いつもポッドキャストで視聴しているラジオ番組のリアルイベントがあるということで、鑑賞に行きました。
リアルイベントは、『ザ・ボイスそこまで言うか!首都大決戦MEGAMAX』になります。
東京国際フォーラムは、5000人も収容できる会場で、ラジオではよく会場が広すぎるので何とかチケットを買ってほしいとよく耳にしていました。
上の席から見たところでは、周りも下の席もほぼ埋まっているようで、意外と聞いている人も多いようです。
チラシの書き方といい、会場の看板といい、作りがプロレスの雰囲気があるのは可笑しいところでしたが、場外乱闘にかけていたのでしょう。
イベントの時間を調べていなかったのですが、前半・後半あわせて3時間ありました。
○前半ー日本の政治について
青山繁晴(参議院議員)さんがいるためか、青山さんのトークが長く、他のコメンテーターから話を聞き出すタイミングがつかめず、少しグダッとしたのは残念。
途中、宮崎哲弥さんが自分の領域である経済の話に引っ張ったことで、いろいろと議論がでてくるようになりました。
まぁ、ほとんど民○党の悪口でしたが(笑
民○党政権時は超円高で経済政策がほぼ実施されないような状況でしたが、民○党は経済成長が必要ない、もしくは日本はもう経済成長しないので増税と分配をコントロールするしかないという考えが主流というコメントが印象に残りました。
○後半ーアンケートについて、各自のコメントから議論
・トランプ政権のリスク
・安倍政権への批判点
・ポスト阿部
*他にも項目があったように思いますが、覚えておらず・・・残念
話題はいろいろと広がっていましたが、小坊主が気になった点は以下のものです。
・日本が弾道ミサイルをもてば、東アジアでの影響力も様変わりする
・アメリカは中国と大陸国家として、独特のシンパシーを有している
トランプ政権が対中強硬派であるような報道もあるが、ディール(交渉)を特徴とする政権のため、中国との間で利益の得られる交渉がまとまれば、南シナ海への中国の進出についても黙認する可能性がある。
『右手でなぐりあい、左手で握手する』とも言いますし、アメリカと中国との手打ちがありうるというのは納得です。アメリカのもつ大陸国家のシンパシーというのは、自分になかった視点で新鮮味ありました。
トランプ政権は『先が読めない』というのが、共通した意見なのでしょうね。
アメリカファーストという目的がハッキリしているので分かりやすいという意見もありますが、そのための手段として何をやってくるかが分からないので、結局、先が読めないということは変わらない(笑
先が読めないということで、あれだけ注目をあびてツイッターでつぶやくだけで、各方面に影響をあたえることができるのだから、本当に分からない
ポスト阿部として、小泉進次郎氏・菅官房長官・稲田朋美氏などが挙がっていましたが、次の総理大臣としてイメージできる人はいませんでした。
石破茂氏が最近、あちこちで取材に応じたりして独自性を出そうとしているように思いますが、何か少しズレているように感じています。
また、自民党内で求心力を機能させているようにも見えない・・・青山さんが石破さんは自民党総裁選で勝てないとコメントしていましたが、なぜか自分もそうだろうなと感じています。
なぜかは、分からないけれど(笑
上念司さんは、相変わらず暗号通信を舞台上でもされていましたが、ある程度わかってしまう自分が悲しい(笑
発言内容はラジオで言ってきたことと変わらないため、新しい見解はありませんでしたが・・・会場でもやたらと声が通るのが印象的。
モーリー・ロバートソンさんは、ラジオでのコメントが日本人とは違う視点が多いので楽しみにしていたのですが、今回はあまり発言も少なく残念。
話に食い込むタイミングを、つかめていなかったですね。
ポピュリズムの罠についてコメントされていたことは、もっと深く突っ込むべきポイントだったと思いますが、話題がそこまで広がらなかった。
やっぱり、青山さんが話しすぎだったかな(笑
大学教育の質の低下が危険という話題があり、ハーバードへの留学もほぼ中国人。入学は金とコネで超えられるが卒業は実力で・・・そのため、強制的に猛勉強する形になるので、脅威を感じるというのが印象的でした。
以前に東洋経済で、中国共産党の人材の若返りが着実に進んでいるという記事を読みました。
若い世代の中国エリートは、留学経験者も多く知識・学歴は日本エリートよりも高い人材が豊富。
10年もすれば、若いエリートが政治の表舞台にでてくるため、中国政治と外交スタイルが様変わりしてくる可能性もあるというものでした。
人材の厚みは、日本と中国でどんどん差が広がっているような気がします。
小坊主はぜんぜん勉強してこなかった人間なので、今さらどうにもならないのですが、できる人には頑張ってもらいたい(笑
今回のような討論会なイベントを鑑賞したのは初めてで、刺激がいろいろありました。
出来ない人間は、できない人間なりに知ることを止めることなく、いろいろな情報を取り込んでいきたいと思う今日この頃です。