展覧会レビュー、『忘れえぬ女』は名の通り、魅力的な絵だったロマンティックロシア展@bunnkamuraミュージアム


概要

展 示:ロマンティックロシア展
鑑賞日:2019年1月
場 所:bunnkamuraミュージアム

評価

混み具合  辛い/1・②・3・4・5/快適
作品の数 少ない/1・②・3・4・5/多い
面 白 さ   退屈/1・2・3・4・⑤/面白い


構成

第1章 ロマンティックな風景
第2章 ロシアの人々
第3章 子供の世界
第4章 都市の風景


感想

・ロシアというとソ連とつなげてしまうため暗めの印象があったが、想像より明るい作品が多かった。
・ほぼ名前を知らない画家ばかりで、イタリア絵画等でよくある宗教画や肖像画もなく、風景や庶民を描いた作品がメイン
・テーマがロマンティックなためか、情景に独特の甘さがあり、情緒を感じさせる作品が多い
・写実性が高く、緻密さにも特徴を感じた
・どの作品も質が良く、秀作ぞろいの展覧会だった

今回の一品(お気に入り)


忘れえぬ女 イワン・クラムスコイ 1883年

10年振りの来日でこれまで、7~8回は日本で展示されているらしい
小坊主は初めて目にする作品で、目玉の展示らしく存在感ある作品
背景の叙情性も魅力だが、描かれる女性の表情が魅力
力強くはないが弱弱しくもなく、物憂げな表情と抑えた感情の存在が印象に残る

月明かりの夜という作品も同じ作家が描いているが、一人だけ画力が際立っていた


月明かりの夜 イワン・クラムスコイ 1880年

チラシ