キングオブ銭湯とも名高い風格漂う『大黒湯』@北千住とレベルの高すぎる酒場『加賀屋』@北千住、足立区

 東京のキングオブ銭湯との声もある北千住は、『大黒湯』を訪問してみました。


 まずは外観ですが、キングオブ銭湯の名にふさわしく堂々とした唐破風の造りとなっています。
 いくつか銭湯を巡ってきましたが、ここまで立派な外観を保っている銭湯はありませんでした。
 多くがビル型かこじんまりした下町型の銭湯が多かったので、この外観だけで圧倒されます。
 造りが大きめの銭湯だけあって、待合もゆったりしたスペースがあります。
 脱衣場に入って驚いたのが、天井の花鳥絵です。
 古いモノのためかかなり霞んでいますが、格子状の枠内に丸型で様々な花鳥絵が描かれています。
 色彩のハッキリしていたころは、とても華やかなものであったろうと思われる天井です。
 さすがキングオブ銭湯・・・風格を感じました
 浴室のカランなどは良くある配置のモノで特長ありませんでしたが、露天風呂がありゆったりした時間を過ごすことができます。
 風呂は座るタイプと寝るタイプのジェット風呂があり、広めの普通の風呂があります。
 特徴は吹き抜けのような高い天井
 男風呂・女風呂を区切る中央の仕切りが低いこともあり、やたらと天井が高く感じます。
 空間の広がりから感じる緩やかさは、ビル型の銭湯では味わえない開放感があります。
 1929年の創業ということで、年季の入った落ち着きっぷりが人を安心させるのかもしれません。
 よく460円の入浴料で、維持できているなぁと余計なことを考えてしまいましたが、何かあってもこの建物は保存していって欲しいと思います。

 そう考えると、地震が怖い・・・こういう貴重な建物が地震などで失われないことを祈ります。
 浴室の状況などは、こちらの記事『TOKYO-SENTO』が詳しいので参照ください。


 さて、風呂の後は「昼のセント酒」の教えに従い飲みに行かなければなりません。
 今回、訪問したのはこちらの『加賀屋』です。
 ん~、さすが北千住の飲み屋・・・外観からかなりのレベルの高さを感じます。
 20代の頃は、こんな店に一人で入ろうなんて考えもしなかったものですが、時間の経過は人を変えていくのでしょう。
 最近はあえてこういう店に行ってみようという、余計なチャレンジ精神がでてきました。

 店内は、土日の17時過ぎの訪問時でほぼ満席でした。
 カウンターが少し開いていたので、そちらに入り込ませてもらいましたが、周りはボトルキープしているような常連様のエリアのようで、新参者の小坊主は少し居心地が悪い思いしながらも、めげずに注文。
 串焼きが美味いということで、焼酎と串焼きをオーダー。
 客が多い中、厨房が狭くて焼いているのが一人しかいないため、串焼きが出てくるまで時間がかかります
 サイトをみると、キンミヤという焼酎があるらしいですが、ボトルキープ用らしく1杯のみはできませんでした。
 軽く飲んで食べて、2,000円とちょうどよい塩梅でお店を後にします。

 北千住は「大黒湯」以外にも銭湯が多くあり、10軒程度の銭湯が営業しているエリアでその筋では有名なようです。
 自分も他にいってみたい銭湯もあることから、再度、北千住の地を踏むことになるでしょう。
 その時には、再び飲み屋も巡らねばなりません。
 北千住は、飲み屋もひしめき合う激戦地!
 次の機会も楽しみにしつつ、再訪を誓いました。



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足立区千住寿町32-6
03-3881-3001
営業時間/15~24時
休み/月曜(祝日の場合、翌日)





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