上野は国立博物館のボストン美術館展に行ってきました。
鑑賞時間:2.5時間(本当は3時間ほどあった方がいいと思います)
混雑具合:辛い/1・2・③・4・5/快適
込み具合は、入って最初の展示室は混み合ってましたが、後半になれば余裕がありました。
ただ、開催されて最初の週末に行ったので、まだ、人出が少なかったのかもしれません。
開催期間も後半になれば、混み具合はグッとあがると思います。
作品の種類・数:少ない/1・2・3・4・⑤/多い
作品の種類・数は、十分すぎるほどあります。
諸事情により自分は2.5時間しか鑑賞できなかったですが、とても時間は足らず駆け足で見て回った感じです。
じっくり見ていけば、4時間くらいはかかってしまうんじゃないかと。
面白さ:つまらない/1・2・3・4・⑤/面白い
面白いです!
仏像から絵画、着物から日本刀まで名品といわれるものを一度に見ることができるので、面白さは間違いないです。
人それぞれ興味のない分野もあるかと思いますが、日本刀などはなかなか見る機会がないので、貴重です。
今回、まずヒットが来たのがこちら。
「吉備大臣入唐絵巻」
右の図は、その一部ですが吉備大臣が超能力で空を飛ぶところです!
吉備大臣が唐の都に入ったところで、暗殺されそうになったり囲碁等で勝負を挑まれたりと、いろんな問題に巻き込まれます。
それを、たいがい超能力で解決していくというストーリー!
当時には超能力という言葉はなかったと思いますが、そういう力で問題を解決するという発想があったことが面白いし、絵巻になることでマンガのようなユーモアあふれる作品です。
場面の説明を読むたびに、えー!っと驚かずにいられない・・・凄い作品ですよ。
絵画系以外のものでは、こちら。
「白綸子地松葉梅唐草竹輪模様」
日本、初公開のものらしいですね。
色合いといい、デザインといい18世紀江戸時代のものとは思えず、全く古臭さを感じません。
反対に近代のチープなデザインにない、品と完成度の高さを感じずにいられないです。
ああいう模様の組み合わせなどは、陶芸のデザインに取り込みたいなぁとマジマジと見てしまいました。
こちらも、着物で「染分麻地御座船梅竹模様」です。
夏物らしく、爽やかで洒落た雰囲気のある着物です。
こういうデザインはカッコいいんですが、なかなか自分では思いつけないので、刺激になります。
陶芸用にデザインをパク・・・もといインスパイアされるようもっと良いものを見て行きたいと思いますね。
これは、チラシ等でドーン!と採用されているので、見たことあると思いますが曽我蕭白「雲龍図」です。
これは、実物は大きく龍の姿が力強くインパクト大でした。
胴体の部分に空白があり、実にもったいないですが、この龍の顔だけで情熱というかパワーを感じるに十分な迫力があります。
本当にこれら以外にも、数多くの名品が展示されてるので、まだの方はぜひ行かれることをお勧めします。