スカイツリーからも歩いて行ける熱々の湯『黄金湯』銭湯@錦糸町、押上

 銭湯 巡礼の旅、5軒目・・・墨田区は錦糸町の「黄金湯」です。錦糸町公園、オリナス付近の住宅街の中にある銭湯です。


 建物はコンクリート造で、シンプルです。
 湯につかった後から分かったのですが、銭湯の後ろに住宅棟がくっ付いていて、マンションと一体型の銭湯でした。
 想像ですが、もともと銭湯のあった土地を資産運用の一環で賃貸マンションと合わせた開発をした地権者だったのかも?などと、知らなくて良いことをいろいろと想像してしまいました(笑


 本題の風呂ですが、住宅と一体型のためか、これまで良くあった天井の高い銭湯ではなく、ややこじんまりした脱衣場と浴場となっています。
 こちらは、毎週、日曜は生レモンの湯ということで、計3つある風呂のそれぞれに生レモンが入っていました。
 離れて入浴していると分からないのですが、近くで水を入れながら入浴していた小坊主には生レモンの爽やかな香りが漂い、生レモン湯を満喫できました。

 訪問時間が、16時ごろと開店からすぐだったためか、元からなのか分からないのですが、お湯が熱いんです・・・単に小坊主が熱い湯が苦手なだけかもしれませんが、湯につかった足が赤く変色するような熱さは困るので、他に誰も湯に浸かっていない時は、水を入れてしまいます。

 今回の訪問時は、猛暑の中、汗だくで建築巡りなどした後だったので、銭湯の有難味をヒシヒシと感じましたね!
 湯上りのサッパリとした爽快感!は、最高です。
小坊主も立派なオヤヂ化が進行しているため、汗にも若かりし頃のようなさっぱり感がなく、粘着性が出てきてしまっております。
 銭湯はそんな汗を含め、いろんなモノを流し去ってくれるので、良いストレス発散になります。

 この黄金湯で印象に残ったのは脱衣場に棚が置かれていて、いくつも常連客の桶が入れてあったことですね。それこそ、何十個もの桶が並べられていて、そこそこな数の常連客がいることが分かりました。
 住宅街が近いせいか、フラッとやってくる常連客もいるかと思いますが、前回の「幸楽湯」と違って、賑わいの雰囲気があるだけでもこちらの気分も明るくなります。
 人の多すぎる銭湯はイヤですが、寂しい銭湯というもの悲しくなってしまうので、小坊主が楽しめる範囲ではやっているのが望ましい(笑

 そんな勝手な感想は置いておいて、次なる巡礼の地へ赴きたいと思います。
 巡礼地100軒を完走できるのは、何時になることか・・・巡礼の旅路は長くなりそうです。





NHK美の壺 「銭湯」

 こちらに載っているような銭湯はなかなか無いですが、読んでから銭湯を訪問すると、また違った見方と味わい方ができるのでお勧めです。

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黄金湯
東京都墨田区太平4丁目14−6 金澤マンション 1F
営業時間/15:30~24:00
定休日/不定休

看板ないから分からないよ!シンプルなお湯『幸楽湯』銭湯@本所吾妻橋、墨田区

 錦糸町~両国の間にある銭湯「幸楽湯」へ行ってきました。
 外観を見てわかる通り、看板がありません・・・
 そのため、知ってる人でないとなかなか入りにくい雰囲気があります。

 番台のオネイサンは、気前よく巡礼手帳に押印くれました。
 脱衣場、浴場ともに天井が高く、広々と開放感があります。設備は時代を経た渋さがありますが、よく清掃されていて無駄なものもないので、不快な感じはしません。
 
