四阿屋山は、標高が約780mと寒さの残る時期に登るには、ちょうど良い初心者向けの山です。
ただ、ルートによっては壁といってもおかしくない上級者向けの鎖場もあり、四季の花々以外にも楽しみのあるバラエティに富んだ山のようです。
今回は、ヘタレ登山にふさわしく初心者向けコース一択での登山となりました。
こちらが、今回のルート記録です。
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西武秩父駅からバスで、「道の駅両神温泉薬師の湯」まで行くのですが、正直、交通の便は良くありません。
時間によっては、小鹿野町役場前(小鹿野町営バス)で乗り換えが必要になるし、直通便は少ないです。
登山にかかる時間を考えると、都内から行く場合、かなり早朝での出発を考えないと、余裕のない行程になってしまいます。
埼玉の山は、どこも交通の便がイマイチで、もう少し改善されれば、とても行きやすくなるんですけどね。
登山道自体は、初心者コースということもあり、そこまで急坂もなく登りやすかったです。
3月中ごろということで、まだ、雪の残っているところもありましたが、歩けないほど雪は深くもないし、問題ありませんでした。
問題は雪よりも頂上近くで、必ず通ることになる鎖場です。
特にこの横に進んでいく鎖場が、侮れません。
途中、雪のあるところもあり、滑りやすかったり足場が斜めになっていたり、アイゼンを使うほどではなかったのですが、ちょっと恐怖を感じる場面もありました。
驚きだったのは、そんなコースがあくまで初心者向けであり、高齢の登山者がガシガシ登っていたことです。
初心者向けとはいえ、こういう岩場は本当の初心者には衝撃でしょうし、これが上級者コースになると、垂直に近い壁のような岩場を進むことになるらしいです。
登山をしない人に聞くと、初心者向けは高尾山レベルを想定する人が多いらしく、ガイドブックもそうですが、秩父の山のレベル設定は、たまにオカシイ!と思うことがあります(笑
3月ごろは、福寿草の開花時期らしく下山したところで、福寿草を見ることができました。
とても小さな花で、最初にここが福寿草保護エリアです!という看板を見たときは、花が全く見当たらんではないかーと、疑いを抑えられませんでした(笑
が、保護エリアをいろいろ見ていくと、小さな黄色い花がアチコチに見つかり、初めて福寿草を見られて感動です。
本当は時間に余裕があれば、「両神温泉 薬師の湯」で、お風呂に入っていきたかったのですが、バス時刻の関係で、かなわず。
大人しくソフトクリームを食べて、帰宅の途に着きました。
下山時に階段が続いて、膝に違和感を覚えるなど、いろいろありましたが、今年初の登山を無事に終えられて一安心です。
今年は、富士山登山も予定していますので、これからトレーニングを兼ねて少し標高をあげて、登山を続けていきたいと思っています。
次は、塔ノ岳へ再チャレンジしたいですね。