米国人が撮った1月の日本@動画
January in Japan from Scott Gold on Vimeo.
「1月の日本」(Scott Gold)
スコット・ゴールドさんが、日本の旅行時に撮影した外国人から見た日本の景色。
改めて動画で見ると、日本の景色の美しさに心洗われます。
普段、忙しさに流されて忘れているものが、沢山あることを思い出します。
展覧会レビュー、7月 定例鑑賞会 世界報道写真展2014@東京都写真美術館
Art倶楽部(美術館巡り)で、毎月、開催している定例の美術鑑賞会の内容です。
年間の予定通り、7月は東京都写真美術館で開催されている「世界報道写真展2014」を鑑賞に行きます。
世界報道写真展2014@東京都写真美術館
http://syabi.com/contents/
開催日/7月27日(日)
集合時間/14:00
集合場所/チケット売り場
毎年、恒例の世界報道写真展の鑑賞会です。
今年は昨年より紛争関係の写真が少ないようですが、世界
毎年、見ごたえのある展覧会ですので、楽しみにしていま
ちなみに、こちらで今年の世界報道写真展のギャラリーを見ることができます。
写真展のすべての写真が日本でも展示されるわけではないので、他にも印象的な写真がないか探してみるのも良いかもしれません。
画像と大判の写真では、印象がいろいろ違ってくるので、画像と実際に見た自分の感情を比べてみると面白いと思います。
人間国宝展 2014年@東京国立博物館 展覧会レビュー
また、過去のネタですが「人間国宝展 ― 生み出された美、伝えゆくわざ―」へ行きました。
クリーブランド美術館展も同時開催だったのですが、こちらの方が強く印象に残っています。
展示内容で面白かったのは、古典の作品と古典の魅力を新たに表現した現代の作家の作品を並べて展示していたことです。
並べて比較すると、作家による変化・共通点をじっくりと見ていくことができて、とても素晴らしかったです。
奈良三彩壺@奈良時代 |
三彩花器「爽容」@加藤卓男 |
志野茶碗 銘「広沢」@美濃(安土桃山時代~江戸時代) |
志野茶碗@荒川豊蔵 |
朝鮮唐津一重口水指@美濃(江戸時代) |
朝鮮唐津耳付水指@中里無庵 |
小坊主としては、特に志野茶碗と朝鮮唐津水指が、とても魅力的でいつか似たモノの作成にチャレンジしてみたいです。
志野茶碗の自然な赤色、朝鮮唐津のドップリとヒビ割れるほどの白釉は、自分の陶芸の分野にはない魅力があるので、目を奪われます。
自分もいつも陶芸のネタをネタ帳からパクってますが、修業の基本は真似事から!・・・造ってみたいと思える作品に出会えたことは、とても幸運です。
さて、ここからは現代工芸家(人間国宝)の作品で、印象深かったモノを見ていきます。
金彩銀壺「山背」@増田三男 |
縮緬地友禅訪問着「歓喜」@上野為二 |
草白釉釉描加彩翡翠図四角隅切筥@藤本能道 |
濁手つつじ草花地文蓋物@酒井田柿右衛門(14代) |
赤とんぼ蒔絵箱@松田権六 |
曲輪造彩漆鉢@赤地友哉 |
布目象嵌露草文銀四分一接合水指@鹿島一谷 |
截金彩色飾筥「花風有韻」@江里佐代子 |
耀彩壺「恒河」@徳田八十吉 |
平文輪彩箱@大場松魚 |
蒟醤櫻花欄漫盆@磯井正美 |
沈金箱「篁」@前史雄 |
放射文乾漆盛器@増村紀一郎 |
蒔絵螺鈿八稜箱「彩光」@室瀬和美 |
どの作品も完成度が素晴らしく、技術というより”わざ”と呼ぶに相応しいオーラのような存在感が溢れていて、見入ってしまいました。
デザイン的には古典的なモチーフを描きながらも、表現技術は現代の”わざ”を通して、色合いといいモチーフの構成といい、新しい世界が表現されています。
現代アートにありがちなパッと見のインパクトや、自己満足臭さなどは違う、蓄積された表現力には敬意を覚えます。
見せ方のインパクトに拘らず、”わざ”で魅せる・・・乾いた小坊主の心にも、グッときます!
