トルコ漫遊記 1-カッパドキア

ちょっとした空き時間が出来たので、小坊主めはちょっくらトルコへ”一人”で行ってまいりました。


前からイスタンブール(アヤソフィア)に行ってみたい!と思ってまして、インドとどっちにするか悩んだんですが、今回は「飛んでイスタンブール」へ!
全体の流れは、こんな感じです。
1日目   成田 ⇒ トルコ ⇒ カッパドキア(深夜着)
2日目   カッパドキア周辺を観光 ⇒ イスタンブール(夜着)
3~5日目 イスタンブール観光
というわけで、まずはカッパドキアから始まります。
カッパドキアへ往路ですが、なかなかキツカッタ
12時に成田を出発し、イスタンブールに着いたのは日本時間で24時
でも、現地時間は17時! ⇒ トランジットは現地時間で23時
あれ・・・・初日から、徹夜っすか?マヂっすか!!
ん~、余裕あればトランジットまでイスタンブール市内を観光しようと思ったけど、オヤヂの体は撃沈w
空港のイスを3つほど占拠して、寝てしまいました
そんな試練を乗り越えて、カッパドキアへたどり着いたのは翌日1時・・・頑張った、オレ!
カッパドキアの流れは、こんな感じです
カイマルク地下宮殿 ⇒ オタルヒサル ⇒ ウチヒサル ⇒ ギョレメ・パノラマ ⇒ ギョレメ屋外博物館
洞窟レストラン(昼飯) ⇒ アヴァノス ⇒ ラクダ岩 ⇒ 三姉妹岩 ⇒ カイセリ(空港)



さて、まずはカイマルク地下宮殿
紀元前400年頃には、もうあったらしい地下都市の遺跡です
最大で2万人ほどが住んでいたようで、地下5F以上に広がっているデカイ地下室
中には教会やワイン・食料の貯蔵庫があり、居住用スペースには居間に子供部屋もあったようです
とりあえず、深い!もう、迷路!
かつては、ロウソクかオイルの灯りだけで生活していたんでしょうが、なんというか上下方向の感覚が全く掴めない。
道順の印がなかったら、地上に帰れる自信がないっす。チョー怖ぇー!!
洞窟の材質が、石灰?で出来ているのか掘りやすかったので、ガンガンに掘りまくったようです
そもそも、岩に穴を掘って住もうという発想が凄い。
地下なので、涼しくて気温・湿度が一定に保たれるのが食料の貯蔵にバツグンで、たぶん快適だったんだと思うけど、小坊主は光のない世界で生活できる自信がありません。
ここに2万人も住んでたんだから、生活力に感心します。人間の発想って凄いですね
ついでに、洞窟でちょっとした通路だけで各家とつながっているんで、アンナコトやソンナコトしたらいろんなことが筒抜けなんちゃうん!と、余計なことを想像するのが止められない小坊主でした




上は、オタルヒサルからギョレメ・パノラマあたりです
なんというか、空が高い!さえぎる物がなにもないから、開放感が素晴らしい
世界はこうやって限りなく、続いているんだなというのが実感できます。
気球に乗っておけば、良かったかもしれんと少し後悔
後から思ったけど、イスタンブールから1時間ほどなのにカッパドキアの人は、何か素朴な雰囲気があるというか旅行者をもてなそうという意識があるように感じました。
イスタンブールは、あまり感じなかったなぁ



上はギョレメ屋外博物館、博物館内の「暗闇の教会」の壁画
ここは多数の岩窟教会があるので、有名なところです
12~13世紀頃にできた教会が多いようで、壁画はフレスコです
暗闇の教会のフレスコは、特に保存状態が良くて鮮明な色合いが今でも十分に確認できます。
眼の部分が削られたりしているのは、偶像崇拝が禁止されたころのもので眼を削ることで偶像から除外されるという考えがあったようです。
暗闇の教会以外の洞窟にも、フレスコが描かれてたけどここの鮮明さがもっとも素晴らしかったです。
原色的な色が多いにもかかわらず、躍動的な筆致とあいまって力強さを感じました
壁画で生のフレスコを見たのは、初めてでしばらくあっち見ながらこっち見ながら堪能しました
システィーナ礼拝堂とか、かつての教会の壁画はフレスコが多いようなので、いつか見に行きたい!




