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リニューアルしてとてもキレイ。水琴窟もある『御谷湯(みこくゆ)』銭湯@本所吾妻橋と酒場『大菊(そば処)』@押上

 リニューアル工事をしていた『御谷湯(みこくゆ)』が2015年5月に工事完了し、再オープンしたという情報を発見したため、行ってまいりました。


 御谷湯のリニューアル工事については、こちらの記事が詳しく書かれていたので、参照ください。




 外観は立派なビル型になりました。
 浴場も上層階の4-5Fにあるため、1Fで受付をした後、エレベーターで移動します。
 他のフロアは、飲食や福祉施設を併用していてビル運営の形で経営を安定化しようとしていることが見て取れます。
 方法の良しあしや経営が上手くいくかは分からないところですが、銭湯が今後も残っていくためには、多角化は必要なのでしょう。
 都内の銭湯では上層階と賃貸住宅やテナントビル化しているところも多く、土地の運用と考えるとよくあるパターンではないでしょうか。

 建物内ですが1Fに受付があり、男性は下駄箱の木札を渡します
 ロッカーのカギを受け取って、4F・5Fの浴場へエレベーターで上がります。
 4Fには不感温温泉(約35~36度)があり、5Fには露天風呂があります。
週替わり?で、男女の利用するフロアが変わっているようです。

 小坊主が入浴した時は、4Fで不感温温泉に入ることができました。
 不感温温泉は・・・温度がほぼ体温と同じで普通の水に浸かっている感じがしました。
 なぜか大人気でしたね。
 低温(水)、中温、高温、薬湯、打たせ湯、マッサージ湯(バブル)と結構な種類の浴槽があり、ちょっとしたスーパー銭湯といえるぐらい充実しています。
 半露天風呂に浸かっている時の町内?の方の話が印象的で、記憶に残りました。

・もうオヤヂさんも年だし、銭湯を閉じてしまうのかと思っていたけど、リニューアルしてくれて良かった。
・こんな立派なモノを作ってくれて、町内の銭湯文化を残してくれたんだから、素晴らしいよ
・でも、100人のお客がきても、460円100で46,000円なんだから、なかなかの覚悟じゃできないよ。奉仕の心だね!

 100人の客がきても、46,000円・・・言われてみたら、その通りなのですがその金額の事実に衝撃を受けました。
 これだけの設備を維持していくのは大変だろうに、本当に世の銭湯はどうやって維持しているのだろう?といろいろと考えてしまいました。
 閉鎖してしまう銭湯も多いですが、東京都内にこれだけ多くの銭湯が残っていることは、素晴らしいこと。
 また、できるだけ長く銭湯が続いてほしいとも思っています。
 経営している方の苦労を考えると、なかなか難しいだろうと想像されるので、頭が下がります。

 小坊主も微力ながら銭湯巡りを続け、銭湯文化の維持に協力していこうと思う次第です。
 上階は、福祉施設と飲食店(タコ焼き店)が入っています。
 風呂上がりの一杯をタコ焼きでも良かったのですが、訪問時はお休みだったため、他の店を探すことにしました。




 銭湯の後は、いつもの通り酒を飲まねばなりません。
 というわけで、今回は歩いている時に『ほろ酔いセット』が目に入ってきた『そば処 大菊』を訪問。
 ほろ酔いセットの中身は、『ビール、枝豆、唐揚げ、蕎麦』(写真の卵は、別途、注文です)はこちらです。
 店内は、普通の蕎麦屋ですね。
 ツマミや蕎麦の味も、普通です(笑

 とりたてて、美味い!というものでもなく、本当に軽く飲むのにまぁ良いか・・・という程度ではありました。






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『御谷湯(みこくゆ)』
墨田区石原3-30-8
03-3623-1695
営業時間 15時30~26時
休み/月曜

