手賀沼ポタリング
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今回は、写真があったのが失くしてしまったため、記録のみです。
前回の江戸東京たてもの園に続いて、千葉県我孫子市にある手賀沼へポタリングしてきました。 距離は約90kmです。
まずは手賀沼の先にあるドイツ料理店、ハンス・ホールベックを経由してから、手賀沼を目指します。
行きは江戸川沿いを進んだのですが、追い風でとても快適!
平地でありながら、速度が出ているときには時速40km程出ていた時もあったようです。
おかげで、遠いのでまだまだ先に行ってから手賀沼方面へ針路変更しないと!と思っていたのが、本来、針路変更すべきポイントをあっという間に通りすごすという事態に・・・
利根川沿いは、手賀沼方面へ渡れる橋がなくて、かなり戻らざるを得ない状態になりました。
この時から、向かい風の地獄が始まったのです・・・
行きの時から、海側へ行く時の風が半端ないと感じてたんですが、一旦、方向が逆になるとその圧力が!
いや~、風の影響って凄いですね。
体一つで受けると、こんなに高い壁になるとは。
ま、まだ、この時はまだ体力もあったので、何とか乗り切り目的地であるドイツ料理屋へたどり着きました。
ドイツ料理は、正直、水は美味くなかったけど、サラダといい肉料理といい実に美味かった!
体力使って、腹が減っていたってのもあるんでしょうが(笑
土産にしたウィンナー等もまず普段は口にしない味わいで、自転車乗りが何人も来ていたし、有名なのかもしれません。
で、正直、食いすぎた重い腹を抱えつつ、手賀沼に向かいます。
手賀沼まではさほど距離もなく、無事にたどり着きました。
しかし、手賀沼での風の強いこと!
ちょっと頑張って湖面に出てみたスワンボートが風で流されて、岸にたどり着くのに必死になってましたので(笑
湖面が風で波打ってるし、帰路で見た江戸川の川面も向かい風で川が逆流してるのか?と思うほどでした。
ここで、綸行すべきか自走すべきか・・・運命の分かれ道。
手賀沼の辺りで、時間は14時ごろ・・・時間はまだまだ余裕があるってことで、自走を選択したのが地獄の入り口。
江戸川へたどり着くまでは問題なかったんですが、いやー、江戸川沿いを走るのが辛い辛い・・・
あんなに強い向かい風を経験したことがなかったので、歩くのと同じスピードちゃうん?ってくらい踏み込んでも自転車が先に進みません・・・
途中から自分の選択に後悔が押し寄せ、地図を見ながらまだかまだかと折れそうになる心を必死に支えました。
やっと、見覚えのある水元公園付近までたどり着き、もう少しだ!と自分を奮い立たせることで乗り越えました。
いろいろ、良い勉強になりました。
というわけで、次回は懲りずに印旛沼を目指します(笑
江戸東京たてもの園ポタリング&ロードバイクデビュー
より大きな地図で 江戸東京たてもの園 往復 を表示
江戸東京たてもの園へポタリングしたので、その記録です。 往復、約72kmのポタリングで初のロードバイクでのポタリングになりました。
こちらが、自分の新しい相棒・・・madone3.1
です。 コツコツためた500円玉貯金で、買いました(笑 アルミバイクかmadone4.5、caad10か、考えたのですが・・・レースに出るわけじゃないし、長距離を快適に走りたいって事でmadone3.1にしました。
クロスバイクとは、やはり走りが違います。
madone3.1は走り始めはマッタリしてますが、だんだんとスピードが乗ってきたときは、とても快適に走ってくれます。
というわけで、そんなロードバイクでの初のポタリングに江戸東京たてもの園を選びました。
理由は特になく、距離的にも道のルート的にも難しいところがなくて、ちょうど良かったからですかね(笑
出発は亀戸9:00頃に出発し、11時頃には江戸東京たてもの園に到着しました。
たてもの園自体は、洋風建築から農村建物まで多様な種類の家屋等が移築されていて、本当はもっとゆっくり見たかったんですが、帰りもあることだし結構な急ぎ足で見学しました。
三井八郎右衛門邸 |
その内部 |
子宝湯 |
脱衣場 |
江戸東京たてもの園で、印象深かった建物をあげるとこちらです。
まずは、三井八郎右衛門邸。1897年に京都に建てられたものが東京港区に移築され、さらに今は江戸東京たてもの園に移築されています。
外観といい内部の座敷等の造りといい、立派です。日本建築の内部にシャンデリアを吊るすという豪快さは、なかなか真似できません。
シャンデリアは別としても、室内の仕切戸等にも自筆?の絵が描かれていたり、書斎なども凝った造りで見所がたくさんあります。
また、「千と千尋の神隠し」のモデルになったというのがこの子宝湯らしいですが、趣のある銭湯です。
こちらも外観は重厚で、内部は天井がとても高く中の看板なども味のあるものが沢山あります。
今時、これだけの雰囲気のある銭湯はあるんでしょうか?