とても濃密な時間を過ごすことのできた展覧会で、小坊主は満足です。
東京国立博物館では、今年の10月15日から12月7日まで「日本国宝展ー祈り、信じる力ー」を開催するようです。
寺社仏閣にある絵画や彫刻・工芸ということで、人間国宝展よりは、かなり渋い展覧会になりそうですが、今度は日本の国宝展ということで、期待しています。
結構いい具合に色合いのバランスがとれた(はずの)鳥と花の小皿@陶芸
陶芸の新作が、完成しました。
以前からの貝の形をテーマにした皿3つの内、2つめです。
今回の絵付けのテーマのネタ帳は、こちら「日本の文様①」。日本の伝統的な図案や装飾文様が多数のってます。
オリジナルな絵を描けない小坊主には、必須のネタ帳です(笑
まずは、鉛筆での下書きです。本来は当たりを付ける程度が望ましいので、しっかり描きすぎると絵具と混ざって良くないらしいのですが。
小坊主は線がしっかり見えないと全体のイメージが掴めないので、いつも濃く線をのせてしまいます・・・
一部、絵付けの絵具がのったところです。最近、絵具の配色がパターン化してて、新しい色や色の組み合わせを工夫できないかと悩んでいるところです。
潔く一色で描き切れば良いんでしょうが、つい、色の配置に変化を持たせたくなってしまうのです。
絵具を混ぜることで、水彩具のように新色をつくることもできるし、乗せ方の濃淡で表現することもできるので、色にコダワルならそういった技術を磨くのも方法ですね。
完成品がこちら。
素焼に透明釉をのせて焼成することで、下地が一気に白くなります。
白磁ではなく釉薬での白さなので、白さの具合も違うのですが、赤津貫入土だと絵具の色が素直に出てくれるので、気に入っています。
本当は、白化粧土での装飾なども試してみたいのですが、まずは絵を描く修業からですね。
今回の絵付けでは、絵具を混ぜてつくった紫が綺麗に発色してくれたのが、嬉しいポイントです。
紫のつくりかたは、普通に赤と青を混ぜるのですが、赤が強すぎるとブドウ色のように赤みが強く出ますし、青が強いと黒っぽくなってしまいます。
以前に普通の赤・青で上手くいかなかったため、桃とトルコ青という、もっと発色の明るいタイプを混ぜてみました。
正直、混ぜている段階では暗めの紫に見えるので、焼成するまでどんな色合いで発色するか分かりません。そういった意味では、今回は自分の希望に近い紫が出せたと満足しています。
裏面に空きがたくさんあったため、何か描いた方が良いと思ったのですが、いろいろと描いていくエネルギーがなかったたため、適当なデザインを施してしまいました・・・
少し子供っぽいデザインになってしまったところに、小坊主のオリジナリティの限界がでています(笑
元からあるデザインをトレースやパクることはできても、オリジナルなデザインとして線や形を表現するのは、とても難しい。
専門のデザイナーといっても、既存のデザインの組み合わせや配置の妙で、表現していることも多いと思うので、小坊主としてはもっとデザイン等の蓄積が必要ですね。
問題は、小坊主の灰色の脳味噌では、記憶力に限界があるということですが(笑
次の皿もある程度、絵付けが進んでいるので、来月には完成できると思います。
皿の次は、自分が使うための茶碗の作成にはいります。
通っている陶芸教室「fuga」では、新しい土で半磁器土と本業土の取り扱いが始まりました。
本業土はザラッとした質感で、重量がちょっと軽めの土なので、茶碗には良さそうです。
絵付けや釉薬の反応がどうなる土か分かっていませんが、一度、試してみたいと思います。
ネットでいろいろ見ると、土の通販もあるので、自分で土を買って持ち込んでも、許してもらえないかな~なんて、勝手なことを想像してます。
では、次の作品へ!
