過去の記録になりますが、9月に富士山へ登山してきました。
小坊主は、富士山は一度だけ登ったことがあります。
その時は、須走口からの登山で前日に車中泊し、日帰りで登頂するという強行軍だったこともあり、山頂付近で高山病になり、とても辛い思いをしました。
もう、6~7年前のことです。
そんな富士山に、もう一度、登る時が来るとは思ってもみませんでしたが、パートナーの要望(初めての富士山への挑戦)もあり、再チャレンジすることとなりました。
今回は、以前のような無茶をするわけにもいかず、山小屋の手配なども面倒なので、登山ツアー(サンシャインツアー)を利用してみることにしました。
バスでの往復とガイド付、山小屋でのご飯・休憩、登山後の昼食と温泉がついて、1人1万数千円~という内容に惹かれて、楽ちん登山を目指しました。
今回は、富士山登山ではメジャーなコース、吉田口からのチャレンジです。
登山口の吉田口に来るのも初めてですが、須走口と違って施設が大変に充実しています!
飲食店やお土産屋もあるし、ロッカーも完備・・・5合目までのバスで来れる観光コースということもあるのでしょうが、ルートによってここまで違うのかと驚きです。
ついでに、中国人観光客の多さにも驚きです(笑
バスツアーで中国系の方がドンドンやって来るらしく、あちこちから中国語が聞こえてきます。
たまに登山客が出発の掛け声を掛けているときに、小さく日本語が聞こえてくる程度で、密度が違いました。
登るわけでもないのに、近くまで来るだけでも、観光地として人気があるようですね。
下から見た富士山なんて、写真と違って赤黒い緑のない山なので面白くないと思うんですが、雲海を見られるのが良いのかもしれません。
ここからは、吉田口ルートでの登山開始です。
5合目あたりは、周辺に緑が残っていますが、地面は火山らしく黒く柔らかい土です。
岩などがあるわけではないので歩きやすいし、ガイドは本当にゆっくりした歩調で先導してくれるので、助かりました。
富士山ほどの高度のある山では、深呼吸が高山病の予防に効果的ということで、事あるごとに「深呼吸!」という掛け声がかかります。
呼吸が荒くならないスピードで、深呼吸しつつゆっくり登ることが大事なんですね・・・以前は、それを知らず日帰りだし、ハァハァ言いながら、結構なハイスピードで登っていました。
8合目あたりでは酸素が足りず、空気を吸っても吸っても楽にならずに大変な思いをしましたが、登り方が悪く高山病にならない方がおかしかったのだなと、よく分かりました。
何事も事前の準備と学習が大事です(笑
7合目あたりの山小屋で夜ご飯と仮眠を取りました。
夜ご飯は、普通にカレーです。ご飯の内容がどうとか、ぜいたくは言いません。普通に美味かったです。
食べすぎも良くないということなので、少しだけお代わりをして、すぐに仮眠です。
人員を大量輸送、大量案内のためか、山小屋も効率的にできていて、ご飯を食べた部屋の隅に2段の仮眠スペースがあり、どんどん場所を割り当てられていきます。
ほとんど収容所みたいな感じですが、年に何万人もの登山客を回していくためには、もてなしとかそんな事は言ってられないのでしょうね。
また、今回は朝の出発を遅くしたため、午後に登山開始となり、21時ごろに山小屋に到着し、ご来光のため23時には山頂へ向けて出発するというスケジュールになっていました。
朝に出発するコースにしておけば、夜はもうちょっと余裕をもって、休憩ができたのだと思いますが、仮眠2時間ではまともに寝られず、ほぼ徹夜で登山することになってしまいました。
以前のように、ノンストップで登るよりマシですが(笑
8合目~山頂までは、大渋滞です!
