谷中 圓朝まつり



谷中の圓朝まつりに行ってきました。
なかなかの人出で、寄席に出てる芸人さんが屋台をやってて、好きな人は楽しいでしょうね。
公式ガイドや団扇にサインもらいまくってる人がいたけど、嬉しいんでしょう。
祭り自体は、2002年から今の形になったようなので、新しい祭りではありますね。
もともとは噺家の方たちで、三遊亭圓朝の命日におこなう法事だったようで、奉納落語も師匠に奉納するので真面目というか、案外、地味な祭りだったのかもしれません。
それがファン感謝イベントになって、今のお祭りになって昔からのファンにとっては、だいぶ変わっちゃったなって印象かもしれません。
自分は知らなかったんですが、会場の全生庵は幽霊画が有名だったんですね。
祭りにあわせて幽霊画展をやってたので、見てきました。
顔や体が崩れた幽霊!って分かりやすいのもあれば、普通の女性画?と思えるものもあり、一口に幽霊画といってもバリエーション豊かです。
怖いというよりグロテスクだったり、愛嬌があったり・・・輪郭だけで描かれてたりと、画家がイメージをどう表現するかいろいろ工夫してるのが感じられます。
正直、色使いは抑え気味になるし、水墨画の山水画や人物画みたいなダイナミックさや存在感はないけど、個性の豊かさは十分すぎるくらいありますw
浮世絵の幽霊画と比べると、また、面白いと思います。
ちょうど、昼間のイベントやってたので、つい写真を撮ってしまったんですが・・・
こう凄い手作り感が、ホッとして楽しめます。
正直、TVなんかでやってるパンチの効いたお笑いが好きな方には、全く刺激が足りないと思うけど、寄席よりもさらにフランクで、適当になったところが魅力じゃないでしょうか。
学芸会というか、ある種の微笑ましさがあります。
そんなお笑いを求めるようになったとは、小坊主も年をとったせいかもしれませんw
別に昔から、そんな尖った笑いは求めてないんですけどね。


全生庵方面は、情報がなかったので相も変わらず散歩の達人を活用です。
あと、一部で流行ってるらしい江戸東京散歩・・・こっちも活用しました。
といっても、こっちは本当に街を歩きながら江戸時代と今の変わりようを確かめながら~ってスタイルなので、ややマニア向けになるのかな?w
少し位置がズレてる部分もあるけど、江戸時代の地図と比べながらあるくと面白い!
谷中霊園は本当は池だったっぽいな~とか、武家屋敷があったところが東大になってるので、江戸から明治~大正~昭和とかけて何があったか、想像したりする楽しみがあります。
街歩きに興味ある、紳士淑女にお勧めいたしますw
基本、ウィンドウショッピングとかあまりしないし、目的もなく歩くの嫌いなんで、反対にこういう楽しみがあると散歩も楽しくなりますね~