子宝湯へ至るエリアの町並みも、鑑賞のポイントが沢山あり、写真を全部アップできないのでスライドを埋め込んでみたので、鑑賞してみて下さい。
キッチン ブラウン |
喫茶ダンテ |
江戸東京たてもの園の辺りでちょうど昼になったので、軽くご飯しにこちらの「キッチン ブラウン」へ行ってみました。
他にもハンバーグ屋とかあったんですが、そこそこのお値段で軽く食べたかったのでこちらへ。
小さい店ですがボリュームもあり、消費したエネルギーを補充するには十分でした。
そこから、西荻窪へ移動し「喫茶ダンテ」へ。
以前に西荻窪散策をした時に一度だけ行ったことあるので、ここまで来たのでせっかくだからと再訪しました。
相変わらず落ち着いた雰囲気に癒されます・・・
純喫茶なのに禁煙っていうのが珍しく、家の近くにあれば必ず通ってますね・・・
ダンテで水分を補給したところで、改めて帰路に着いたわけですが、帰路は信号の少ない道を行って見ようという事で、善福寺川沿いを進み善福寺公園を抜けて新宿へ向かいました。
ん~、しかし、この善福寺川沿いの道がとても狭く道もいきなり段差があったりで、とても落ち着いて走る道じゃなかった。
夜なら絶対に走れない道でした。善福寺公園は、新宿近くにこんな大きくて緑豊かな公園があるのかと驚きでしたが、そんな公園を味わう余裕もなく通り過ぎました。新宿からは往路と同じルートを戻るだけなので、気楽でしたがちょっと尻が痛かったのが残念(笑
とりあえず、初めてのロードバイク・ポタリングは、ロードバイクに慣れるって意味でもちょうど良い距離で、満喫できました。
今度、あちら方面に向かう場合は綸行を前提に、相模湖を目指します。
絵付けは結構がんばれたけど、歪んでしまった鳥な箱物のもの@陶芸
新作が出来ました。
こちらもなかなか時間がかかりましたが、何とか完成することが出来ました。
1番上の写真が製作途中のものです。
なかなか細かい絵柄にしてしまったため、下絵つけの段階で時間がかかったし、色合いが上手く出るか心配でした。
2番目以降が完成したものですが、透明釉を使ったおかげで、色が鮮やかに出すことが出来て、満足してます。
ただ、箱物の難しさで蓋の方が若干そってしまって、歪みが出てしまいました。
焼くまでは、そこまでの歪みを感じなかったのですが、製作過程での歪みを抑えきれてなかったようです。
絵のほうが望んだ感じで描けたので、とても残念です。
ま、初めての箱物としては上手くいった方だと思うので、これを良い経験にして次の作品に繋げていければと思います。
今は、皿の作成依頼を受けたので、直径で24cm程の大き目の皿を作っています。
3枚ほど作る予定ですが、絵付けをどうするか、今から思案中です。
レオナルド・ダ・ヴィンチ 美の理想展 感想
渋谷Bunkamuraへ「レオナルド・ダ・ヴィンチ 美の理想展」へ行ってきました。
混み具合 辛 い/1・2・③・4・5/快適
作品の数 少ない/1・2・③・4・5/多い
面 白 さ つまらない/1・2・3・4・⑤/面白い
混み具合は、13:00に展示場に入り時間が早かったからか、行列を待つほどの混雑はありませんでした。
作品の数は、作品数は少なくもなく多くもなく、混雑を考えるとちょうどいい作品数です。
面白さは、岩窟の聖母、モナ・リザ、ほつれ髪の女と見所は十分です。
今回、自分で見て印象強かった作品たちです。
こちらは、ラファエロとその工房のものとされる「カーネーションの聖母」と「ヒワの聖母」です。
同じ工房作のためか、全体的な雰囲気に似たものを感じます。個人的には「カーネーションの聖母」の聖母の表情にとても温かみがあり、あまり聖母らしくないところが魅力に感じました。
「ヒワの聖母」の聖母は、他の絵画でも見られるようなセオリーに忠実な聖母に見えますが、反対にイエスと洗礼者ヨハネの描写が面白い。
イエスが部下に何か与えているように見えて仕方ないのは、自分だけでしょうか?(笑