以前からの貝の形をテーマにした皿3つの内、2つめです。
今回の絵付けのテーマのネタ帳は、こちら「日本の文様①」。日本の伝統的な図案や装飾文様が多数のってます。
オリジナルな絵を描けない小坊主には、必須のネタ帳です(笑
まずは、鉛筆での下書きです。本来は当たりを付ける程度が望ましいので、しっかり描きすぎると絵具と混ざって良くないらしいのですが。
小坊主は線がしっかり見えないと全体のイメージが掴めないので、いつも濃く線をのせてしまいます・・・
一部、絵付けの絵具がのったところです。最近、絵具の配色がパターン化してて、新しい色や色の組み合わせを工夫できないかと悩んでいるところです。
潔く一色で描き切れば良いんでしょうが、つい、色の配置に変化を持たせたくなってしまうのです。
絵具を混ぜることで、水彩具のように新色をつくることもできるし、乗せ方の濃淡で表現することもできるので、色にコダワルならそういった技術を磨くのも方法ですね。
完成品がこちら。
素焼に透明釉をのせて焼成することで、下地が一気に白くなります。
白磁ではなく釉薬での白さなので、白さの具合も違うのですが、赤津貫入土だと絵具の色が素直に出てくれるので、気に入っています。
本当は、白化粧土での装飾なども試してみたいのですが、まずは絵を描く修業からですね。
今回の絵付けでは、絵具を混ぜてつくった紫が綺麗に発色してくれたのが、嬉しいポイントです。
紫のつくりかたは、普通に赤と青を混ぜるのですが、赤が強すぎるとブドウ色のように赤みが強く出ますし、青が強いと黒っぽくなってしまいます。
以前に普通の赤・青で上手くいかなかったため、桃とトルコ青という、もっと発色の明るいタイプを混ぜてみました。
正直、混ぜている段階では暗めの紫に見えるので、焼成するまでどんな色合いで発色するか分かりません。そういった意味では、今回は自分の希望に近い紫が出せたと満足しています。
裏面に空きがたくさんあったため、何か描いた方が良いと思ったのですが、いろいろと描いていくエネルギーがなかったたため、適当なデザインを施してしまいました・・・
少し子供っぽいデザインになってしまったところに、小坊主のオリジナリティの限界がでています(笑
元からあるデザインをトレースやパクることはできても、オリジナルなデザインとして線や形を表現するのは、とても難しい。
専門のデザイナーといっても、既存のデザインの組み合わせや配置の妙で、表現していることも多いと思うので、小坊主としてはもっとデザイン等の蓄積が必要ですね。
問題は、小坊主の灰色の脳味噌では、記憶力に限界があるということですが(笑
次の皿もある程度、絵付けが進んでいるので、来月には完成できると思います。
皿の次は、自分が使うための茶碗の作成にはいります。
通っている陶芸教室「fuga」では、新しい土で半磁器土と本業土の取り扱いが始まりました。
本業土はザラッとした質感で、重量がちょっと軽めの土なので、茶碗には良さそうです。
絵付けや釉薬の反応がどうなる土か分かっていませんが、一度、試してみたいと思います。
ネットでいろいろ見ると、土の通販もあるので、自分で土を買って持ち込んでも、許してもらえないかな~なんて、勝手なことを想像してます。
では、次の作品へ!
かなまら祭り2014@川崎大師 金山神社 散策(下ネタ注意)
以前より何度も行きたいと思いつつ、機会を逃していた「かなまら祭り」へ行った際の記録を残します。
一部の人に人気かつ有名らしい「かなまら祭り」。近年は、外国人に有名らしいです。
どういう経緯?で外国人にこの祭りの情報が流れ、どう説明されているのか?と、興味尽きないところありますが、早速、写真とともに振り返っていきたいと思います。
*ここから先は、基本、下ネタな写真しかありませんので、ご注意ください。
かなまら祭り」は、川崎大師駅に近い「若宮八幡宮(金山神社)」で、毎年、4月の第一日曜に開催されます。
川崎大師駅に降り立ったところ、早速、外国人だらけです。
正直、東京にいても住んでいる場所のせいかスカイツリー付近で、外国人の観光客が増えたなという印象だったものが、川崎大師では観光客の3割程度は外国人でした。
川崎大師に参拝した時は、外国人の姿など影もなかったのに、今日この時だけは何らかのネットワークによって引き寄せられた外国人の皆様が集結しているようです。
フラフラと人の流れについて行ったところで、若宮八幡宮に到着・・・そこで、さっそく見えたのは、かの有名な「エリザベス神輿」!!