三連休で台風の接近が心配されており、次の日のツアーはすべてキャンセルになっていました。
自分たちも風の状況によっては、登山中止も考えられましたが、予定通りアタック!することになったのですが、他の登山客も今日しかない!ということで、あとからあとからドンドンと登ってきます。
前の方も詰まっているので、牛歩のごとく遅い登りになりました。遅いのは良いのですが、真夜中の登山で台風のせいで風もでており、体感温度が氷点下なみに感じられるのが、とても辛かったです。
外気温はそこまで低くないですが、風速1mにつき体感温度が1℃さがるということで、フリースを着ていても寒かった・・・
しかし、前回の富士登山の時にも思ったのは、登山する外国人はなぜ、あの寒さでも短パンなのか、どうしても分かりません。
日本人にも作務衣に草履という、本気なのか甘く見ていたのかよく分からない人がいましたが、あの寒さには耐えられないと思います。
以前の登山では、日中は大丈夫だろう!と高をくくってフリースを用意しておらず、酷い目にあった小坊主は今回はちゃんと学習しておりますよ(笑
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富士山 火口 |
というわけで、3~4時ごろに無事に山頂へ到達しました。
山頂では温まろうと思って、ラーメンを食べましたが・・・不味かった(笑
いままで、どんな山でも山頂で食べるものは、どれも美味しかったのですが、富士山のラーメンは美味くない・・・普通にカップラーメンを頼めばよかった。
そんな中途半端な気持ちをご来光で慰め、雲海の風景を楽しみつつ、下山に入ります。
下山は火山灰質の地面に膝を壊されそうになりながら、なんとか5合目まで帰還。
相変わらず富士山は、手ごわい山です(笑
パートナー曰く、富士登山は修業だ!ということですが、緑もないし地面は歩きにくいし山頂は寒いと、辛いことの多い富士登山ですが、達成感はとても大きなものがあります。
「六根清浄」と唱えながら富士山を登る方々のように、小坊主の六根はまったく清められませんでしたが、やり遂げた後の温泉は格別です。
ただ、次の機会はもうなくて良いかなと思っています(笑
オーロラのタイムラプス動画らしいです。
しばらく、ボ~っと眺めてて、良いなぁ~。
行きたいな~と、妄想を膨らませてます(笑
The Aurora on Vimeo
The Aurora from
TSO Photography on
Vimeo.
Art倶楽部(美術館巡り) 10月の定例鑑賞会は、「菱田春草展@東京国立近代美術館」へ行くことになりました。
菱田春草生誕140年ということで、100点以上の作品が展示される大回顧展となっています。
重要文化財である《王昭君》、《賢首菩薩》、《落ち葉》、《黒き猫》の4点すべてが展示されるようです。
菱田春草の作品だけが、これだけ集まる展覧会もなかなかないのではないでしょうか。
菱田春草は、1874年~1911年と約37年の短い生涯だった画家です。
画業にかかわっていたのも、約15年程度しかありません。
その間に、100点以上の作品を残したということで、とても精力的に活動し、画業にすべてをささげたように感じます。
絵画としては、淡い色使いと透明感のある上品な表現に魅力を感じます。
狩野派や琳派などとは違う、近代日本の日本画の姿をみることのできる楽しみな展覧会です。
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「菱田春草展@東京国立近代美術館」
2014年9月23日(火・祝)~11月3日(月・祝)
東京都千代田区北の丸公園3-1
休館日/毎週月曜日(10/13、11/3は開館。10/14)
開館時間/10:00~17:30(毎週金曜は、20:00まで)
錦糸町「喫茶店 北斗」への訪問ログです。
24時間営業というのもあり、純喫茶的な外観からどんな店かと前から気になっていたお店、喫茶「北斗」へ行ってみました。
店内は懐かしいというか、すでに骨董品な雰囲気のある麻雀ゲームを机とした席が3~4席ほど。
麻雀ゲーム台は、1台は現役で稼働していました(自分の席のゲーム台は、試してません)
店内の雰囲気は暗くはないですが、他の純喫茶にあるような落ち着いた雰囲気は乏しく、どちらかというと男性向きでしょうね。
店内に入った瞬間、小坊主の鼻には少し変な臭いを感じたのも気になるところ(すぐ、気にならなくなりましたが)
喫茶ではありますが、珈琲店というよりはランチとかご飯をウリにしているお店のようです。
ランチメニューはそこそこ充実しており、男性向きのためか量も多めのようでした。
今回は、午後も良い時間になっていたため、食事メニューはスルーし、珈琲を頼みました。
ん~、悪くはないのですが、熱湯で珈琲を入れているためか、最初は熱くて飲むことができませんでした。
珈琲は沸騰したお湯を少し温度を下げてから入れた方が良いと思うのですが、その辺りのセオリーが共有されていないところが残念です。
夜にヒッソリと珈琲が欲しくなった時は良いかもしれませんが、自分一人でしか入れないかな?という雰囲気もあり、再訪はないかと思います。
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喫茶 北斗
東京都墨田区錦糸4-14-11
TEL:不明
小坊主満足度:★★☆☆☆
浅草観音うら-葉桜まつり「江戸吉原おいらん道中」のログです。
毎年、4月第二土曜日に開催されているようです。江戸吉原おいらん道中
おいらん道中のあるルート周りでは、商店街等による出店やイベントが行われていましたが、とてもローカル感に満ち溢れていて、商売っ気がないというかこじんまりしたもので、盛り上がりとかそういう熱気はありませんでした(笑
反対にローカルな穏やかな雰囲気が好ましく、質も量も小さいですが軽く散策しているだけで、楽しめました。
地元のイベントが開催されているルートやおいらん道中が始まるまでの時間は、観光客もそんなにいなかったのですが、おいらん道中の始まる時間にはどこから集まってきたのか立派なカメラを抱えた人や観光客で沿道が埋まりました!