ボッカッチョの「ロマの少女」とジャンピエトリーノの「マグダラのマリア」と女性を描いた絵画ですが、とても対照的で見比べると絵の雰囲気とモデルの内面の違いがよく表れています。
「マグダラのマリア」は娼婦とされる方のマリアなんでしょうが、とても官能的な雰囲気に満ちてて表情にも明るい生命力が感じられます。
対して「ロマの少女」・・・こちらは、目の印象が素晴らしい。とても強い力を感じる目です。
圧縮された存在感が、魅力ですね。
ルーヴル美術館とロンドン・ナショナル・ギャラリーに所蔵される「岩窟の聖母」で、今回はルーヴル美術館の「岩窟の聖母」が見られます。
いやぁ~、とても良かったです。
絵画自体もそれなりに大きく、作品の完成度の高さが随所に感じられます。
ナショナルギャラリーのものと比べると、構成や登場人物には大きな違いはありませんが、アトリビュートの違いやしぐさに微妙に違いがあり、解釈はなかなか難しいようです。
そういった解釈は抜きにして、絵画のたたえる静謐さや登場人物の表情などはどれだけ見ていても飽きません。
ぜひ、見てもらいたい作品です。
こちらが今回の展覧会の目玉とされる「ほつれ髪の女」で、作者はダ・ヴィンチの弟子とされるサライのものとされています。
この微笑と髪の表現力は、必見です。
ダ・ヴィンチの女性像にはパターンというか、慎ましい女性を描く理論・理想があるということで、顔の角度が重要。
頭を少し下げるか、斜めに傾けることになっているようです。
ダ・ヴィンチの習作とされる作品もいくつか展示されていましたが、それぞれを見比べると女性の存在感や美しさに微妙な違いがありました。
それも、やはり顔の角度や表情、目線などの違いから感じられるものなんだと思います。
そういった微妙な違いを何度も習作を繰り返すことで、美の理想とされるものを追求し、一つの形にしていったんだろうなというのが想像できます。
絵画自体はとても小さいですが、絵画に凝縮された作者の力量は抑えられずに絵画からあふれています。
右は「レダと白鳥」で、レオナルド周辺の画家のものです。なんと言っても、白鳥の目が(笑
ゼウスが白鳥に姿を変えて、レダを誘惑したところを描いているんだと思いますが、そういう場面と思うせいか白鳥の目がエロスにしか見えません。
「モナ・リザ」はいろいろな画家に、模倣されたというか影響を与えているようで、今回の展覧会ではいろんな画家の描く「モナ・リザ」が見られます。
アイスワールの「モナ・リザ」は日本初公開だそうで、展示されている「モナ・リザ」の中でも際立った美しさがありました。
解説にもあるように、若いんです!若さは美か!!というくらいに、肌つやといい生命力に満ちた「モナ・リザ」です。
ガスパーレの「モナ・リザ」と比べてもらえれば、その若さと描写の違いが分かってもらえると思います。
他にも同じく日本初公開となる「裸のモナ・リザ」など、多数の「モナ・リザ」が展示されてるので、見比べて欲しいです。
フォンテーヌブロー派の「浴室の二人の女性」という絵画が展示されてましたが、この絵画を見た瞬間、どこかで見たなぁと記憶が刺激されました。
跡で調べてみたら、「ガブリエール・デストレー姉妹」が記憶にあって、脳内で引っかかったようです。
「ガブリエール・デストレー姉妹」も同じ、フォンテーヌブロー派の描いたものなので似ているというか同じで当たり前なのですが、別パターンの絵画を見たことがなかったので、この画家?の別パターンの絵画もあるのかというのが実際に見ることが出来て、嬉しかったです。
全体的に見て、実に見所のたくさんある展覧会ですので、まだの方にはぜひ足を運んでもらいたいですね。
混み具合 辛 い/1・2・③・4・5/快適
作品の数 少ない/1・2・③・4・5/多い
面 白 さ つまらない/1・2・3・4・⑤/面白い
混み具合は、13:00に展示場に入り時間が早かったからか、行列を待つほどの混雑はありませんでした。
