新宿は『もとやま』へ。評価は☆二つで微妙@新宿


 久しぶりの肉会を開きました。
 今回の戦場は、「もとやま 新宿店」

 前から一度、試してみたいと思っていた店です。
 御徒町店は、ランチで行ってなかなか美味かったのです。
 というわけで、今回は本気モードで夜の出撃。
 結果は星2つ(3つで満点)
 店は出来て間もないのもあってか、なかなかキレイ。
 店員さんの対応も、良かった。
 ただ、煙を吸う換気類が弱い。
さほど煙が出るわけじゃないけど、やはり煙る・・・
 肉は、口コミでもあるように、上モノは値段のわりに とても美味い。
 コストパフォーマンスは、二重丸です。
 普通の肉は、さほど感動しなかった。


 値段、相応な感じで反対に上モノと比べてしまうと落差が大きくて、ちょっと寂しい感じにw
 写真の赤身ジャングルを試したけど、脂も重くなく肉の食感もサクッとした歯ごたえが、味わえました。
 この歯切れよさは、久しく感じなかったタイプでたまに肉を食うと素直に美味い!と思えます。
 値段も手ごろで、使えるお店と言えるでしょう。
 興味ある方、一度、ご賞味ください




宮古島 2~3日

宮古島2日目
シーカヤックに初挑戦・・・

宮古島inシルバーウィーク 1~2日目

シルバーウィークを利用して、宮古島へ行ってきました。
まずは、本島で首里城と国際通りへ。
ベタな観光地めぐりですw

カポディモンテ美術館展in国立西洋美術館

上野、国立西洋美術館へ「カポディモンテ美術館展 ナポリ・宮廷と美」へ行きました。


http://www.tbs.co.jp/capo2010/
連休で、終わりかけの展覧会なので混んでるかと思ったら、さほどでもなく。
意外と人気ないんだろうか?
イタリアというと、ついフィレンツェが思い浮かぶんですが、南イタリアではこのカポディモンテ美術館は、ビッグネーム!
もともとブルボン家・ファルネーゼ家といった王家や貴族のコレクションが基になってるようで、ボッティチェリやカラヴァッジョなどいい作品をコレクションしている美術館です。
かつての宮廷がそのまま美術館になってるそうで、ナポリの写真を見てたら、イタリアに行きたいなぁと旅行熱が上がってきました。


さて、まず目を引いたのがこちらチラシにも出てる
ので、知ってる人も多いでしょう
パルミジャーノ「貴婦人の肖像(アンテア)」/1530年
立ち姿の美しさも衣服の素材感、毛皮の表現ものっぺりした感じにならず技術の確かさを感じます。
女性も目力を感じさせる描写で、少し近寄りがたい雰囲気もあります。
体の向きは、正面から少し右が前に出る形でそちらが強調されてるようです。
モデルが誰かは知らないけど、力強さと美人度はさすが展覧会の目玉になるだけはありました。
しかし、マニエリスム(1537年)の影響で誇張表現が入ってるらしいけど、この女性の肩幅はいかがなものかと。
右側を強調したいためにこうなったのかもしれないですが、普通に見てるとエライごついネーちゃんやなぁと思ってしまうw
技術や絵の存在感は申し分ないのだけど、つい
このアンバランスさに引っ張られてしまうのが、自分
には受け入れきれませんでした・・・


エル・グレコ「燃え木でロウソクを灯す少年」/1572年
この光の表現が、素晴らしい。
色合いやロウソクの具合が違うけど、ジョルジュ・ラトゥールの「大工の聖ヨセフ」を思い出しました。光の暖かさや衣服や顔、手への光の拡散具合に見とれます。
陰影の配分が、人物の表情や雰囲気に深みを与えてくれています。
ん~、寝室に飾りたい絵ですねw






グイド・レーニ「アタランテとヒッポネメス」/1622年
これも、前から見てみたかった絵です。
意外と実物は大きく、迫力ありました。
神話で走るのがメチャ速いアタランテさんと結婚したい、ヒッポネメス・・・
アタランテさんは、命を懸けた駆けっこで敗者には死を・・・勝者には求婚する権利を!ってことで、駆けっこの最中を描いたものです。
ついでに、ヒッポネメスは黄金のリンゴを3つもってて 追いつかれそうになるたびに、黄金のリンゴを転がして距離をかせいだようです。
勝つためには手段は選ばない!・・・命が懸かってるんで、仕方ないのか?
たなびく衣の表現も疾走感が出てて、一瞬の場面を捉えた躍動感があります。
また、ギリシャ彫刻ばりの筋肉と肌の美しさは、一見の価値があります。
お互いの目線や体が向き合ってない中で、互いを対 比させる構図は珍しく、素直に上手いなぁと思います。