 浴場は、大風呂×1・小さめの泡ぶろ×1・カランが20程とこじんまりしています。
 週替わりの薬湯いったものはなく、浴室の壁面等に富士山とか描かれているわけでもないので、ほかにすることもなく本当にシンプルに風呂につかる!行為に没頭できます。
 訪問したのは、日曜の16~17時ごろと開店まもない時間だったこともあるのか、もとからこんなものなのか分かりませんが、他に数人のお客しかいませんでした。
 人の少ない分、気楽な開放感に浸りながら、悠々とした風呂タイムを過ごすことができました。

 正直、場所がら駅に近いわけでもなく、周囲に人の集まるスポットがあるわけでもないので、地域の住民がフラッとやってくる銭湯だと思うので、混むこともないんじゃないでしょうか。
 自分のように巡礼者でなければ、わざわざ駅から徒歩10分以上かけてやってくる人もいないと思うので、つぶれやしないかと心配です。
 近隣の銭湯を巡礼マップをもとに調べましたが、やはり廃業が多いので、なおさら心配です。

 銭湯という文化がいつまで維持できるのか心配ですが、こういう地域に根差した銭湯に存続していって欲しいです。







NHK美の壺 「銭湯」

 こちらに載っているような銭湯はなかなか無いですが、読んでから銭湯を訪問すると、また違った見方と味わい方ができるのでお勧めです。

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幸楽湯
住所/東京都墨田区亀沢4-24-7
営業時間/15:30~23:00
定休日/第1・3・4土曜日

展覧会レビュー、フラグメント 未完のはじまり展@東京都現代美術館

 定例鑑賞会で訪問した東京都現代美術館で開催されていた「MOTアニュアル フラグメント 未完のはじまり」展の記録です。

 東京都現代美術館で毎年、日本の若手作家による現代アートの動向を紹介する展覧会だそうです。 今年で、13回目になるようですね。
 現代アートは、人によって好き嫌いがハッキリ分かれるジャンルですので、何ですが今年はこれまでと違うジャンルにチャレンジ!ということで、現代アートに関する展覧会も積極的に取り組んでいます。

 今回の展覧会では、6人/組の若手作家が展示を行っているということで、展示手法も素材・題材も多様な展示を鑑賞しました。
 展覧会のキーワードでもある「フラグメント」・・・”断片”や”かけら”を意味するモノとして、展示を構成することになっているようで、展示作品には小物・ミニマムなモノが多数ありました。
 展示の手法もミニマムに、作品の主張も細かくミニマムにしたためか分かりませんが、作品名と展示物をつなげる作業が大変に難しかった。
 自分はアート作品を読み解くということができるわけではないので、そもそもどうでも良いことなのかもしれませんが、つい題名と解説があるとそれと作品にどんなつながりがあるのか探そうとしてしまいます。

 そういう意味では、現代アートはそもそも題名がないし、解説はあっても主観的すぎて全く分からないということも多いため、小坊主にとっては未開拓のジャンルです。
 最近は、変に理解しようとすることも解説を通して自分に取り込むということも止めて、作家の発想と造形の妙を楽しむようにしています。
 そういう意味では、もっとデザイン的にグッとくるモノがあっても良いのですが、アフリカンアートに感じたデザイン的な自由さには、現代アートでは出会うことができていません。

 現代アートが作家の何かを表現しようといろいろ手法や方向を工夫しているのは分かるんですが、自分にとってはパッションや精神性が足りない気がします。

 何でですかね?

 今回の展覧会で、一部、撮影可能な作品があったので、そちらをアップしています。
 来年も違う作家の展示があるのだと思うので、何か変化があるものか来年もできたら鑑賞に来たいなと思います。







39(サンキュー)アート in 向島2014@散策

 向島界隈で毎年、39アートin向島なるイベントが開催されているということで、行ってきました(かなり過去のネタを今更のアップで、スミマセン)

