展覧会レビュー、SF・怪獣映画の世界展@東京国立近代美術館フィルムセンター

展覧会:SF・怪獣映画の世界展
鑑賞日:2018年3月 
美術館:東京国立近代美術館フィルムセンター

・常設展も同時に見られる、企画展の展示場所が常設展からの出口付近
・常設展は、日本での映像記録の本当に初期(江戸時代末期~明治初期)からのモノもあり、画像はザラついていてもそこそこ動くことに驚く
・明治、大正頃の映画ポスターが絵画的で魅力ある。写真とはまた違った表現力を感じる
・女優がブロマイドでも、顔を真っ白に白粉を塗っているところに時代を感じる
・歴代ゴジラのポスター、ゴジラの形がどんどん変わっていく。ズンドウで細身でもあったゴジラが、後期になるとムキムキ?に変わっていく。
 性格も、理由もなく暴れまわるモノから、怪獣同士の闘いになり、人間の味方的な立ち位置にも変わっていく。
 恐怖の対象から平和な大衆時代に合わせて、性格も変わっていったことが分かる。震災を経て『シン・ゴジラ』(ポスター展示はなし)で原点回帰とも言える

〇今回の一品(お気に入り)
『2001年 宇宙の旅』(スタンリー・キューブリック、1968年)
・約50年も前の作品だが、宇宙船・宇宙ステーションのデザインが秀逸、雰囲気に古臭さを感じない。
 キューブリックは、登場する時代を飛び越しすぎていたのか?とも思う

〇展覧会チラシ