スケーエン デンマークの芸術家村展@国立西洋美術館、展覧会

スケーエン デンマークの芸術家村展


会場:国立西洋美術館
会期:2017年2月10日(金)~5月28日(日)

チケット:430円

展覧会チラシ



不妊治療の道はなかなかに厳しく、先の見えない不安も続く・・・着床前スクリーニングの記事を読んで

着床前検査、180人分登録へ 6施設で臨床研究 日本産科婦人科学会
 着床前スクリーニングの臨床研究が始まったという、記事を読んでいろいろと想うところがありまして。
 小坊主は現在、夫婦で不妊治療に取り組んでいます。
 妻様の年齢が40近くになっていることもさりながら、もっとも大きな理由は妻様の子宮頸がんという病気のためです。
 結婚して、1年ほどたってそろそろ子供を真面目に考えてみよう!ということろで、妻様に子宮頸がん(1B1期)の診断がありました。
 
 子宮頸がんというと、円錐切除術が話題になることがありますが、円錐切除ができるのは1期のほんの初期の段階で、そこからちょっとでも進行すると、選択肢がすぐに本格的なガン治療に移行してしまいます。
 正直、子宮頚部についての異常の話があった時も夫婦では円錐切除する程度の状態では?という認識があったのですが、進行度を確認した際に、1B1期で基本治療は子宮および卵巣の摘出手術と知って、とてもショックを受けました。
 築地のがんセンターでその話を聞いて、実験治療ではあるが『トラケレクトミー』という子宮を温存できる可能性のある治療もあると知り、悩みましたがトラケレクトミーに挑戦してみることにしました。
 手術は無事に終わり、妻様の体調はリンパ浮腫などがありつつも何とか日常生活を送ることができています。

 そんな経過をたどりながら、正直、子供は難しいのだろうと思いつつも、出来るところまでやってみないと納得もできないね、ということで不妊治療を始めました。
 不妊治療は『人工授精』を3回ほど実施し、トラケレクトミーのこともありそうそうに体外受精による不妊治療の実施まで進みました。
 妻様は、仕事をつづけながら採卵から体外受精後の解凍受精卵の戻しなど、いろいろ頑張ってくれました。
 体外受精のための採卵は、辛い作業でした。
 2週間ほど土日もなく毎日、ホルモン注射のため病院に通いました。
 結果、9個の卵子が採卵できて体外受精の結果、6個の受精卵を得ることができました。
 現在、3個の受精卵を戻しましたが、成功していません。
 仕事をしながら不妊治療を続けることも難しく、妻様は仕事を退職することとなり、今は自宅で療養しながら不妊治療のための活動をつづけています。

 不妊治療は、現在、自由診療のため本当にお金がかかります。
 自分たちも人工授精や採卵、体外受精までつづけてきて東京都の補助がありつつも、100万以上の費用がかかっています。
 お金の問題ではないということも分かりますが、お金がないと治療をつづけることもできないのが実情で、なかなか難しい現実を実感しています。
 勝手な理由ではありますが、病気を理由とした不妊治療には保険診療をみとめてもらうなど、何かしら取り組みが進んでもいいのではないかなぁという想いを抱くこともありますね。

 今回の日本産婦人科学会での着床前スクリーニングは、体外受精でえた受精卵を子宮内に戻す前に受精卵の遺伝子を検査し、異常の少ない受精卵を戻す作業を行うもののようです。
 海外では着床率を高めている事例もあるようで、何かしら不妊治療の向上に効果をあげられる可能性があるのであれば、倫理上の課題はあるかもしれませんが、研究する価値はあるように思います。
 人によっては体外受精までいけば、簡単に子供ができるのではないの?という人もいます。
 ですが、受精卵ができても着床しないということも多いし、着床しても流産してしまう方もたくさんいます。
 人が産まれるということは、改めて経過をたどっていくと本当に不思議なことで運命にも近いモノがあるのかもしれません。
 不妊治療というものは、個人にとってとてもプライベートな問題で人によっては相談する相手もいないし、共有できる相手も少ないことが多いことです。
 不妊に悩むことのなかった人にとってはまったく分からない分野のことだし、心もケアも難しい問題です。
 不妊治療に取り組む人間としては、少しでも可能性が高まることであれば試してみたいという希望があり、場合よってはエビデンスの乏しいサプリ等を試してみたくなる気持ちも分かるので、具体的な臨床研究が進んでいくことはありがたいことです。