作品の数は、作品数は少なくもなく多くもなく、混雑を考えるとちょうどいい作品数です。
面白さは、岩窟の聖母、モナ・リザ、ほつれ髪の女と見所は十分です。
今回、自分で見て印象強かった作品たちです。
カーネーションの聖母 |
ヒワの聖母 |
こちらは、ラファエロとその工房のものとされる「カーネーションの聖母」と「ヒワの聖母」です。
同じ工房作のためか、全体的な雰囲気に似たものを感じます。個人的には「カーネーションの聖母」の聖母の表情にとても温かみがあり、あまり聖母らしくないところが魅力に感じました。
「ヒワの聖母」の聖母は、他の絵画でも見られるようなセオリーに忠実な聖母に見えますが、反対にイエスと洗礼者ヨハネの描写が面白い。
イエスが部下に何か与えているように見えて仕方ないのは、自分だけでしょうか?(笑
ロマの少女 |
マグダラのマリア |
ボッカッチョの「ロマの少女」とジャンピエトリーノの「マグダラのマリア」と女性を描いた絵画ですが、とても対照的で見比べると絵の雰囲気とモデルの内面の違いがよく表れています。
「マグダラのマリア」は娼婦とされる方のマリアなんでしょうが、とても官能的な雰囲気に満ちてて表情にも明るい生命力が感じられます。
対して「ロマの少女」・・・こちらは、目の印象が素晴らしい。とても強い力を感じる目です。
圧縮された存在感が、魅力ですね。
ルーヴル蔵 岩窟の聖母 |
ナショナルギャラリー蔵 岩窟の聖母 |
ルーヴル美術館とロンドン・ナショナル・ギャラリーに所蔵される「岩窟の聖母」で、今回はルーヴル美術館の「岩窟の聖母」が見られます。
いやぁ~、とても良かったです。
絵画自体もそれなりに大きく、作品の完成度の高さが随所に感じられます。
ナショナルギャラリーのものと比べると、構成や登場人物には大きな違いはありませんが、アトリビュートの違いやしぐさに微妙に違いがあり、解釈はなかなか難しいようです。
そういった解釈は抜きにして、絵画のたたえる静謐さや登場人物の表情などはどれだけ見ていても飽きません。
ぜひ、見てもらいたい作品です。
ほつれ髪の女 |
レダと白鳥 |
こちらが今回の展覧会の目玉とされる「ほつれ髪の女」で、作者はダ・ヴィンチの弟子とされるサライのものとされています。
この微笑と髪の表現力は、必見です。
ダ・ヴィンチの女性像にはパターンというか、慎ましい女性を描く理論・理想があるということで、顔の角度が重要。
頭を少し下げるか、斜めに傾けることになっているようです。
ダ・ヴィンチの習作とされる作品もいくつか展示されていましたが、それぞれを見比べると女性の存在感や美しさに微妙な違いがありました。
それも、やはり顔の角度や表情、目線などの違いから感じられるものなんだと思います。
そういった微妙な違いを何度も習作を繰り返すことで、美の理想とされるものを追求し、一つの形にしていったんだろうなというのが想像できます。
絵画自体はとても小さいですが、絵画に凝縮された作者の力量は抑えられずに絵画からあふれています。
右は「レダと白鳥」で、レオナルド周辺の画家のものです。なんと言っても、白鳥の目が(笑
ゼウスが白鳥に姿を変えて、レダを誘惑したところを描いているんだと思いますが、そういう場面と思うせいか白鳥の目がエロスにしか見えません。
アイスワール モナ・リザ |
ガスパーレ モナ・リザ |
「モナ・リザ」はいろいろな画家に、模倣されたというか影響を与えているようで、今回の展覧会ではいろんな画家の描く「モナ・リザ」が見られます。
アイスワールの「モナ・リザ」は日本初公開だそうで、展示されている「モナ・リザ」の中でも際立った美しさがありました。
解説にもあるように、若いんです!若さは美か!!というくらいに、肌つやといい生命力に満ちた「モナ・リザ」です。
ガスパーレの「モナ・リザ」と比べてもらえれば、その若さと描写の違いが分かってもらえると思います。
他にも同じく日本初公開となる「裸のモナ・リザ」など、多数の「モナ・リザ」が展示されてるので、見比べて欲しいです。