観光客が少なかったので、おいらん道中も余裕だろう!と油断していたら、場所取りに苦労する羽目になりました。
知ってる人は、知ってるイベントなのでしょうね。場所取りは、なかなか熾烈です!
上手く隙間を見つけて、おいらん道中の鑑賞と撮影ができましたので、以下、その写真です。
おいらん道中も興味深かったのですが、最後の写真に載っている最後尾のお目付け役?な二人のオーラが半端なかったです!
実際のところは分かりませんが、どこかの師匠さんですか?って感じで、すごく怖かった(笑
江東区は、清澄白河近くにある深川江戸資料館へ行きました。
江戸の町並みを再現している展示がメインですが、展示スペースがそこそこ広く、見ごたえのある資料館です。
行った日が雨だったせいか、他の鑑賞者はとても少なかったです。
中には説明ガイドを連れた外国人の旅行者の人も数組いましたが、外国の観光案内にでも載ってるんでしょうか。
イタリアへ行って思いましたが、日本には古い建物があまり残っていないし、町並みもそんなに整っているわけでもない。
外国人が日本に観光に来る楽しみって、何なんだろう・・・不思議だ。
展示の内容は、復元した深川の町並みがメインです。
長屋はまぁ、狭いといえば狭いですね。
この中で、家族3~4人が住んだりしてたかと思うと賑やかでしょうが、自分みたいなマイペース派には厳しそうです(笑
昔はフローリングとかがオサレな気がしてましたが、最近は純和風な畳とかで揃えるのも良いかと感じてます。
オヤヂになった証拠でしょうか・・・東京都内も明治以降になりますが大震災や空襲を生き延びた建築物がいくつか残っています。
どれも築50年~とかで、年を経て渋みの蓄積した建物があるようで、最近はそういった建物を見ていくのも楽しそうだと思ってます。
やはり、オヤヂ化が進行しているようです(笑
江戸深川資料館の展示は復元した建物なので、江戸東京たてもの園のような移築した本物の持つ質感は感じられませんが、江戸時代の雰囲気を垣間見るには十分です。
観覧料も安価(大人400円)ですし、清澄公園等の散策と合わせてまわるにはちょうど良いです。
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江戸深川資料館
東京都江東区白河1-3-28
開館時間/9:30~17:30
観覧料/大人400円
休館日/第2第4月曜日
吾妻橋の町中にある「カフェスタイル コジロウ」への訪問ログです。
押上界隈の猫町マップにヒッソリと記載あり、前から少し気になっていたカフェで近くを自転車で通る際に、フラッと訪問。
本当に町中にポツン!とあり、店構えも主張していないので分かりにくいです。
小さな店で、カウンターと席が数席しかないのですが、入れ替わり客が訪問してきていたので、知っている人の間ではメジャーなのかもしれません。
マスターもなんか、いろいろとコダワリがありそうで、個性強そうな感じでした。
マスターがどういう経緯であの店を開店したのか知らないんですが、お客は何かクリエイター系な人たちが多かったように思います。
珈琲を選ぶ際にも煎り方を選べたり、コダワリを感じました。
今回は中煎りであまりコクの強くないタイプを選んでもらい珈琲を試してみましたが、小坊主の舌にはちょっと酸味が強く感じられました。
店内の狭さもあるのか、店内で本でも読んで好きに時間を使うというよりは、マスターとのコミュニケーションを楽しむバーのような場所と感じました。
個人的には、もう少し空間の広くて放っておいてくれるような喫茶店が好きですね。
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カフェスタイル コジロウ
東京都墨田区東駒形2-7-3
TEL:03-5608-3528
小坊主満足度:★★★☆☆