<概要>
展 示:バスキア展
鑑賞日:2019年9月
場 所:森アーツセンターギャラリー
<評価>
混み具合 辛い/1・2・3・④・5/快適
作品の数 少ない/1・②・3・4・5/多い
面 白 さ 退屈/1・2・3・④・5/面白い
<感想>
・チケット代2100円とちょっと高いが、音声ガイド(無料)付のためだろう。音声ガイドを利用したが、作品の制作された時代背景やバスキア本人の状況への解説がメインで、作品そのものへの解説は少なかった。
作品じたいは解説するというか、もう感じてください!という世界なので、説明しようがないのだろう
・上手い下手という作品ではない、本人の感性によるテーマがあると思うが、様々なモチーフのパーツとしての組み合わせから何を”感じるか”が見所と感じた
「感覚」芸術というか、抽象的だがカンディンスキーのような計算されたバランス性もあるようなないような・・作品のテーマそのものには深みは感じなかった
・アート界のスターになったと解説されていたが、バスキアの作品を価値あるモノとして発見し公開した”人”がいるはずで、その人の意思や思惑がなんだったのか?を考えると面白い。
時代がズレていれば、作品が評価されたかどうか分からない・・バスキア自身は27歳の若さで没しているので、ゴッホのように死後に評価されたパターンもあったかもしれない
どこで、誰に見いだされ芸術家となるか・・運なのか時代なのか、人の運命を考えるにはバスキアは興味深い存在だと言える
<今回の一品(お気に入り)>
「中心人物の帰還」
原色ダイレクトというか色彩の豊かな作品たちの中で、白黒のみで構成されたところが印象に残った。
シンプルな分、「線」に力を感じる
<チラシ>