『古典喫茶』の響きにひかれ、喫茶巡りをしています。
今回は、昭和の香りただようと噂の新宿の純喫茶「らんぶる」へ。
入口は若干の古臭さがありまして、新宿東口周辺の雑居ビル群の中に馴染んでいます。
外から見た1Fは、あまり広くなさそうな雰囲気で、店内も普通の喫茶店という印象です。
しかし、この『らんぶる』には地下2Fまでフロアがあり、初めて入るとその広さと雰囲気に『おぉ!』と圧倒されます。
吹き抜けの空間に、しぶいシャンデリア。
イスも純喫茶の王道、赤く沈み心地よい柔らかさを感じます。
イスやテーブル・シャンデリアは、創業当時(1950年、昭和25年)のものを使っているとのこと。
年季の入ったアンティーク・・・ボロイといえばボロイでしょうが、年を経て醸し出される昭和の香り。
なかなか、出そうと思っても出せません。
地下でありながら、高さのある天井には開放感があり、ゆったり過ごせる空気に満ちています。
席の配置も広く、奥にはグループ席もあるようで、余裕がありますね。
新宿だとスタバのようなところだと、まず座れないことを覚悟し、ダメもとでチャレンジするわけですが・・・だいたいは挫折します。
この『らんぶる』も休日に訪問すると、階段部分に行列ができていることがあり、混雑しているときがあります。
ただ、スタバでは並んでまで待って、入店しようとは思わないですが、ここではちょっとくらい待ってもいいか~という大らかな気になることと、待ってでも入りたいという気持ちになります。
待っていたとしても席数が多いので、人の出入りがそれなりにあり、回転は悪くありません。
かつては名曲喫茶として、クラシックを聞かせてくれていたそうです。
今は、クラシックに浸る設備はないようですが、クラシック音楽を聞きながらだと、ダラダラといつまでも居ついてしまいそうなので、今くらいの回転率が良いように思います(笑
小坊主は、今回、ウインナーコーヒーで甘みを補給!・・・コーヒーは普通ですw
ケーキセットが少し高いかなぁと思いましたが、いかにも昔ながらのショートケーキやチーズケーキは、とても美味しそうでした。
残念ながら、ホットケーキがなかったところが惜しまれますw
新宿界隈では、チェーンの珈琲店も多くありますが、混雑していることもあり落ち着ける店は少ないと思います。
そんな時、この『らんぶる』で昭和の香りに浸りつつ、一時の喧騒を忘れる時間を過ごしてはいかがでしょうか?
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名曲喫茶『らんぶる』
東京都新宿区新宿3-31-3
03-3352-3361
営業時間 9:30~23:00
定休日 元旦