フランチェスコ・グアリーノ「聖アガタ」/1645年
ローマ時代に迫害されたキリスト教徒で、乳房を切り取られる 拷問を受けた聖女ということです。
見た瞬間、まず、痛い!血がにじんでるし・・・痛い!!
とインパクトを受けたところで、顔を見ると痛がるというより挑発するような目が、印象的です。
片方の目しか描かれてないですが、この目にすごい吸引力を感じます。
エロス?・・・ん~、貴婦人の肖像のような力強さでもないし。
プライドというか、気丈さを感じます。
この抑えた存在感は、表情と目から出てくるものなんでしょう。
見ていく中で、印象が変わっていくいい作品です。

内側は筆で手塗り・・・赤色の絵付けは難しい。小鉢@陶芸



新作が出来ました。
小鉢ですが、前から続いて絵付けをやっています。
今回は趣向を変えて、いろんな色の実験をしてみました。
基本は黒天目を使って、漆器のような雰囲気にしたかったのだけど・・・
黒天目は、漆器のように色が出てくれました。
中を赤絵具で、地道に筆で塗ったんですが思ったほど、筆の跡が出ないで良かった。
手びねりで作ってるので、凸凹もあるしムラが出ないように塗るのは、本当に難しい・・・
なので、かなり心配してたけど、許容範囲内に収まりました。

本当は赤い釉薬でもあれば、むらを抑えられるんだろうけど、これも修行w

側面は、青・ピンク・緑・黄色を使ってみました。
四角があまり、キレイに描けてないのが残念なところだけど、色同士のにじみはそんなになくいけました。
これも、筆で塗ってるので形が手作り感にあふれてますw
スポンジに含ませて、模様をつける方法もあるようなので、そっちを試してみるのも面白いかな。

もう一つの側面には、赤で模様を入れてます。
これも、三角の形がビシ!っとしてれば、もっと品がでると思うんだけど、手塗りではまだまだ均整の取れた形には、持っていけません。

今回は、絵付けして透明釉薬をかけて、その上に撥水剤をかけてと、結構、手間をかけました。
おかげで、釉薬一色で染めるより面白いモノが出来たと思います。

この漆器モドキは、シリーズでいろいろチャレンジしてみたいですね。
後は絵のモチーフ探しと、自分の画力upが問題。
それが一番問題だけど・・・
自分、不器用なんで・・・無理っす




江戸東京散歩シリーズin押上~亀戸




8月の谷中から始まった?江戸東京散歩シリーズ・・・今回は本所絵図(左)を見ながら、押上から亀戸天神までを巡ってきました。
まず押上といえば、話題の東京スカイツリー!
正直、忘れてたんだけど押上駅を出ると、人がいっぱい写真を撮っているではないか。
何事?と振り返ると、スカイツリーが鎮座ましましておりましたw
デカイ!駅から進むと、撮影ポイントがあったのでバシバシ撮影。
デカイから、全景を入れるの難しいー。
地面にひざまずくようにして、撮影・・・まるでスカイツリーの威容に這い蹲るようにして撮影w
たぶん、何日もかけて進み具合をチェックしてる本職の方もいるんだろうけど、ミーハーな小坊主にはこれで充分。

さて、スカイツリーを拝んだ後は絵地図にある観光スポット?巡りへ。
まずは春慶寺。
ここには、「東海道四谷怪談」の作者、鶴屋南北(真中)の墓があります。
鶴屋南北がなぜこの寺に入ってるのか知らないけど、江戸時代は押上の普賢ってことで普賢菩薩が有名な寺だったようです。
しかし、江戸からある寺だからそれなりの古刹な貫禄があるかな~と期待してたら、コンクリート製の寺でした・・・
まぁ、時代の流れがあるから仕方ないんだけど、京都の寺のような雰囲気を期待するのは間違いなようです。
寺としては、前の谷中の方が寺町だったのもあってか、落ち着いた雰囲気が色あせない歴史を感じさせてくれたもんです。
なかなか都会の寺は、保存が難しいんでしょうね。




