象的。
英雄物のテーマが多いせいか、人物が骨太で描かれる鯉やクジラもデカい
娯楽性はとても高いが、何回も見ていると重くなる(前半のいろいろなパターンをみてきて、最後にズシンとくる絵柄がちょっと辛い)
劇画としては、とても良くできている作品たち

<今回の一品(お気に入り)>

「3代目市川八百蔵の田辺文蔵」 
他の役者絵が目力を押し出している中で、悲しみなのか怒りなのか諦めなのか複雑さを感じる目が印象的
解説をよむに、借金のため自分の娘を遊女に売る場面を描いているとのこと。
物語を背景に絵を見直すと、「目」ひとつで多くの表情を見ていくことができる

<チラシ>



ブダペスト展@国立新美術館

ブダペスト ヨーロッパとハンガリーの美術400年

会場:国立新美術館  
会期:2019年12月4日(水)~2020年3月16日(月)
チケット:1700円

展覧会チラシ





通常料金でサウナも利用できる親切設計な銭湯『鶴の湯』@浅草、台東区

<銭湯について>
銭 湯 :鶴の湯
住 所 :台東区浅草5−48−4
最寄駅 :都営浅草線「浅草駅」
定休日 :木曜(祝日は前日が休み)
営業時間/14:00〜23:00

<設備>
シャンプー:あり
お風呂  :普通、シルク湯、座風呂、露天、電気湯、ラドン湯、ジェット湯
水風呂  :あり
サウナ  :あり(無料)
湯の温度 :42〜44℃

<評価>
混み具合 辛い/1・2・③・4・5/快適
快適さ  悪い/1・2・3・④・5/良い
清潔さ  汚い/1・2・③・4・5/キレイ

<感想>
 浅草は今戸神社の近くということで、浅草界隈でもかなり奥まったエリアにあり、観光客はほぼ来ないですね
 外観は破風屋根の立派な造り、内部はそれなりに古さはあるが手入れされています。
 脱衣場の天井は格子天井、年月経た黒さが渋さを引き立てます。
 壁絵は白タイルで特になし
 サウナが珍しく入湯料込み(460円)で利用できたので、久しぶりに汗を出しました。
 大した金額ではないのに余計な出費はイカン!(サウナは好き)と、サウナ利用を避ける小坊主としては嬉しい設定です
 露天風呂もありますが、場所柄そとが見えるような開放感があるものではなく、広くもありません。
 が、外の空気を感じながら休憩できるだけで、ユッタリした時間を過ごせます。
 ここの銭湯は風呂タイプの種類が多く、湯温も低めなので少しずつつまみ食いする感じで、いくつかの風呂を流しで楽しめます。
 シンプルな構成の銭湯も多いので、いろいろと設備が充実している銭湯は頑張っているな〜と嬉しくなります。
 小坊主が訪問したのは、ちょうど隅田川花火大会の開催日だったので、利用者が多かったのか15名ほどの利用者がいました。
 常連らしき人も今日は多いねと雑談していたので、普段はもっと落ち着いているのかもしれません。
 脱衣場で風呂上がりに浴衣に着替えている人もいたので、サッパリして花火に出かけるというのも、浅草らしさを感じます。

<写真>


ミナ ペルホネン/皆川 明 つづく@東京都現代美術館

ミナ ペルホネン/皆川 明 つづく

会場:東京都現代美術館  
会期:2019年11月16日(土)~2020年2月16日(日)
チケット:1500円

展覧会チラシ



展覧会レビュー、フランス近代絵画・印象派の粒ぞろいの作品が勢ぞろい「コートールド美術館展」@東京都美術館

<概要>

展 示:コートールド美術館展
鑑賞日:2010年10月
場 所:東京都美術館
 
<評価>
混み具合  辛い/1・2・3・④・5/快適
作品の数 少ない/1・2・3・④・5/多い
さ   退屈/1・2・3・4・⑤/面白い
 
<構成>
1 画家の言葉から読み解く
2 時代背景から読み解く
3 素材・技法から読み解く

<感想>
・サミュエル・コートールド(1876~1947)の私的コレクション。フランス近代絵画のコレクションで、印象派の作品(セザンヌ、モネ、ルノアールなど)が多数。
印象派の大物たちの作品が一堂に見られるので、そこそこの混雑を予想していたが余裕もって鑑賞できた。
同時期に開催していた「ゴッホ展」(上野の森美術館)に人が流れていたのかも?
ゴッホの作品は、ほんの数点しかなかった
・印象派の有名どころの作品が多いこともあって、良作が多い
セザンヌやモネは風景、ルノワールやマネは人物とそれぞれの画家がテーマに選ぶ対象が分かれていて、絵のタッチやモチーフの選び方を比べていくと、同じ印象はといっても目指す方向が違っていて面白い
同時期に生きていた人たちなので、それぞれが影響しあいいろいろな技法や表現方法の実験もしていたのだろうと想像できる
・時代として社会が近代化していく過程にあったこともあり、大衆化が進んでいることや生活様式が多様化していく影響を感じる
古典的な肖像画とは違う、生身の人物たち、生活感にあふれた街角、都市や自然の景色など、多様な魅力がちりばめられた作品が揃っている
・人物の描かれた作品としてどれも違った魅力があり、一品を選ぶのが難しかった
ルノワール「桟敷席」
マネ「フォリー=ベルジェールのバー」 
ドガ「踊り始めようとする踊り子」

<今回の一品(お気に入り)>

「フォリー=ベルジェールのバー」 
人物の表情や存在感(娼婦でもあるヒトとしての背景)、背景に描かれる場(ミュージックホール)、描き方(鏡像)など見方も解釈もいろいろな要素が入っていて、時間をかけて見直したくなる
大衆化された社会の魅力(雑多さやエネルギー)もあり、その時代らしい絵と感じる

<チラシ>





人、神、自然展@東京国立博物館


人、神、自然展 ザ・アール・サーニ・コレクションの名品が語る古代世界

会期:2019年11月6日(水)~2020年2月9日(日)
チケット:620円

展覧会チラシ