浴室の二人の女性 |
ガブリエール・デストレー姉妹 |
フォンテーヌブロー派の「浴室の二人の女性」という絵画が展示されてましたが、この絵画を見た瞬間、どこかで見たなぁと記憶が刺激されました。
跡で調べてみたら、「ガブリエール・デストレー姉妹」が記憶にあって、脳内で引っかかったようです。
「ガブリエール・デストレー姉妹」も同じ、フォンテーヌブロー派の描いたものなので似ているというか同じで当たり前なのですが、別パターンの絵画を見たことがなかったので、この画家?の別パターンの絵画もあるのかというのが実際に見ることが出来て、嬉しかったです。
全体的に見て、実に見所のたくさんある展覧会ですので、まだの方にはぜひ足を運んでもらいたいですね。
なぜか9社寺ある『浅草七福神』をめぐる@江戸名所百景(広重)と切絵図とともに
浅草名所(などころ)七福神会様のサイトより |
浅草散策をかねて七福神巡りに行ってきました。
浅草七福神のコースは、上の通りです。
浅草七福神は七福神と言いながら、なぜか参拝するところが九社寺あります。
1.浅草寺(大黒天)
2.浅草神社(恵比寿、三社権現)
3.待乳山聖天(毘沙門天)
4.今戸神社(福禄寿)
5.橋場不動尊(布袋尊)
6.石浜神社(福禄神)
7.吉原神社(弁財天)
8.鷲神社(寿老人)
9.矢先神社(福禄寿)
福禄寿と寿老人がかぶってるんですね。
今回は、矢先神社(福禄寿)と浅草神社(恵比寿)を残して、すべてを回りきることはできませんでした。
吉原方面まで散策したので、8kmほどの散策になったのですが、6時間ほどかかってしまいました。
サラダ |
チーズトースト |
散策前にランチで、隅田川とスカイツリーの見えるCAFE MEURSAULTへ。 スカイツリーは正面のマンションが邪魔しており、天辺が見えるくらいで微妙でした(笑 ただ、隅田川沿いの景色は素晴らしくゆったりしたランチをするには、良いロケーションです。
ランチはブランチセットが基本で、サラダ・スープ・トースト・デザートが1セット1,400円からになってます。
トースト?腹が膨れんではないか!と思ったんですが、このトーストが付け合せのマヨネーズと合わせると、美味い!!
セットでデザートまで入れれば、十分なランチでした。
駒形堂 |
スカイツリー |
で、腹も膨れたところで雷門前から出発です。
今回は、10人ほどでの散策です。
まずは吾妻橋近くの駒形堂へ。
ここは浅草寺の本尊である観音像が上陸したという場所で、浅草観音戒殺碑があります。
浅草観音の上陸した聖地ということで、この近辺10町余りの川筋を殺生禁断の地に指定したことを記すものです。
また、江戸時代は隅田川から浅草寺へ向かう人は、ここから上陸して雷門へ向かった場所でもあり、交通の要衝であったことから、馬頭観音を祭った御堂を建てたということです。
広重の「駒形堂吾妻橋」では左端に駒形堂や、材木屋を示す材木や化粧品屋の目印であった旗が描かれ、当時の人であればあそこか!と分かるようになっていました。
そういう意味では、浮世絵は貴重な歴史資料にもなるんでしょうね。
スカイツリーの開業も近く、吾妻橋から綺麗に見ることが出来ました。
開業から1年後くらいに展望台に行ければ良いかなと思います。(笑
姥が池 |
待乳山聖天 |
吾妻橋から北上し、姥が池・待乳山聖天へ向かいます。
旅人を殺して金品を奪っていた母親が間違って娘を殺してしまい嘆きから身を投げた池らしく、真ん中には旅人を殺すのに使っていたことになっている石が置いてあります。
暗い話のある場所の割には公園になっていて、なかなか賑やかでだいぶ明るい雰囲気があります。
その近辺はかつて歌舞伎座があった猿若町で、広重「猿わか町よるの景」にも賑わう様子が描かれています。
その周辺を散策し、待乳山聖天へ。
ここは浅草七福神の毘沙門天が祭られています。
待乳山聖天 本殿 |
今戸神社 |
