2014年11月9日

炭ともみ殻をつかった還元焼成にチャレンジ! 茶碗を2つ作陶@陶芸

 陶芸の新作ができました。
 普段使いのための茶碗を2つ、造りました。
 今回は、通常の焼き上げではなく、「還元焼成」を試してみました。




箱内に「もみ殻」と「炭」を投入
 「還元焼成」は、通常の焼き方とは違い、箱内に「もみ殻」「おがくず」、炭を入れて酸素濃度と温度を変化させた形で焼き上げることになります。
 通常の焼き方では、酸素が多く与えられ、同じ釉薬を使えば、だいたい、同じような仕上がりになります。
 今回の「還元焼成」では、「もみ殻」を「炭」で燃焼させて、焼き上がりの温度を高くし、「もみ殻」の灰が釉薬にかかることで、別の化学変化を起こすことを目的にしています。
還元後(釉薬:マグネシアマット)
左:還元したモノ 右:通常のマグネシアマット
還元後(釉薬:黒天目)
左:還元したモノ 右:通常の黒天目
 「還元焼成」での焼き上がりは、箱内での温度や「もみ殻」の灰のかかり方などの変化が大きく、ランダムな結果になるようです。
 今回は、それぞれの茶碗に「マグネシアマット」「黒天目」の2種類を還元させてみました。
 「マグネシアマット」の方ですが、通常の釉掛けでは全体に白く砂糖がかかったような焼き上がりになります。
 それに対して、還元させた方は白さがなくなり、褐色化したような雰囲気の変化が起こっています。
 風合いとしては、結構、落ち着いたモノになりました。

 「黒天目」の方ですが、通常の釉掛けでは光沢のある真っ黒に焼き上がります。
 還元させた方は、思ってもみなかった赤みのある色合いがでました。
 赤みの変化の出た場所は、炭の熱が強く反応した場所のようです。
 一色で染め上げたモノと比べると、同じ釉薬と思えない大きな変化がでたことに、新鮮な驚きを得ました。
 陶芸は、化学変化に基づく化学(ばけがく)の世界ですが、本当に化けたモノができたことで、技法の奥深さを垣間見ることができました。
 
 まだまだ、未熟ですが、これからもいろいろな方法にチャレンジしてみたいと思っています。
 次回は、色土を練りこんだモノにチャレンジする予定です。
 色土は、赤津貫入土に顔料を練りこみ、土自体に色を与えたものです。
 どんな色合いになるか想像つきませんが、土自体に色がついていますので、釉掛けのモノとは、また違ったものになると思います。




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