ランチはよくある観光客向けの洞窟レストランへ
よくバスで団体さんも来るような店なので、ま、さほど現地的な風情はないですが味は観光客向けに調整してあるので、普通に美味かったです。
意外と美味しかったのが、スープで豆?をつぶして調理したもののようでした。
イスタンブールで、現地人向けの店に突撃して同じスープが出てきたけど、正直、こっちの方が観光客用にしてあったので、美味しかったw
肉は釜焼きケバブで、柔らかく味付けも抑え目で実にジューシー!!
後から調べたら、カッパドキアはワインで有名らしい・・・飲み損ねた!!
エフェス・ビールだ!なんて、余計なことしなければ良かった




午後は、陶器で有名なアヴァノスから奇岩景色へ
有名な陶芸の先生がいるらしい工房へ、行ってみました。
弟子のニーさんが、やり方を説明してくれたんですが足で回すロクロを使ってました
マヂッすか!と、衝撃。電動ロクロは使ったことなくて、手ロクロonlyな小坊主ですが、まさか足で回すとは!
確かにその方が両手が自由になるし、理にかなってるわけですが、再度、マヂっすか!って感じですよ
作品は、どれも色合いがとても鮮明で、どうやってこの色を出しているのか興味津々
とくに、紫の色が美しく気に入って、つい一皿買ってしまったw(写真の皿とは、別です。これも、デザインがプリミティブなパワーがあって、欲しかったけど大きかったんで諦めた)
カッパドキアといえば奇岩地帯ってことで、キノコ岩にラクダ岩を巡ってきました
キノコ岩・・・まさしくキノコ岩、まるでエノキ茸のようにニョキニョキ生えております
火山岩のため、雨で抉れるんでしょうがあのまま抉れて行ったら、いくつかの岩は崩れちゃうんでは?
ラクダ岩は、そのままラクダですw
他にもいろんな形の岩があって、想像力の谷と言われるようだけど、ラクダ以外の岩は何にも見えなかった・・・
天は何故に小坊主に、想像(妄想)と創造(空想)の泉を与えてくれなかったのかと、泣き崩れてしまいました



ひととおりカッパドキアを観光して、後は夜にイスタンブールに飛ぶばかりとなったところで、時間があったので空港に一番近いカイセリの町へ行ってみました。
100万人都市だけあって、賑わってます
この町には、アタテュルクの家があるくらいで観光スポットはあまりないようですが、道歩く人を見てるだけでとても刺激的。
なんちゅーか、アレですね。美人に美男が多いw
男性は独特の彫が深いタイプが多く、いくつかのパターンに分かれるようで、アジア・ヨーロッパが混ざってる感じのタイプに明らかにヨーロッパ系が強いイケメンタイプとキレイに分かれます
女性はみんなエキゾチックで、美人さんが多い!眼の保養!!!
イスラム圏なのでスカーフをしてる人が多いんですが、あれもいろんなパターンがあるようです。
眼だけをだして完全に覆っているタイプ(アラブ系らしいです)、スカーフが華やかでオシャレアイテムとなっているタイプ(トルコで多いらしい)、まったくしていないタイプ(?)
ん~、イスラム世界もいろいろです。
スカーフは現地ではいろいろあるんでしょうが、オシャレアイテムの1つとして定着してる印象です
カイセリではガイドに運んでもらって、自分でバスで空港に行こうと思いバス停の近くで車から降ろしてもらったつもりだったんですが、いや~、地理に不慣れで自分が想定したのと違うところに降ろされて、バス停はどこやねん!
空港へ行けないやんか~、と泣きながらバス停を探しましたw
ついでに、バスには乗れたけどこのバスは空港へ行く?と片言で、バスの運ちゃんに聞いたけど知らん!ってな感じで、え~!!!オネイサンが行くから、大丈夫と教えてくれました
運ちゃんは、運転が荒くって停留所を通り過ぎたりして、待ってた人に停留所はここ!って怒られてたw
ついでに、次の停留所の案内とか全くないから、いつ空港に着くんや!ってスゲー不安に苛まれてたら、別のオネイサンが4つ後よ!と教えてくれました
飛行機関係は、時間制限があるからスゲー不安だったんですが、挙動不審が伝わるようですw
身体言語は、どこでも通じるんだなと思い知った小坊主です

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