待乳山聖天のモチーフは、なかなかユニークで交差する二股の大根と巾着袋です。
二股の大根は、見た目のまま家族の和合、巾着袋は財産・商売繁盛ということです。
毎年、1月7日には大根祭りもあるそうで、一度は行ってみたいと思ってます。
待乳山を描いた浮世絵は、広重の「待乳山山谷堀夜景」に描かれています。
切絵図だと吉原の方に「日本堤」という記載があり、荒川の氾濫から江戸市中を守るため、徳川家康が待乳山を削って堤を作らせたと言われています。
日本堤は広重の「よし原日本堤」でその様子が描かれていますが、なかなか高い堤防だったように見えます。
待乳山は日本堤を建築するための土削りしたところらしく、かつてはもっと高い山だったのかもしれません。
また、山谷堀という船で新吉原へ向かう人が利用した場所で、吉原へ向かう客のための店が多数あったようです。
広重の浮世絵では、夜景に浮かぶ店の明かりが待乳山のふもとに描かれてます。
浅草の地は浅草寺があり、新吉原があり、歌舞伎座があり、大きな繁華街・・・今でいう新宿歌舞伎町か?などと想像してしまいます。
待乳山聖天を後に、次は今戸神社へ。
今戸神社は、浅草七福神の福禄寿が祭られています。
また、招き猫発祥の地ということになっているらしく、縁結びにご利益があると有名で、奉納されている絵馬には願望というか欲望がダイレクトで面白かった(笑
境内は広く休憩スペースもあって、開放感ある場所でした。
今戸神社 本殿 |
今戸神社 招き猫 |
橋場不動尊 |
石浜神社 |
今戸神社から先がちょっと距離がありまして、今戸神社から橋場不動院へ向かいます。
ここは浅草七福神の布袋尊が祭られており、火伏せの橋場不動尊として有名です。
写真のとおり、今戸神社とはうってかわったこじんまりとしながらも、静かに心落ち着く雰囲気があります。
個人的にはこういう場所の方が好きです。
このあたりはかつては今土焼きの窯があったそうで、広重も「墨田河橋場の渡かわら窯」で煙立つ窯の様子を描いてます。
その先は、南千住近くの石浜稲荷(真崎稲荷神社)です。
ここは、浅草七福神の寿老神が祭られています。
広重は、ここでは「真崎辺より水神の森内川関屋の里を見る図」で、かつて境内の中にあった茶店から隅田川を見た風景を描いてます。
広重に描かれている浮世絵では、景色のいい観光地という雰囲気です。
江戸っ子は舟遊びが好きだったと聞きますが、浮世絵でも舟遊びに興じる姿が見られます。
今も浅草からお台場へ向かう観光船に乗ると、橋の下をくぐりながら、普段とは違う東京の景色を見ることができて新鮮で心躍ります。
江戸時代の舟遊びはもっとゆったりしたものだったのではないかと想像しますが、屋形船じゃないですがゆったりした小船での舟遊びに興じる余裕が欲しい今日この頃です(笑
石浜神社 本殿 |
吉原神社 |
石浜神社の付近には平賀源内の墓があるんですが、今回はそこは素通りしてしまいました。
いずれ、見学に行ってみたいと思います。
石浜神社の次は吉原神社ということで吉原大門へ進み、何代目かになる見返り柳をチェック。
見返り柳のあたりで切絵図をみると、かつて新吉原の周囲にあったお歯黒どぶが今は道路になりつつも、江戸時代と道路の形といい町の形といい変わってないのがよく分かります。
お歯黒どぶは遊女の逃亡防止用のものだったようで、今はその跡は石垣がほんの少し残っている程度のようです。
さすがにソープランドの中をいろいろ散策するわけにもいかず、そそくさと通り抜けました。
吉原神社は、浅草七福神の弁財天を祭っています。
そもそもは、玄徳(よしとく)稲荷神社があった場所へ、新吉原の四方に祭られていた榎本稲荷社、明石稲荷社、開運稲荷社、九朗助稲荷社が合祀されて出来た神社です。
新吉原の四方に稲荷が祭られていたのは、切絵図でも確認することが出来ます。
吉原という特殊なエリアを稲荷で守っていたのか、封印していたのか分かりませんが、江戸から現代にも通じるポイントを確認することが出来るのが、切絵図と現代地図を見比べる面白さです。