実物は想像よりも、大きゅうございました。
「エリザベス神輿」は、浅草橋にある女装クラブ「エリザベス会館」から寄贈されたものだそうで、毎年、「エリザベス」の皆様がバスに乗って、神輿をかつぎに来られるそうです。
今年で、「エリザベス」の皆様の参加もン十年になるとかで、「かなまら祭り」に「エリザベス神輿」が奉納された経緯が知りたい。
「かなまら祭り」では3基の神輿が練り歩くことになっており、先ほどの「エリザベス神輿」のほかに、「かなまら舟神輿」(鉄製)に「かなまら大神輿」(木製)があります。
で、こちらは「かなまら舟神輿」で、日立造船から奉納された鉄製の神輿になります。
金山神社の神様は、「かなまら様」といい「性と鍛冶屋」の神様だそうです。
鍛冶つながりで日立造船から奉納されたものと想像できますが、これを造るよう依頼された方はどう思ったのか知りたい。
金玉(きんぎょく)と万古(ばんこ)という日本酒の名前です。
お祭り自体が直球ですが、販売物も直球です(笑
外国のお子様がなめているのは、飴です。
お土産として大人気で、すごい行列ができていました。テンションあがった外国人のマダムが頭に乗せてちょんまげスタイルで闊歩している姿が忘れられません。
先の3基の神輿は、昼12時ごろに神社を出て川崎大師まわりの町内を練り歩くのですが、土産(飴)を購入後にちょうど間近で見ることができました。
境内の中は、人混みがすごくて後からドンドン人が入ってくるけど、出口がなくて押しつぶされそうになりながら、神輿を見ていたので混雑もなく巡行を見ることができたのはラッキーです。
正直、ベビーカーや小さな子供連れで参加しているグループもいたのですが、人混みの圧力が危険なレベルなので、ファミリーの方は気を付けた方が良いと思います。
巡行ルートを調べておいて、待機した方が安全です。
地面が黒っぽいのは、神輿が出発してから雨が降り出したためですが、アナウンスの方が「毎年、必ずお祭りの日は晴れます。かなまら様のお力は凄いです!今の雨も必ず晴れます!」と言い続けでいたのですが、本当に晴れてきたので一瞬かなまら様に帰依しようかと思ってしまいました(笑
でも、そうなると「かなマ~ラ~、でっかいマ~ラ~!」と連呼しないといけなくなるので、悩みます。
小坊主としては、念願?だった「かなまら祭り」にとうとう行くことができて、大変、満足です。
お祭り自体は、とても明るく、商売繁盛・子孫繁栄を祝う温かい雰囲気がありました。
かつての日本の祭りは、ハレの日としていろいろとオープンだったらしいですが、土俗的な日本らしさを感じられるお祭りです。
ネタがあれだからと思わずに、ぜひ、行ってみてください。
一部の人に人気かつ有名らしい「かなまら祭り」。近年は、外国人に有名らしいです。
どういう経緯?で外国人にこの祭りの情報が流れ、どう説明されているのか?と、興味尽きないところありますが、早速、写真とともに振り返っていきたいと思います。
*ここから先は、基本、下ネタな写真しかありませんので、ご注意ください。
かなまら祭り」は、川崎大師駅に近い「若宮八幡宮(金山神社)」で、毎年、4月の第一日曜に開催されます。
川崎大師駅に降り立ったところ、早速、外国人だらけです。
正直、東京にいても住んでいる場所のせいかスカイツリー付近で、外国人の観光客が増えたなという印象だったものが、川崎大師では観光客の3割程度は外国人でした。
川崎大師に参拝した時は、外国人の姿など影もなかったのに、今日この時だけは何らかのネットワークによって引き寄せられた外国人の皆様が集結しているようです。
フラフラと人の流れについて行ったところで、若宮八幡宮に到着・・・そこで、さっそく見えたのは、かの有名な「エリザベス神輿」!!
