鑑賞日:2017年9月
美術館:サントリー美術館
・狩野派二代目、画体(真・行・草)を確立。狩野派の『型』を作り上げることで、工房として流派の運営を可能とし、画業集団を作り上げていった。
・行・草」のマークがあり、画体の違いを較べやすいよう工夫されていた
・真体、中国絵画のセオリーにならった明確な構図、格式高い表現
・行体、構図・線にゆるやかさがあり、日常的な接しやすさがある
・草体、ラフ画のような単純な線で、深みはないといえる。接しやすさはあるが、印象にも残りにくい
・絵巻、色彩も鮮やかに配色にもバランスを考えている様子がうかがえる。オレンジの色使いに目を惹かれるモノがあった
〇今回の一品(お気に入り) 真山水図
父「正信」の山水図を基としながら、構図や世界観に広がりが与えられ、枠が大きくなった印象がある