吉原神社の近くには、弁天池跡があり吉原観音像があります。
そこには僧侶姿の女性がありましたが、どうやら家田荘子さんが来られていたようです。
広重が描いた吉原の浮世絵は「廓中東雲」があり、場面的には吉原大門を入ってすぐの江戸町二丁目ではないかと言われています。
明け方を描いたものと言われていますが、冬の静けさに満ちた絵です。
他には「浅草田甫酉の町詣」で、吉原の遊郭の部屋から次に向かう鷲神社の方向を描いています。
鷲神社といえば酉の市の熊手が有名ですが、江戸時代のころから賑わっていたようで、浮世絵の中にも熊手をかついている人がいて、遊女の部屋の簪も熊手の形に描かれることで、酉の市に参拝に行った後というのが分かります。
こういうポイントを読んでいくと、現地での想像が膨らみますね。
鷲神社 |
熊手 |
ということで、お次は鷲神社・・・酉の市の熊手で、有名な神社で、浅草七福神の寿老人が祭られています。
本殿には「なでおかめ」というおかめが置いてあり、なでる場所によってご利益が違うことになっています。
かなりの「なでられ」をこなしてきたらしく、所々が黒ずんでまして、特に向かって右側が黒くなってました。
向かって右側は恋愛成就だそうで、今戸神社に引き続き恋愛系が人気ですね。
今年の酉の市は、11月8日と11月20日にあるようで、こちらも一度は行ってみたいものです。
ゴトー ホットケーキ |
浅草寺 |
さすがに疲れたのでティータイムに入りましたが、目当ての店は閉店時間が近かったため、残念ながら近くのフルーツパーラーゴトーへ。
ここはフルーツパーラーなのに、ホットケーキが美味いというので選びました。
他の方がフルーツパフェを食べる中、迷うことなくホットケーキを選択!
出てきたホットケーキは、なかなかの厚みで中身のモチモチとした食感は最高でした。
二枚も重なるとお腹にズッシリきましたが、食べ応えバッチリで満足です。
フルーツも美味しそうで、当たりの店だと思います。
夜の浅草寺も仲見世のほのかな明かりが美しく、最後に広重の「金龍山浅草寺」を鑑賞して、今回の散策は終わりとなりました。
ん~、13:30から始まって終わりが18:00ごろ・・・距離はさほどじゃないけど、やっぱりそれなりに時間がかかる。
次に散策する事があれば、あまり詰め込まないよう調整しようと思います。
次は谷根千かな・・・
<参考図書>
広重の大江戸名所百景散歩
もち歩き 江戸東京散歩(切絵図・現代図で歩く)
ユベール・ロベール 時間の庭展
国立西洋美術館へ「ユベール・ロベール 時間の庭」展へ行きました。
ユベール・ロベール・・・いや~、これまでどこかで見たことあるかもしれないんですが、ほとんど知らない人です。
混み具合 辛い/1・2・3・4・⑤/快適
あまり有名じゃないからか、または展示内容が素描が多いからか、人は少なくて快適でした。
並んで絵を見る場所とか、ほとんどなかったです。
作品の数 少ない/1・2・③・4・5/多い
作品は少なすぎず多すぎずで、じっくり見ればそれなりに時間はかかりますが、2時間もあれば十分です。
また、サンギーヌ(チョーク)での素描が多いのでカラー?物は少ないです。
面白さ つまらない/1・2・3・④・5/面白い
素描が多いので、油彩等の鮮やかさや作品のインパクトを求める人にはつまらないと思いますが、自分は画家の技術や構成が面白くて十分に楽しめました。
以下、展示順などはバラバラになってしまってますが、気に入った絵です。
ユベール・ロベールは、18世紀頃に「廃墟のロベール」として名声を得たフランスの風景画家です。
ロベールの絵にはローマの廃墟がよく出てきますが、1754年から10年近くイタリアはローマに留学していたようで、その時の影響があるんでしょうね。
しかし、当時、10年近くもイタリアに留学できたというのは、すごく恵まれていたのではないでしょうか。
