展覧会レビュー、天下を治めた絵師 狩野元信展@サントリー美術館

展覧会:天下を治めた絵師 狩野元信展
鑑賞日:2017年9月
美術館:サントリー美術館

・狩野派二代目、画体(真・行・草)を確立。狩野派の『型』を作り上げることで、工房として流派の運営を可能とし、画業集団を作り上げていった。
・行・草」のマークがあり、画体の違いを較べやすいよう工夫されていた
・真体、中国絵画のセオリーにならった明確な構図、格式高い表現
・行体、構図・線にゆるやかさがあり、日常的な接しやすさがある
・草体、ラフ画のような単純な線で、深みはないといえる。接しやすさはあるが、印象にも残りにくい
・絵巻、色彩も鮮やかに配色にもバランスを考えている様子がうかがえる。オレンジの色使いに目を惹かれるモノがあった

〇今回の一品(お気に入り) 真山水図
父「正信」の山水図を基としながら、構図や世界観に広がりが与えられ、枠が大きくなった印象がある

〇展覧会チラシ












展覧会レビュー、生誕120年 東郷青児展@損保ジャパン日本興亜美術館

展覧会:生誕120年 東郷青児展
鑑賞日:2017年9月
美術館:損保ジャパン日本興亜美術館

・ブロガー内覧会にて、鑑賞
・1915~50年までの作品を通して、東郷様式といわれる形が成立していく流れを展示
・初期の作品、キュビズム的な抽象性と分割(人物など)した表現と、暗めな雰囲気の色使い
・1930年代、女性を題材とした作品が増え、初期と比べてツルリとした質感の肌表現がでてくる
・1950年代、透明感のある女性画の様式がハッキリとした形となっており、東郷様式の形が統一されたと言える
・各年代を通じて、雑誌絵、モザイク絵、壁画、舞台芸術など、いろいろな画業をこなしていることが分かる。
 仕事の積み重ねが、技術的な深みともなり、独自の様式美へつながっていったと感じる

ブロガー内覧会の様子(特別な許可のもと撮影しています)
今回の一品(お気に入り) 『郷愁』
他の作品と違うアラブな雰囲気?があり、生々しさ・生命力を感じた

〇展覧会チラシ





珠玉の現代陶芸展@菊池寛実記念 智美術館

珠玉の現代陶芸展 マダム菊池のコレクション




会場:菊池寛実記念 智美術館
会期:2017年6月10日(土)~9月3日(日)
チケット:1000円

展覧会チラシ



徳川将軍家へようこそ展@江戸東京博物館

徳川将軍家へようこそ展




会場:江戸東京博物館
会期:2017年8月11日(金)~9月24日(日)
チケット:600円

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北斎✖富士展@すみだ北斎美術館

北斎✖富士展 富嶽三十六景、富嶽百景 揃いぶみ




会場:すみだ北斎美術館
会期:2017年6月27日(火)~8月20日(日)
チケット:1200円

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吉田博展@損保ジャパン日本興亜美術館

吉田博展 生誕140年 山と水の風景




会場:損保ジャパン日本興亜美術館
会期:2017年7月8日(土)~8月27日(日)
チケット:1200円

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ブリューゲル展@東京都美術館

ブリューゲル展 画家一族150年の系譜




会場:東京都美術館
会期:2018年1月23日(火)~4月1日(日)
チケット:

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