さて、お次は法生寺へ。
ここは葛飾北斎にゆかりのある寺だそうで、寺の外壁にデカデカと葛飾北斎の絵が描いてありました。 そこまで、宣伝してるのに寺内には誰もいなくて、静かなものです。
ここまで、わざわざ観光に来るような物好きはいないからかもしれないw
北斗七星の菩薩を祀ってるようです。
上の写真は、法生寺じゃなくて次に行った龍眼寺のものです。
ここは、庭もきれいで落ち着いた寺で、コンクリート寺からやっと違う世界へ来れた!と小躍りしました。
昔から萩の名所として有名な寺で、松尾芭蕉の「ぬれてゆく人もおかしや雨の萩」という句碑があります。
緑も豊かで、時間の流れが違います。
まだ、萩の時期じゃないので萩寺とまで言われる萩を堪能できなかったのは残念。
亀戸七福神の布袋尊が祀られているので、ご利益を祈り次へ。



お次は光明寺(左)へ。
ここには、浮世絵で有名な歌川豊国の墓があります。
緑は多いけど、寺の清廉さでは前の龍眼寺の方に軍配があがります。
本道脇から裏にかけては墓所があり、墓参りに来ている家族連れの姿も見られました。
今も現役というか、檀家?とつながりのある寺のようです。
墓が多すぎて、歌川豊国の墓を探すのは断念。
墓所入口にポツンと水子供養の地蔵があるのが、気になった・・・
ま、夏の休みに家族で墓参り・・・たまにはそんな静かな一日も良いかもしれません。
光明寺を後にして、普門院へ(真中)。
ガイドには、真言宗の古刹とあるので立派な寺を期待していったら、ちょっと荒れた寺でビックリ。
管理する人がいないのか、管理しててもあぁなのかは分からないけど、寺内に粗大ゴミが放置されているのは如何なものかと。
「野菊の墓」を執筆した伊藤左千夫の墓があるんだけど、著作は有名だけど墓所は墓の碑がポツンとあるだけで、ちょっと悲しい。
マニアが参拝にきたりせんのかな~と思うんだけど、今時、流行らないのかしらん。
ん~、寺内の奥には墓もたくさんあるんで、墓参りに来る人はそれなりにいるんだろうけど、何か人気のないそれだけの寺って感じで、面白みはない。
ちょっと悲しい気分に浸ったところで、メインスポット亀戸天神へ(右)。



さすが、天神社・・・境内といい社殿といいなかなか立派。
また、庭が面白い。
ちょっとした回遊式の池と通路を太鼓橋がつないでて、この太鼓橋にはちゃんと理由があるようです。
1番目の男橋じゃ過去を、平橋は現在を、女橋は未来をあらわしています。
なかなか凝った造りじゃないですか。
たぶん、誰かが餌をやってるせいだと思うけど、池の淵に立つと亀が大挙して押し寄せる姿は、恐怖を感じるw
天神といえば、太宰府天満宮。天神といえば、菅原道真。
しかし、菅原道真は本来、神じゃなく権力争いに敗れた人間なわけですが、祟りから神になりましたが。 祟りの主を神に祀ることで、祟りをおさめてなおかつ利益まで得ようとするのは、独特ですね。
墓参りや先祖崇拝の流れも、こういった祀りと繋がりがあるのかもしれません。
でも、何で神として祀られることで、祟りがおさまるんだろうか・・・分からん。
祟りが強ければ強いほど、神としてひっくり返ったときの利益も大きくなるようで、不思議なシステム。
将門の首塚もあるし、かつての帝都は京都とはまた違った雰囲気があります。
ま、怪しくなったのは明治とかからで江戸時代は、もっと明るく縁日にあわせて参拝したりとか、いかにも観光的な楽しみがあったんじゃないかと妄想しますw
かなり歩いたので、一休みしようと亀戸天神の近くにある葛餅の店、船橋屋でまったりしようと思ったけど、人が並んでたので断念。
せっかく亀戸まで来たので、かの有名な亀戸餃子をゲットして帰りました。
亀戸餃子、出来れば店内で食べた方が楽しいんだろうけど、人も多いし煙たいから持ち帰り。
餃子のわりに野菜大目のアッサリした味わいで、この薄味?が人気の一つなのかもしれません。
気楽に食べられるのが、良いですね。
亀戸ホルモンは、今回はパス。
機会あれば、亀戸ホルモンで肉三昧したいもんです。
ただ、並ぶのがなぁ。