 
 向島界隈には、昔ながらの一軒家等を活用したギャラリーがいくつかあるということで、そちらを見て回りつつ散歩の達人を片手にかつての赤線地帯を散策してみました。
 散歩の達人いわく、赤線地帯の~だったタイル張りの建物等があるらしいのですが、地理に疎い小坊主には該当する建物を発見できず、周辺の長屋的な建物や歴史の色の濃い街の雰囲気を味わう程度の散策となってしまいました。
 機会あれば、もっとシッカリとこの周辺を散策してみたいと思っています。

 今回はアートイベントを回るということで、まずは写真家の展示が開催されているギャラリー「reminders photography strongholdギャラリー」へ。
 こちらのギャラリーでは、外国の方が撮影してきたエジプトの写真・映像が展示されていました。
 写真・映像の内容は、「エジプトの春」ということでなかなか迫力あるモノが多かったです。
 展示方法はプロジェクターで写真等を映していくというスタイルのため、ジックリと作品を見ていくということはできなかったですが、小さめのギャラリーでの展示としては、ままある方法でしょう。
 面白かったのは、ギャラリーの2階が作家のお泊りスペースになっているということで、宿泊しながら展示会をやっているようでした(笑
 外国からの人としては展示もさることながら、リーズナブルに滞在しつつ日本を回れる拠点を得られるというのは、十分なメリットがあるのかもしれません。




 39アートに参加しているカフェも紹介されていたため、散策がてらそちらにも行ってみました。
爬虫類館分館という名前でガイドブックにも載っているお店が案内図にあったため、訪問してみました。前にも来たことあるような気がしたのですが、キラキラ橘商店街のところにあるカフェでした。
 中は2階が居住スペース?展示スペース?になっているようで、イベントもあるようです。39アートにちなんだ、500円でのお茶セットがあるということで、そちらをいただきました。
 クッキーとティーで一服・・・店内の渋めのインテリアを眺めつつ、休憩です。
 錦糸町・押上界隈は、店で賑わっている!という雰囲気はないですが、建物や下町の雰囲気を活かした店が所々に点在していて、賑わっているわけでも寂れきっているわけでもない面白いエリアです。
 ある意味、落ち着いていて商売っ気のないのが、気にいっています。
 元から縁のないエリアですが、表参道とか六本木とか洒落乙なエリアには、興味がなくなってしまいました。
 小坊主が老化したためか、感性が変化したためか、元からジジ臭いのか・・・そのあたりは、あまり突っ込まずにソッとしておきましょう。
 さて、散策を続けキラキラ橘商店街を抜けて、次のギャラリーへ向かいます。こちらの商店街で、有名らしいのがコッペパンの店です。
 以前に一度、賞味したことあるのですが、今回は残念ながらコッペパンは売り切れていました。


 商店街を抜けて、一軒家を展示場として活用しているギャラリー「あをば荘」へ。
 こちらも映像を使った作品が、メインで展示されていました。
 この急な階段と壁のくすみ具合が日本家屋!2階の展示も父と子の会話を録音したモノが流されていて、独特の雰囲気がありました。
 こういう辺鄙(失礼)な場所で、ギャラリーを開設するメリットって何かあるんでしょうかね?

 作家としては、安い場代で作品を展示するスペースを得られるのかもしれないし、展示の制約も少ないと思うので、勝手がきくのかもしれません。
 お客は少なそうですが・・・ただ、作家やギャラリー同士のネットワーク上で機能している場合もありますので、今の時代、場所にとらわれる必要はないかもしれません。

 希望としてはもっと街歩きが活発になり、展示や作品、作家の活動が根付いたイベントが増えていくと、開催する方も参加する方も充実したモノになりそうです。
 もう、参加人数とかそういったモノを追う時代ではないのだろうとは思いますが、コンテンツだけが浮いた形にならないイベントができると、街の魅力も増すんじゃないでしょうか。
 日本の街は、海外の街と比べてやはり建物等の歴史的な雰囲気や魅力が乏しいので、街の色や個性に味わいが出てきてほしいですね。