だいたいの画家は、一度はイタリアへ絵画修行に行ったり旅行したりしてるので、ルネサンス後のイタリアで技術やモチーフなどいろいろ吸収するのに十分だったと想像できます。
油彩以外の素描も多くが、ローマの建築が多いです。
でも、サンギーヌ(チョーク)ひとつで陰影を描く技術は素晴らしかったです。
技術のしっかりした人は、道具に何を使っても確かな絵を描くことが出来るんですね・・・
廃墟のロベールと言われるくらい建築・廃墟を描いてますが、どの風景画でも建築と人間が描かれていて、どちらか一つで描かれてる物はほとんどありませんでした。
反対に風景に人間が入ることで、建築物の大きさや時間の流れが引き立ってました。単なる風景画だとアクセントがなくて、それこそ淡白な印象になってしまうところです。
必ずしも見たままを描いているわけではなく、一部、イタリア留学時代に記憶にとどめたモチーフを空想の建築として組み入れながら描いている物もありますが、どれも時間の流れを意識させじっくりと人を引き込む魅力ある絵です。
たぶん、そんなにメジャーではないので混雑してないし、ゆっくり絵を楽しみたい人にはお勧めできる展覧会です。
ユベール・ロベール・・・いや~、これまでどこかで見たことあるかもしれないんですが、ほとんど知らない人です。
混み具合 辛い/1・2・3・4・⑤/快適
あまり有名じゃないからか、または展示内容が素描が多いからか、人は少なくて快適でした。
並んで絵を見る場所とか、ほとんどなかったです。
作品の数 少ない/1・2・③・4・5/多い
作品は少なすぎず多すぎずで、じっくり見ればそれなりに時間はかかりますが、2時間もあれば十分です。
また、サンギーヌ(チョーク)での素描が多いのでカラー?物は少ないです。
面白さ つまらない/1・2・3・④・5/面白い
素描が多いので、油彩等の鮮やかさや作品のインパクトを求める人にはつまらないと思いますが、自分は画家の技術や構成が面白くて十分に楽しめました。
以下、展示順などはバラバラになってしまってますが、気に入った絵です。
マルクス・アウレリウス騎馬像 |
赤ん坊に哺乳瓶を差し出す若い女 |
古代の廃墟 |
メレヴィルの城館と庭園 |
古代遺物の発見者たち |
ブーシェ 水車のある風景 |
ユベール・ロベールは、18世紀頃に「廃墟のロベール」として名声を得たフランスの風景画家です。
ロベールの絵にはローマの廃墟がよく出てきますが、1754年から10年近くイタリアはローマに留学していたようで、その時の影響があるんでしょうね。
しかし、当時、10年近くもイタリアに留学できたというのは、すごく恵まれていたのではないでしょうか。
だいたいの画家は、一度はイタリアへ絵画修行に行ったり旅行したりしてるので、ルネサンス後のイタリアで技術やモチーフなどいろいろ吸収するのに十分だったと想像できます。
油彩以外の素描も多くが、ローマの建築が多いです。
でも、サンギーヌ(チョーク)ひとつで陰影を描く技術は素晴らしかったです。
技術のしっかりした人は、道具に何を使っても確かな絵を描くことが出来るんですね・・・
廃墟のロベールと言われるくらい建築・廃墟を描いてますが、どの風景画でも建築と人間が描かれていて、どちらか一つで描かれてる物はほとんどありませんでした。
反対に風景に人間が入ることで、建築物の大きさや時間の流れが引き立ってました。単なる風景画だとアクセントがなくて、それこそ淡白な印象になってしまうところです。
必ずしも見たままを描いているわけではなく、一部、イタリア留学時代に記憶にとどめたモチーフを空想の建築として組み入れながら描いている物もありますが、どれも時間の流れを意識させじっくりと人を引き込む魅力ある絵です。
たぶん、そんなにメジャーではないので混雑してないし、ゆっくり絵を楽しみたい人にはお勧めできる展覧会です。
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