さて、江戸東京散歩に加えて新しいネタ本をゲットしました。
それは、広重の大江戸名所百景散歩・・・また、江戸の散歩ものかい!という突っ込みは、聞き流してw
http://www.amazon.co.jp/%E5%BA%83%E9%87%8D%E3%81%AE%E5%A4%A7%E6%B1%9F%E6%88%B8%E5%90%8D%E6%89%80%E7%99%BE%E6%99%AF%E6%95%A3%E6%AD%A9%E2%80%95%E6%B1%9F%E6%88%B8%E5%88%87%E7%B5%B5%E5%9B%B3%E3%81%A7%E6%AD%A9%E3%81%8F-%E5%8F%A4%E5%9C%B0%E5%9B%B3%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%83%BC-3-%E5%A0%80-%E6%99%83%E6%98%8E/dp/479591902X
でも、この大江戸名所百景は良い!
江戸東京散歩と同じく絵地図と現代地図があって、そこに歌川広重の浮世絵図が1Pごとにまとめて見られるわけです。
つまり、現地でかつての江戸の風景がどんなだったか妄想に浸れるわけですよ。
これからは、この大江戸名所百景散歩も合わせて現地からのレポートをお伝えしていきます。
次は、上野で寛永時跡を巡るか両国辺りを巡るか・・・続くかどうかは小坊主の気分と元気しだい
興味ある方、リクエストをお願いしますw

浴衣と日本酒in浅草橋


竹の輪 納涼会ってことで、行ってきました。
ルーサイトギャラリーin浅草橋


浴衣を作ったけど、着る機会がないのぉと思ってたら、いい具合に浴衣イベントが来ました
というわけで、ホイホイ釣られて行ってきました。
着付けや書道とか、いろいろワークショップやってたようですが、特に予約もせず茶と酒だけを飲みに会場へw
場所は浅草橋のギャラリーで、こんなところがあるとは知らなかった。
なかなか渋い建物で、この時だけかもしれないけど二階からは隅田川を眺めながらテラスで茶が飲めます。
隅田川を見ながら日本酒やコーヒーを飲んだのは初めてだけど、時間を忘れられます。
浴衣も着慣れなくて、あまり落ち着かないところを景色が癒してくれます。
なんせ、ちょっと前まで自分の浴衣姿に絶望していました・・・
浴衣を着れば、女性はちょっとエロスがupして、男性も粋な風情が出るはず(偏見という)なのに!
自分は、どうみても芸人(落語家)に見えてしまう・・・
オカシイ・・・浴衣を買うときはこれで自分も小粋なモテメンに変身だ!とか思ってたのに、厳しい現実。
他の人からも、真打になるまで頑張ってね!と励まされそうなくらいの芸人っぷり。
そんな自分に絶望した!
目から汗が出るくらい打ちのめされた小坊主の心も、隅田川の流れに目から出た汗も溶かしてしまおうと思うぐらい落ち着きます。

本当は書道教室とか、やってみたら良かったんでしょうが・・・字の個性的なことに定評のある小坊主としては、そんな勇気もなく。
タダで八海山の試飲が出来て、日本酒講座が聞けるって事で日本酒セミナーに参加することにしました。
八海山の協力ってことで、八海山の会社の方が説明してくれました。
現場の人の話は、実体験が入ってるぶん面白いですね。
日本酒の造られ方は、ある程度、日本酒が好きな人なら知ってることも多かったですが、八海山独自の工夫やコダワリが聞けて、今度から八海山を飲むときに楽しみが増えました。
といっても、小坊主はそんなに日本酒は飲んでないんでナンですがw
巷では焼酎ブームが去ってハイボールが流行ってるようですが、日本酒の好きな人もまだまだいるようで、日本酒から酒の世界に入ることになった小坊主は嬉しいです。
そう、これまで小坊主は醸造アルコールについて誤解?していたんですが、今回、謎が一つ解けました。醸造アルコールって、トウモロコシの蒸留酒だったんですね。
いや~、吟醸酒を飲むと酔いが酷いから、醸造アルコールって何か自分の体質と合わないブツが入ってるんじゃないの!って思ってました。
基本、小坊主はチャンポン酒に弱いんですが、吟醸酒は酔いがキツイ時があったんですが吟醸酒って時点で、ちょっとしたチャンポン酒だったんですね。
(安酒しか飲んでないからじゃないの?という、突っ込みは小坊主を隅田川では癒されないくらい絶望の淵に追いやるので、止めてください)
なので、今度から小坊主と飲むときは純米大吟醸を飲ませてあげるようにしてください。
喜んで、お供します。金は払いませんので、そこは、よろしくお願いします!