安兵衛寿し(夜の部)@錦糸町

 以前にランチに訪問した安兵衛寿に、夜の晩酌コースがあったので、どれどれ?と再訪してみました。





 扉を開けると、常連客らしき人たちでカウンターは満席。昼に訪問した時は、他にお客がいなかったのですが、夜はそれなりにお客が入っているようで、安心しました。
 大将はあまり話すイメージなかったのですが、カウンターのお客とはいろいろ会話が弾んでいました。
 寿司屋っていうのも面白い商売ですね。客の目の前で仕事しつつ、客と会話しコミュニケーションの距離がとても近い。
 まがりなりにも寿司屋というものにくると、回転ずしは好きですが、やはりちょっと味気ない気分になってしまうものです。
 
 今回、頼んでみたのは「晩酌セット 2,000円」
 セット内容は、熱燗1本・刺身の盛り合わせ、小鉢×1、巻物×6カンです。
 熱燗は本当に熱燗で、持つのが難しかったくらい。もうちょっと温燗だったら良かったのですが、まぁ、酒にウルサイ方でもないのでチビチビと飲んでいきます。
 つまみですが、鮮度が良ければ、刺身はなんでも美味い。刺身が美味いと日本酒も美味い(笑
 最後のアラ汁も出汁が染みていて、週末の疲れた心と体を癒してくれました。
 
 本当は追加で、数カンでも寿司を食べたかったのですが、ゆっくりと食べたこともあり、晩酌セットで満腹のため晩酌セットのみで大人しく退店しました。
 軽く摘まみつつ飲むには、ちょうどいいセットです。また、タイミングを見て訪問したいと思います。

 次は、フグの鍋セットでも行ってみたいですね!

小皿にオレンジ一色で『くじゃく』を絵付けしてみたら・・・@陶芸

今回の絵付けのネタ帳です。



 前回の作品に続き、同じ形での小皿が完成しました。
 器の形としては、前々回前回と引き続き貝をモチーフに形を造っています。
 前々回はベタな塗りで染め、前回は鮮やかな色合いを求めました。
 今回は、絵付けをしていますが、できるだけ色の選択を少なく、シンプルさを求めてみました。





 単色で絵付けするのも初めてなので、完成した時の雰囲気がどうなるか心配なところもありましたが、オレンジが綺麗に発色されたし、可愛い?感じになりました。
 シンプルな絵柄を描くときは、青呉須などでの抑えた色合いにした方が、上品さを表現できるのかもしれません。
 青呉須の一色では、古臭くなってしまう?と思っていたので、躊躇するところありましたが、完成した時の雰囲気は少し古さを感じるくらいが、シックリくるかもしれません。
 単に自分がそういう作品を、よく見ているからかもしれませんが・・・

 絵付けの下絵は、回数をこなすことで、少しはまとまりある姿を描くことができるようになってきました。
 この絵もデザイン集からのパクリなので、オリジナル性は皆無ですが(笑
 オリジナルっていうのは、自分の中にいろんな表現が蓄積されてから、やっと形にしていけるモノだと思うので、まだまだ、先人の力を借りて作品に反映していきます。
 今後は、茶碗を二つ作る予定です。
 茶碗は自家用のため、あまり絵付けのデザインをこらずに、シンプルに釉掛けして作るつもりですが、最近、陶芸教室fugaで新しい釉掛けの方法として、もみ殻を使った方法ができるようになりました。
 もみ殻を使うと、焼成時の化学変化がまた変わるようで、釉薬自体の表現が単色の深みに乏しいものから、ムラというかランダムな変化を起こすことができるようです。
 シンプルながらも、長く使える茶碗を目指して、久しぶりの造形に入っていきます。

 いつも絵付けに時間がかかるので、菊練りができなくなるんですよね(笑
ついでに、いろんな技法の基本も忘れています・・・ なかなか定着しないもので、レベルアップが中途半端になっていますが、マイペースに続けていくつもりです。