実物は想像よりも、大きゅうございました。
「エリザベス神輿」は、浅草橋にある女装クラブ「エリザベス会館」から寄贈されたものだそうで、毎年、「エリザベス」の皆様がバスに乗って、神輿をかつぎに来られるそうです。
今年で、「エリザベス」の皆様の参加もン十年になるとかで、「かなまら祭り」に「エリザベス神輿」が奉納された経緯が知りたい。
「かなまら祭り」では3基の神輿が練り歩くことになっており、先ほどの「エリザベス神輿」のほかに、「かなまら舟神輿」(鉄製)に「かなまら大神輿」(木製)があります。
で、こちらは「かなまら舟神輿」で、日立造船から奉納された鉄製の神輿になります。
金山神社の神様は、「かなまら様」といい「性と鍛冶屋」の神様だそうです。
鍛冶つながりで日立造船から奉納されたものと想像できますが、これを造るよう依頼された方はどう思ったのか知りたい。
金玉(きんぎょく)と万古(ばんこ)という日本酒の名前です。
お祭り自体が直球ですが、販売物も直球です(笑
外国のお子様がなめているのは、飴です。
お土産として大人気で、すごい行列ができていました。テンションあがった外国人のマダムが頭に乗せてちょんまげスタイルで闊歩している姿が忘れられません。
先の3基の神輿は、昼12時ごろに神社を出て川崎大師まわりの町内を練り歩くのですが、土産(飴)を購入後にちょうど間近で見ることができました。
境内の中は、人混みがすごくて後からドンドン人が入ってくるけど、出口がなくて押しつぶされそうになりながら、神輿を見ていたので混雑もなく巡行を見ることができたのはラッキーです。
正直、ベビーカーや小さな子供連れで参加しているグループもいたのですが、人混みの圧力が危険なレベルなので、ファミリーの方は気を付けた方が良いと思います。
巡行ルートを調べておいて、待機した方が安全です。
地面が黒っぽいのは、神輿が出発してから雨が降り出したためですが、アナウンスの方が「毎年、必ずお祭りの日は晴れます。かなまら様のお力は凄いです!今の雨も必ず晴れます!」と言い続けでいたのですが、本当に晴れてきたので一瞬かなまら様に帰依しようかと思ってしまいました(笑
でも、そうなると「かなマ~ラ~、でっかいマ~ラ~!」と連呼しないといけなくなるので、悩みます。
小坊主としては、念願?だった「かなまら祭り」にとうとう行くことができて、大変、満足です。
お祭り自体は、とても明るく、商売繁盛・子孫繁栄を祝う温かい雰囲気がありました。
かつての日本の祭りは、ハレの日としていろいろとオープンだったらしいですが、土俗的な日本らしさを感じられるお祭りです。
ネタがあれだからと思わずに、ぜひ、行ってみてください。
新 私の代表作展@ホキ美術館 展覧会レビュー
以前から、写実専門の美術館ということで行ってみたいと思っていた「ホキ美術館」へ行きました。
美術館そのものは知っていたのですが、なにせ千葉の舞浜からさらに遠くまで行く必要があるので、しり込みしていたのですが、今年のテーマが有名どころとは違うクセのある美術館にも足を運ぼう!のため、気合を入れて行くことにしました。
ホキ美術館は、千葉県のあすみが丘というところにありまして、最寄り駅はJR外房線の土気駅になります。自宅から約1時間で土気駅に到着し、路線バス「あすみが丘ブランニューモール行」で、約5分で到着します。
ホキ美術館と隣には「昭和の森」という広大な公園があり、美術鑑賞の前にそちらを散策しました。
とても広い公園でした・・・普通の芝生エリアから、田圃などのある自然観察エリアまであり、東京ドーム23個分の広さがあるとか。
広すぎて軽く入口手前から、付近を散策してお腹いっぱいです。軽くランチして、そそくさと美術館へ。
美術館自体は大きな建物ではないですが、デザインや造りにコダワリのあるもので、なんか船かカタパルトみたいでした(笑
今回の目的は、こちらの展覧会「ホキ美術館大賞展・新 私の代表作展」になります。
この展覧会は、2011年11月から2013年7月までに第一回ホキ美術館大賞選定のため、公募された中から入選した作品56点を展示するものです。
展示作品は、どれも写実的でありながら、それぞれ個性が分かれていて興味深かったです。
写実的な表現を追求しながら、ある人は実物の質感の表現を追求し、ある人は写実的な技術の上に人物や情景のなかにそれぞれのテーマを表現しようとしています。
同じ写実の世界の中でも画家によって方向性や求めるもの、結果としての表現に多様性が出てくるのが、当たり前ですが興味深い点でした。