『そば処 大菊』
墨田区太平3-19-2
03-3622-1353
営業時間
昼/11時~15時
夜/17時~21時
休み/日曜




参考図書




裸でマンガとTVも見られるくつろぎ?の『辰巳湯』銭湯@清澄白河と酒場『焼き鳥 永ちゃん』@錦糸町

 門前仲町エリアの散策と合わせて、『辰巳湯』を訪問してみました。


 銭湯の開店時間まで余裕があったこともあり、門前仲町駅周辺の散策です。
 まずは、定番の「富岡八幡宮」へ。
 こちらには、門前仲町へ来るたびに寄っています。(ほんの数回ですがw)
 「深川八幡祭り」は、別名、水かけ祭りとも言われ江戸三大祭りとのこと。
 江戸三大祭りといえば、『神田祭』・『深川八幡祭』・『山王祭』といいますね。
 小坊主は、『神田祭』しか行ったことがありません。
 昔は浅草の『三社祭』が大きな祭りと思っていたのですが、三大祭には入っていないことを知り、どういう基準で決まっているのかしらん?と悩んだことがあります。
 『山王祭』の日枝神社などは、普段、接する機会もないし祭りの告知を知る機会も少ないので、何それ?という印象です。
 日枝神社が永田町エリアにあり、皇居(江戸城)に近いことから由緒は深いのだと思いますが、なにぶん今の住まいが下町なため、西側エリアには分からないところがたくさんあります。
 『深川八幡祭』もいずれ行きたいと思いつつ、混みそうなので足が向いていなかったのですが、やはり一度は行っておかないといけないでしょうね。
 ただ、『深川八幡祭』の例大祭には行ったことがあり、その際はその筋では有名?と思われる「深川バロン倶楽部」のガムラン演奏を鑑賞しました。
 深川とバリ島にどんなつながりがあるのか詳しくは知らないのですが、「深川バロン倶楽部」のサイトによると江戸時代から関係があるようで、葛飾北斎の北斎漫画ガムラン(木琴)が描かれているそうです。
 当時は鎖国中ですが、オランダなどの一部の外国とは交易があったはず。
 銅版画なども交易で日本に入ってきていたといいますし、自分たちが知らないだけで多様なつながりがあるのでしょう。歴史は、なかなか奥が深い。
 今回はただの銭湯までの時間つぶしなので、富岡八幡宮の本殿を参拝した後、『辰巳湯』のある清澄白河エリアへ移動します。
 このエリアも最近は、ブルーボトルコーヒーに代表されるサードプレイス系?というか、意識高い系?なプレミアム珈琲店が増えています。
 また、こじゃれた雑貨店や服屋なども増えているようで、たまに「清澄白河おすすめスポット」NAVERまとめにまとめられています。
 ただ、地図上で見ると散策スポットの位置が離れているため、徒歩で回るのはキツイと思います。
 レンタル自転車でも借りた方が、効率的でしょう。
 小坊主は『辰巳湯』の散策と噂のブルーボトルコーヒーを探してウロウロしているところで、出世稲荷を発見!
 小坊主は普通の神社ではあまりお参りすることはないのですが、こういう出世稲荷とか銭洗い弁天とか俗的なところでは熱心にお参りをしますw
 特に銭洗い弁天がお好みで水天宮近くの小網神社には、銭を洗いに行っています。
 ただ、ここの銭洗い弁天は1~2年前に改修されてしまいコンクリートな感じになってしまいました。
 そのため、こもったエネルギーがなさそうで、残念ではあります。
 出世稲荷で出世するかどうかは置いておいて、仕事をつつがなくこなせるよう参拝したのち、噂に名高いブルーボトルコーヒーを見学に行ってみました。
 外観はシンプルなプレハブ的な感じですが、天井が高く今時のオサレカフェです。パッと見でそこまで混んでいなさそうに見えますが、これが横の駐車場側まで行列ができていて、20~30人ほどの待ち人がいました。
 それを見た瞬間、小坊主がここを訪れることはないだろうと確信しました(笑
 こだわりの豆を使っているようにも聞きますが、そういうタイプの店だと押上には「しげの珈琲工房」など、その筋では有名な店もあります。
 純喫茶派の小坊主としては、ほぼ並ぶことなく入れて落ち着ける喫茶店の方が性に合っていることを自覚していますので、反対にオサレカフェは敷居が高い・・・並ぶのがはてしなく面倒くさい
 ん~、いつか平日で空いていそうな時があれば、試してみよう。(平日休みを取って行って来い!という指令があれば、考えますがw)
 ブルーボトルコーヒーは、外から見ただけでお腹いっぱいになったのですが、まだ時間がある・・・
 ということで、雑貨店もあるらしいこちらの建物へ行ってみました。
 fukadaso(深田荘)という建物で、解体寸前だった風呂なしアパートをカフェやギャラリー等として活用することになったものです。
 外観はなかなか年季が入っていて、味わいがあります。
 1Fはカフェで横の階段から2階に上がると、数軒の雑貨店などが入っています
 アクセサリーや革製品といったお店のため、小坊主(オッサン)には縁のない場所でした。
 せっかくなので、オサレカフェにて時間つぶししてみました。
 店内は、ナチュラル系な構えで女性が多かったですね。
 先に会計を済ませてしまうタイプのシステムで、マフィンと珈琲をいただきました。
 珈琲は普通?です。正直、ブルーボトルコーヒー等との違いを言われても、目の前に二つ並べて飲み比べてみないと分からない程度の舌しかない小坊主には、大きな違いはありません(笑
 さて、やっと15時の開店時間を迎えた『辰巳湯』へ参りましょう。
 外観はビル型の銭湯で、そこを目的として分かっている人間でないとなかなか印象に残らないでしょう。
 外観は愛想のない銭湯ですが、浴場は白い壁が清潔感のあるなかなか立派な造りをしていました。
 天井も高く、開放感があります。
 露天風呂もあり、大きなガラスで囲われているので光が良く入り、風も通るため涼やかです。
 他の銭湯と大きく違いを感じたことは、露天風呂の奥にTVやマンガなどを読みながらユックリできる休憩スペースがあったことです。
 通常は、脱衣場や待合部分に休憩スペースがあるのが一般的ですが、浴場内に休憩所のある銭湯はこちらが初めてです。
 濡れた体でマンガなど読んでいるとボロボロになりそうですが、TVでも見ながら涼み再び風呂へ入るという贅沢な時間の使い方ができます。
 外からは分からない『辰巳湯』の魅力の一つと言えるでしょう。



