ゴッホ展@上野の森美術館

ゴッホ展 人生を変えたふたつの出会い

会期:2019年10月11日(金)~2020年1月13日(月・祝)
チケット:1800円

展覧会チラシ







文化財よ、永遠に展@東京国立博物館

文化財よ、永遠に展

会期:2019年10月1日(火)~12月1日(日)
チケット:620円

展覧会チラシ



バスキア展@森アーツセンターギャラリー

バスキア展 MADE IN JAPAN

会場:森アーツセンターギャラリー
会期:2019年9月21日(土)~11月17日(日)
チケット:2100円

展覧会チラシ





展覧会レビュー、高精細複製画を初めて鑑賞できた「フリーア美術館の北斎展」@すみだ北斎美術館


概要

展 示:フリーア美術館の北斎展
鑑賞日:2019年8月
場 所:すみだ北斎美術館

評価

混み具合  辛い/1・②・3・4・5/快適
作品の数 少ない/1・②・3・4・5/多い
面 白 さ   退屈/1・2・③・4・5/面白い

構成

1章 「玉川六景図」の研究
2章 古典と伝説
3章 美人画
4章 動物と植物
5章 自然と風景

感想

メインは、京都文化協会(NPO)とキャノンの進める「綴(つづり)プロジェクト」による「高精細複製画」の展示
文化財の保護と展示の取り組みとしては、興味深いプロジェクト
展示することは作品の劣化につながるが、文化事業としては何かしらの形で展示の機会を作っていかなければならない
実物にこだわる点もあるが、複製画で作品を鑑賞できることも価値あるものと思う
色や素材が劣化したり、破損した作品、途中で弟子や本人が手を加え修正された作品を複製画で再現し、展示方法を工夫すれば展覧会の幅の広がる技術と言える
「贋作」と「複製画」だけで構成された展覧会とか面白いのだが、楽しいのは自分だけかも・・

今回の「高精細複製画」は北斎の作品の中でも「肉筆画」が対象で、浮世絵とは違う色合いの繊細さ、筆運びが表現されていて見ごたえがある

北斎は構成のパターンや表現が多彩で、何回みても新しい発見や作品との出会いがある
90歳まで描き続けた北斎の画業の深さには、計り知れないものがある

今回の一品(お気に入り)



葛飾北斎「富士田園景図」 高精細複製画

それぞれ縦150*横350と大きな作品
色合いの繊細さや筆使いの緻密さも感じられ、高精細複製画の再現力をじっくり鑑賞することが出来る

チラシ


ロンドン・ナショナル・ギャラリー展@国立西洋美術館

ロンドン・ナショナル・ギャラリー展

会場:国立西洋美術館
会期:2020年3月3日(火)~6月14日(日)
チケット:

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展覧会レビュー、研磨をコンテストする分野のあることに驚く「現代刀職展」@刀剣博物館


概要

展 示:現代刀職展ー今に伝わるいにしえの技ー
鑑賞日:2019年8月
場 所:刀剣博物館

評価

混み具合  辛い/1・2・3・4・⑤/快適
作品の数 少ない/①・2・3・4・5/多い
面 白 さ   退屈/1・②・3・4・5/面白い

構成

作刀の部
太刀・刀・脇差・薙刀・槍の部
短刀・剣の部
研磨の部
鎬造の部
平造の部
刀身彫の部
白鞘の部
刀装の部
彫金の部
柄前の部
白銀の部

感想

旧両国公開堂がリニューアルされてから、初めての訪問
旧両国公開堂は外観しか見ていないが、ずいぶんとキレイな造りに生まれ変わった
展示スペースは、3Fの1フロアのみで展示スペースは広くない
今回の展覧会の展示数もそこまで多くはなかった、常設展というものはない様子

正直、刀の良し悪しは全く分からない・・見てわかるのは、刀の波紋がいろいろと違うということぐらい
違いのあることは分かるが、波紋の何を判断すればイイのか?
作刀の部は分かる、刀装の部・彫金の部も分かる・・が、研磨の部は存在そのものが衝撃的!
研磨をどうやって評価するのか?、専門の分野がある以上、その良し悪しを判断する人もいて何か基準や見方があるのだろう
玄人の世界の深さ?、焦点の当て方に自分の世界の狭さを知る
加えて、評価システムの中に「無鑑定」というラインがあり、技術・人格の面で認められた刀工はコンテストで鑑査なしに出展できるらしい
「無鑑定」という職人世界のシステムに不思議さを覚える
技術だけではなく「人格」という評価ポイントがあるのは、日本独自なのだろうか?

個人的には太刀より小太刀の方に、全体的なバランスの良さと「造り」に美しさを感じた

チラシ



展覧会レビュー、ちょっと早いオリンピック気分を味わいに「江戸のスポーツと東京オリンピック展」@江戸東京博物館


概要

展 示:江戸のスポーツと東京オリンピック展
鑑賞日:2019年8月
場 所:江戸東京博物館

評価

混み具合  辛い/1・2・3・4・⑤/快適
作品の数 少ない/1・2・③・4・5/多い
面 白 さ   退屈/1・2・③・4・5/面白い

構成

第1章 江戸の「スポーツ」事情
第2章 近代スポーツと東京
第3章 オリンピックへの道
第4章 1964年東京オリンピック・パラリンピック
第5章 2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて

感想

江戸時代に英国クリケットのような馬上から「球」をスティックで取り合う競技のあったことに驚く
馬と球があると、共通に考え付いてしまうのだろうか?

「通し矢」が行われていたことは知っていたが24時間制だと初めて知り、そんなブラック競技だったのかと印象が変わった

「蹴鞠」は平安時代で終わったものだと思っていたが、江戸時代も続いていたとは思わなかった。
前から「蹴鞠」の鞠はまともに蹴れるモノ?なのかと疑問に思っていたが、革製で中が空っぽ「150~200g」しかないモノと分かって納得

時代が進むにつれて武士等の一部のものだったスポーツが庶民にも浸透し、運動会でアイデア飛んだ競技をいろいろ試した歴史が面白い
いまならすぐ批判されそうな競技も、まじめに実行した様子が想像できる
オリンピックの歴史に入り、「近代五種」がかなり初期から存在していたことが意外で、今もあまり注目度が低いのがもったいない気がする

今回の一品(お気に入り)





東京五輪ポスター(1964)
スタートライン以外のポスターも鑑賞できた
どれも加工を抑えたシンプルな魅力・「生」感があり、アナログな心に響く
東京2020はもう来年の開催だが、五輪マークに揉めた印象はあっても、いまいち存在感がないのは何故だろう?

チラシ