銭湯と酒シリーズ
今回は両国方面へ行ってみます。
まずは、銭湯「末広湯」へ・・・・入口が閉まっている・・・人気もないし、今日は休業日か?
しかし、銭湯マップでは営業日のはず。
シャッターを見てみたら、先月末で閉店の貼り紙がありました。
ネットで検索して閉店と分かっている銭湯もありますが、店の前まで行って初めて閉店を知るのは初めてです。
夜中の寒風ふくなか、シャッターの前でどうするかな~と立ちつくしました。
店主の高齢化や設備の老朽化(ボイラーがだめになるなど)、後継者不足など閉店する理由はいくらでも出てくると思いますが、残念。
こちらの銭湯は駅から徒歩10分程度かかるし、周辺はマンションばかりで銭湯に行こうという人も少ないのかもしれません。
経営していくのも大変だろうし、文句は言えません。
今も現役の銭湯をめぐり、ささやかながら営業に貢献していこうと思う次第です。
さて、閉店のショックを乗り越えて、近くに銭湯はないものか?と銭湯マップとにらめっこ。
両国からたどった道をもどって、森下方面へ進んだところに、『弁天湯』の存在を確認。
路地の暗い道を頑張って、歩きます。
近くまでくるもそれらしき店構えもみえず、まさかここも閉店か?と少し焦る・・・
そんななか、自転車の止まっている一角を発見!
無事に『弁天湯』にたどり着きました。
入口が小さくて看板もないので、場所がよく分かりませんでした。
暗がりに弁天湯の看板を見つけたときは、ホッとしました。
入口には小さいながらも唐破風屋根があり、銭湯らしさを残した外観です。
脱衣場と浴場の天井は高く、格子天井になっていました。
北千住の大黒湯のような天井に花等の絵は、なかったです。
待合にベンチ?が置いてあり、昭和32年4月建築と記念の書き込みがありました。
昭和32年というと1957年・・・約60年近く営業していることになります。
正直、駅から近いわけでもないし、よく営業を続けてこられたな~と関心です。
途中で建て替えなどを経験しながら、続けているのでしょう。
浴場の壁画やタイル絵は、オープンカーと女性が描かれていたり、カモメとヨットのシンプルなものでモダンテイストです。
特にオープンカーと女性の方は、明治?大正?な雰囲気で珍しく印象に残ります。
浴槽は2つで、バブル風呂と普通のもの。
温度は、かなり「熱い!」、45℃前後はあるのではないかと・・・
お肌のデリケートな小坊主は、赤くなってしまいました。
人も少なかったので、つい水を注入しつつ入浴してしまいました。
それでも、さほど温度が変わるわけでもないので、長時間が入っていられません。
いつもと比べてかなり短い入浴時間となりました。
風呂で温まった後は、酒を飲みに行くことにします。
両国へ戻っても良いのですが、錦糸町まで歩くことにしました。
通りを錦糸町方面へ歩いていくところで、黄色い豚の看板の目立つ『もつ焼き 大喜』へ入ってみます。
店の存在は知っていたのですが、なかなか入る機会もなかったので、チャレンジです。
カウンターで一人、静かに飲みます。
特別にこれが!という特徴ある店ではないですが、質的に安定感を感じました。
軽く酒と食事を楽しんだところで、さらっと帰宅です。
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『弁天湯』
墨田区千歳2-13-12
03-3632-3533
営業時間/16:00-24:00
休み/不定休
墨田区緑4-24-1
03-3846-1247
営業時間/17:00-翌3:00
休み/月曜
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