正直、展示品の数は少なかったけど、今回の目玉は日本初公開「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」です。
でも、大きい割りに威圧感は感じませんでした。
色使いが穏やかというか、刺激色が少なく人物も静的な感じがするからかもしれません。
ゴーギャンの作品を見ていると、フランスで描いていた作品とタヒチに移住してからの作品を比べると、色使いというか雰囲気が変わっていることが分かって、面白いですね。
右は「洗濯する女たち、アルル」という作品ですが、色使いが抑え目で服にところどころに反対色を入れていますが、全体的に同色系が多いように感じます。川面の動きや左下の顔だけ出てる女性たちとか、他の作品より動きがあって活発さを感じますが、タヒチに行ってからの野趣は感じません。
右は「かぐわしき大地」というものですが、人がやたらデカク見えますが、雰囲気がガラッと変わってて何かあったんかな~と妄想が沸き立ちます。
だいたい、現地でオネーチャンを妊娠させて逃げ帰ったりしてるようで、どないやねんと思うけど、結構、病気と貧乏で大変だったようですね。
その割には、何か力強さがあって自分はタヒチにいってからの方が魅力を感じます。
「我々は~」は、いろんな意味が込められてるそうで、解説を見ながらでもよく分かりませんでしたが、十分な魅力を感じます。
前は写実的というか描写力の凄いものに感心してましたが、最近は絵は見たままをそのまま描くだけじゃ作品にならんのだなと思うようになりました。
見たものや感じたものを、画家なりにええ具合に表現してある方が魅力があると思います。
そういう意味じゃ、「我々は~」の詳しいことは分からなくても、描かれてる人物やモノの印象を味わうだけでも楽しめました。
もっと混んでると思ったんですが、さほど混んでなくて人気ないのかw
もっと混んでると思ったんですが、さほど混んでなくて人気ないのかw
ゆっくり見られる時間もスペースもあったので、興味ある方はお薦めします。
その後、ついでに神楽坂に再び行ってシフォンケーキを頼んだのですが、ケーキに神楽坂と焼印が押してありました。
ケーキはバニラシフォンケーキで、ふんわりバニラがとても美味しかった!
やはりシフォンケーキですよねー。
んで、夜にはカタツムリ(エスカルゴ)を初体験。
カタツムリだろーって思ってましたが、好奇心に勝てず実食・・・
ん~、美味い。
貝好きなので、目が飛び出てるはずとか軟体動物とか雌雄同体とか気にせず味わいましたw
いや、なかなか美味いですよ。
自分はアリだと思います。
さて、次回は江戸東京博物館へ「写楽 幻の肉筆画」を見に行きたいと思っています。
Cafe de 映水庵
ついでに、このカフェに行ってみたいですね。
川の流れを見ながら、コーヒーをしばけるお店です。
ジンヂレーダーが反応していますw