屋号も風呂内もずばり富山モノで統一された『富山湯』銭湯@亀戸、江東区

銭湯:富山湯
住所:江東区亀戸6-49-14
最寄駅:JR両国駅 徒歩10~15分ほど
営業時間/15:00~23:00
定休日:土曜



 両国駅からちょっと歩いて、亀戸サンストリートからほど近いところにある『富山湯』へ行きました。
創業した方は富山県上市町の出身らしく、富山県への思い入れがなかなか強い方だったようです。
 屋号もそのまま富山湯で、浴場の壁絵も立山連峰が描かれています。
 富山湯といいながら壁絵が富士山だと微妙な感じですが、こちらはそんなこともなく富山ゆかりのモノで統一されています(笑
 男女の境の壁にも立山が描かれていたように思います。

 外観は昔ながらの銭湯で、昭和23年の創業ということなので約70年ちかい歴史を考えるとキレイに保たれています。
 脱衣場はあまり広くないですね、浴場とおなじく男女の境の壁が低くて身長が180cmもあるひとであれば、向こうが見えてしまうのではないかと心配するほどです。
 まぁ、チビの小坊主にはまったく関係のない話ですが(笑

 風呂内は、普通の風呂が1、バイブラが1、薬湯が1(日替わりのようで自分のときは、ヨモギ湯でした)です。
 シャンプーなどのアメニティは、備付のものがあります。
 湯温は、42℃でちょうどいい湯加減です。
 バイブラには、冷管枕?もあってノボセ防止になりそうです。

 小坊主が入浴しているときも、7~8名の常連さんがきていてそれなりに繁盛しているのではないかと感じました。
 周辺は住宅街で近くに商店街などもありませんが、帰りには亀戸サンストリートを通ったり、亀戸駅周辺にはラーメン屋も飲み屋もいろいろそろっているので、湯上りの楽しみには苦労しないと思います。







展覧会レビュー、仕事をえらばず動物も妖怪も仏も山水画もなんでも描く『これぞ暁斎!』展@渋谷ブンカムラ

展 示:これぞ暁斎!展
鑑賞日:2017年3月
場 所:渋谷ブンカムラ

・イスラエルーゴールドマンという個人コレクションによる展覧会。日本人より欧米人が画家の価値を発見して、蒐集していくよくあるパターン。
展示数も小作品から大きめのものまで184点と、なかなかのボリュームあり。
・けっこう混雑していて、外国人も多かった
・動物から鬼や幽霊、仏画に山水画、春画までとジャンルをとわずに何でも描いている。動きに奇抜さのある作品もあれば、仏画や山水画のように技術的に確かな作品もあり、とてもバラエティに富んだ画風。
動物たちや妖怪たちにもユーモアがあり、ゴールドマン氏が暁斎は楽しい!という理由も分かる。
・画鬼と自称して晩年まで画力を高める努力を続けた姿には、画狂老人と自称した北斎にも通じるものを感じた。

○今回の一品(お気に入り)
『鬼を蹴り上げる鍾馗』

○チラシ



名刀礼賛@泉屋博古館、展覧会


名刀礼賛 もののふ達の美学


会場:泉屋博古館
会期:2017年6月1日(火)~8月4日(金)

チケット:800円

展覧会チラシ



楽しい隠遁、山水に遊ぶ@泉屋博古館、展覧会


楽しい隠遁、山水に遊ぶ ~雪舟、竹田、そして鉄斎~


会場:泉屋博古館
会期:2017年3月4日(土)~5月7日(日)

チケット:800円

展覧会チラシ



東洋陶磁展@松岡美術館、展覧会

東洋陶磁展


会場:松岡美術館
会期:2017年1月24日(火)~5月14日(日)

チケット:800円

展覧会チラシ