 一応、昼のセント酒にちなみ銭湯と酒を嗜むこのシリーズ。
 清澄白河周辺や門前仲町周辺で飲みに行けばよかったのですが、門前仲町のこちらの店が開店と同時に満席になっていたため、錦糸町エリアで飲みに行くことにしました。
 今回の店は、こちらの焼き鳥「永ちゃん」を訪問しました。
 最近、近場に開店したお店です。
 店内には初代「永ちゃん」という写真もあったので、他の場所から移転してきたのでしょう。
 新しいだけあって、明るく清潔感のある店内です。
 メニューはオーソドックスな煮込みに焼き鳥・・・味も美味しゅうございました。
 小坊主は酒は量は不要なため、今回はハイボール一杯をチマチマとこなし、つまみをいろいろ食すスタイルです。
 ここ暫くはもっと年季の入った別な方向でレベルの高いお店への訪問が多かったため、たまにはこういう個性の強くないお店も”安心”ということを再発見しました。

 チェーン店にでもいけば、当たりはずれもなく”安心”は安心ですが、いい加減チェーン店へいくような年でもなく、個人的にはもっと地域の個人店にお金を落としていきたいと思っています。
 ある意味、感性がオッサン化しているのでしょうね・・・不思議なモノです。
 20代では考えもしなかった方向へ、感性が変わっていくのは何故なのでしょうか。
 人や周囲を見ていても、年を経たからといって人間性が高等化したりすることはなさそうですが、好みが変わっていきます。

 高齢化が進むと、人の好みや感性もどんどん細分化していくし、チェーン店にいく人は減っていくでしょう。
 若年層を対象としていたチェーン店やファーストフード系は、これからパイが少なくなって厳しくなっていくのでしょうか。
 そうなると、カラーのある個人店へもっと目が向くようになるかもしれませんね。
 小坊主はその分野に詳しいわけではないですが、日本は欧州等と比べて歴史や文化に金を使う程度が低いように感じます。
 クールジャパンというより、もっと文化的な分野を効率化しつつ保護した方が、観光分野も発展して良いのではないですかね。

 東京も外国人が増えてきましたが、日本にきて何を見るのだろうと不思議です。
 ビル群などをみてもしょうがないし、歴史的なモノなどもそれほど多く残っているようにも感じません。
 残ってても地味すぎてピンと来ないし・・・そろそろ方向性が変わっていくのかどうか?
 もう少し、様子を見ていきたいと思う今日この頃です。


=================
『辰巳湯』
江東区三好1-2-3
03-3641-9436
火~金/15時~24時
土~日/14時~24時
休み/月曜




参考図書




露天休憩所?(庭)のある『荒井湯』銭湯@本所吾妻橋、墨田区

 小さいながらも庭があるという『荒井湯』(本所吾妻橋)へ行ってみました。


 外観は通りからちょっと奥に入った形になっているので、夜間はすこし怖いかもしれませんw
 中は落ち着いた下町の銭湯で、客も少なくゆったりした時間が流れています。
 この銭湯で驚いたのは、スカイツリーを押しまくっていることです。
 風呂場にはよくある富士山ではなく、スカイツリーが描かれていて、カランの前にもスカイツリーの写真がズラッと並んでいます
 並んでいる写真はスカイツリーの夜景で、それぞれのツリー色の写真が展示されています。
 銭湯のオーナーは、なかなかのカメラ好きと思われます。

 スカイツリーにはまっているのだとも思いますが、ここまでスカイツリーで埋め尽くされた銭湯は初めてですw
 庭?と言われているモノは何なのかと思っていましたが、休憩スペースをかねたバルコニーのような場所がありました。
 小坊主が訪問した時は冬場だったので、このバルコニーを利用することはできませんでしたが、夏や秋口の昼間にこちらで涼みながら時間を過ごすのも良さそうです。

 まわりに草木が多いので夏などは蚊が心配ですが、蚊取り線香などあれば雰囲気も出て、夕涼みに最適ではないでしょうか。

 低温風呂もあったので、だいぶ、ゆっくりと湯につかることができたのは嬉しいポイントです。
 風呂の壁にも写真がいろいろと貼ってあり、スカイツリー以外にも犬などの動物モノがあったので、そちらを眺めながら入る風呂は違う意味で癒されます。
 風呂の種類で個性を出そうとする銭湯もありますが、写真の展示場となっている銭湯も珍しく、写真の内容がいろいろと変わっていくようであれば、さらに楽しめそうですが経過をチェックしているわけではないので、そのあたりは分かりません・・・
 でも、いろんな銭湯があって良いと思うので、オーナーの自由にやってみたら良いのではないかと思います。
 スカイツリーに囲まれながら、湯に浸かりたい方はぜひ荒井湯をご訪問ください。

 浴室などの内部については、こちらの記事『日本お風呂倶楽部』が詳しいので、参照ください。



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荒井湯
墨田区本所2-8-7
03-3622-6662
営業時間/15~24時
休み/日曜、祝日




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