美術館賞を始めたころは、静物画や風景画でも写実画が好きで、技術的な職人芸というか表現力を魅力に感じていました。
それが、絵画鑑賞を続ける中でだんだんと写実画への魅力が薄れ、展覧会でもさらっと流し見するようになっていました。
今回の展覧会では、各作品を比べながら画家の技術や方向性の違いを感じることで、人間の表現力への探求というか、表現することの多様性を思い出すことができました。
写実にこだわりだすと写真で良いのではないかという話も出てきますが、写真と絵画ではやはり単眼(カメラ)と複眼(人間の眼)の違いというか、見える世界の違いを実感しました。
絵画から感じる奥行や色合いから表現される感情は、写真とは同列にはできません。
また、写実の魅力とは別に、写実という表現を追求していくと緻密さや細やかさのこだわりに収束して、あまり芸術的な発展が乏しそうにも感じました。
技術的・世界観的に自分の世界をつくり、また、そこを壊していく作業が芸術には必要なのではないかと思いますが、写実の世界には表現の壁がたくさんありそうでした(笑
いろいろな発見のあった鑑賞会で、個人的には満足です。
最後に土産のポストカードをゲットして、今回の鑑賞会はお開きです。
正直、遠いのでまた再訪できるか、分かりません(笑
そういう意味でも、貴重な鑑賞会となりました。
美術館そのものは知っていたのですが、なにせ千葉の舞浜からさらに遠くまで行く必要があるので、しり込みしていたのですが、今年のテーマが有名どころとは違うクセのある美術館にも足を運ぼう!のため、気合を入れて行くことにしました。
ホキ美術館は、千葉県のあすみが丘というところにありまして、最寄り駅はJR外房線の土気駅になります。自宅から約1時間で土気駅に到着し、路線バス「あすみが丘ブランニューモール行」で、約5分で到着します。
ホキ美術館と隣には「昭和の森」という広大な公園があり、美術鑑賞の前にそちらを散策しました。
とても広い公園でした・・・普通の芝生エリアから、田圃などのある自然観察エリアまであり、東京ドーム23個分の広さがあるとか。
広すぎて軽く入口手前から、付近を散策してお腹いっぱいです。軽くランチして、そそくさと美術館へ。
美術館自体は大きな建物ではないですが、デザインや造りにコダワリのあるもので、なんか船かカタパルトみたいでした(笑
今回の目的は、こちらの展覧会「ホキ美術館大賞展・新 私の代表作展」になります。
この展覧会は、2011年11月から2013年7月までに第一回ホキ美術館大賞選定のため、公募された中から入選した作品56点を展示するものです。
展示作品は、どれも写実的でありながら、それぞれ個性が分かれていて興味深かったです。
写実的な表現を追求しながら、ある人は実物の質感の表現を追求し、ある人は写実的な技術の上に人物や情景のなかにそれぞれのテーマを表現しようとしています。
同じ写実の世界の中でも画家によって方向性や求めるもの、結果としての表現に多様性が出てくるのが、当たり前ですが興味深い点でした。
美術館賞を始めたころは、静物画や風景画でも写実画が好きで、技術的な職人芸というか表現力を魅力に感じていました。
それが、絵画鑑賞を続ける中でだんだんと写実画への魅力が薄れ、展覧会でもさらっと流し見するようになっていました。
今回の展覧会では、各作品を比べながら画家の技術や方向性の違いを感じることで、人間の表現力への探求というか、表現することの多様性を思い出すことができました。
写実にこだわりだすと写真で良いのではないかという話も出てきますが、写真と絵画ではやはり単眼(カメラ)と複眼(人間の眼)の違いというか、見える世界の違いを実感しました。
絵画から感じる奥行や色合いから表現される感情は、写真とは同列にはできません。
また、写実の魅力とは別に、写実という表現を追求していくと緻密さや細やかさのこだわりに収束して、あまり芸術的な発展が乏しそうにも感じました。
技術的・世界観的に自分の世界をつくり、また、そこを壊していく作業が芸術には必要なのではないかと思いますが、写実の世界には表現の壁がたくさんありそうでした(笑
いろいろな発見のあった鑑賞会で、個人的には満足です。
最後に土産のポストカードをゲットして、今回の鑑賞会はお開きです。
正直、遠いのでまた再訪できるか、分かりません(笑
そういう意味でも、貴重な鑑賞会となりました。
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