皇居東御苑散策

散歩の達人倶楽部で、皇居東御苑散策に参加してきました。
皇居は、以前に三の丸尚蔵館に若冲の動植綵絵を見に行ったことはあるんですが、そこから先には入ったことがなかったのです。
東御苑の略図
東御苑花だより
追手門 シャチホコ
松の大廊下跡



  とりあえず、大手門すぐのシャチホコ前に集合です。しかし、こんなところにシャチホコってあったんですね・・・
明暦の大火で焼失した際に再建されたもののようで、シャチホコの頭のところに記載があるようです。
さて、大手門をくぐって三の丸尚蔵館~百人番所などを回りました。途中、門?があったようで過去の写真を見せてもらうと石垣の上に、櫓?があったんですね。車が通るのに邪魔だから、撤去されたみたいですが・・・もったいない
百人番所を超えたあたりで、風景が広々と開放感ある姿に変わるのが印象的です。
ん~、広い。昔はここに江戸城があったということですが、やはり江戸城はデカイですね。
周囲を囲む堀もよく見ると深いし、城としての防衛施設の名残があって、過去と現在が交錯する不思議な場所です。
しかし、松の大廊下って江戸城の端っこの方にあったんですね・・・
幅は4mとそこまで広いとは言えないけど、長さ50mは長い。そんなところで、吉良義央は切りつけられたのですねぇ。
両国の吉良邸跡に行ってるのもあって、ほほぉ~と興味深い場所でした。
キッコウチク
キクザクラ?

  しかし、東御苑は花の種類が豊富で飽きないです。
このキッコウチクとか初めて見ましたよ。上の方は普通の竹なのですが、下の方はその名のとおり亀甲になってて遺伝子の不思議を感じます。
また、この竹が自由?に勢力を拡大してて近くの花の植木の真ん中から出てきてます・・・どこかで、調整されたりするんでしょうが・・・竹の生長エネルギーは大したもんです。
キッコウチクの近くにはまだ桜がありまして、キクザクラ?なのかな。名前は忘れてしまいましたが、大き目の花で存在感があります。
石室
天主台

  芝生でランチして、石室~天主台と進みます。 天主台を支える石垣は、とりあえず石のでかさに圧倒されます。
人の大きさと比べると、石1つの大きさが半端ないですね(笑
石マニアの人にすれば、加工の仕方から組み方、産地など話題にこと欠かないことでしょう・・・自分には話題についていける自信ないので、遠慮したいですが
天主台からの眺めは・・・今一です(笑
桃華楽堂
ギョイコウ

  写真左は天主台から見た桃華楽堂ですが、これはぱっと見で一種の現代アートか?と。
形はいいとして壁面のデザインが独特で、一瞬、その存在感の違いにんん?と一瞬違和感を覚えるくらいです
壁面のデザインにもそれぞれ意味があるんでしょうが、説明がないと分からないですねぇ。
面白かったのは、屋根に鬼瓦の代わりに雛人形が置かれていることですね
また、雅楽の演奏会などもあるようで抽選式らしいので、一回、チャレンジしてみようかと思っています。
桃華楽堂へ行く前に、緑の桜・・・ギョイコウを鑑賞
ん~、京都には紫の桜があると聞いたことがあるけど、緑は初めてで驚き驚き!
見ると確かに緑ですよ
新宿御苑などにもあるとかで知ってる人には、さほどでもないのかもしれないですが、初見の場合、インパクトあります。
二の丸池
シャガ

  さて、梅林坂~平川門を散策して二の丸庭園の方へ向かいます。
二の丸池、鯉がヒレナガニシキゴイという珍しい種類のようで、確かに尾びれなどが長い・・・ユラッユラッしてますよ
鯉の数自体はそんなにいなかったけど、庭園はちょっと小高い丘もあり、人がいなければランチするのに良い所です。
また、ここの周りもツツジやシャガなどの花が多く、ゆったりした空気があります。
このシャガという花もはじめて見たと思うんだけど、意外とアチコチに咲いてるそうで自分が気づかなかっただけなんですかね
自然林の中には自生しない種類でもあるようなので、登山の時などに見ることはないんでしょうね・・・
花びらの形といい、黄色と紫の色合いといいキレイです。
今回、いろいろ見た花の中ではこれが一番気に入りました。
ツツジ
カワラナデシコ?

  ツツジは本当に見ごろで、写真だとちょっと暗く写ってますが、諏訪の茶屋周辺は色鮮やかなツツジで一杯でした。
あれだけ、鮮やかな色が出ていると、見ているほうも気持ちが明るくなります。
カワラナデシコも数は少なかったけど、この花びらの形がカッコいい
これら以外にも、キンラン・ギンランが見ごろだそうで、撮影している人が何人もいました。
東御苑・・・これまで回った都内の庭園とはまた違った構成の庭園で、とても魅力ある場所だと思います。
季節が変われば植生も変わるんでしょうし、また、秋口にでも散策してみたいですね。