塔ノ岳登山

塔ノ岳へ登山に行きました。
塔ノ岳は大倉からのルート(鍋割山からのルートもあり)、ヤビツ峠からのルートがあります。


今回は塔ノ岳の人気ルートで、展望が素晴らしいというヤビツ峠からのルートを選びました。
前日の天気予報だと曇りになっていたので、少し天気が心配だったけど予定通り決行!
にもかかわらず、携帯のアラームがならず電車に乗り遅れるという痛恨のミス。
ついでに到着後も登山口を間違えるという、ミスをしでかしました。
いやいや、事前の予習はちゃんとしないとダメですね・・・要反省です。
 そんなこんなで、何とか登山を始めたところ霧雨のような雨が降ってきました。
歩き始めたバッカリやんか!と悪態をつきつつ、レインウェアを装備。
途中、雨脚の強くなったりしたため、ザックカバーを使ったりとなかなかトレーニングにおあつらえ向きの厳しい登山になりました。
塔ノ岳
行者岳ちょい手前

おかげで、左の写真のようにガスで周囲はまったく何も見えない状態です。
いや~、あそこまで何も見えなくなるものなんですね。
展望の素晴らしいことで有名な塔ノ岳なのに、展望を楽しむことは全く出来ませんでした。
歩いている数メートル先も、白くて見えないんで、まだ分岐の少ないルートで初秋で良かった。
これが、冬山だったりしたら、ちょっと泣きそうになるw
ま、一部、ガスの切れ間があって展望を垣間見ることが出来たんですが、本当はあれか尾根のところどころで大パノラマで見られたのかと思うと、今回の天気は残念でならない。
紅葉の時期に、ぜひ、もう一度、再挑戦したい!
クサリ場
小鹿

この塔ノ岳のヤビツ峠からのルートは人気コースだけあって、いろいろバリエーションに富んだ面白いコースです。
登山口からの林道のような静かな道が続いたと思えば、写真のようなクサリ場があって、なかなかのスリルが味わえます。
登りも階段に岩場もあって、キツイ傾斜もあるし、正直、初級ルートか?とガイドブックを疑うキツさでしたよ。
ヤビツ峠のバス停は発着数も少ないので、帰りを便利にしようと思えば大倉へ下山しないとならないのですが、そうすると一種の縦走になって15~17kmは歩くことになります。
初級というとハイキングコースのようなイメージを抱く人もいるかもしれませんが、立派な登山でした。
経験ない人は一回で、山が嫌になってしまうんじゃないかと思うくらいです。
前段階で陣馬山~高尾山を縦走しておいて良かった!と素直に思いました。
ペース早めで登ったせいもあるかもしれないけど、頂上付近ではちょっとバテ気味になってしまった。
山頂 ボス鹿
ラーメン

頂上にはそんなこの辺りのボス鹿らしい鹿が、ジーっと立ってました。
途中、小鹿と母鹿にも会ったし塔ノ岳は鹿が多いんでしょうね。
野生の鹿を間近に見ることが出来て、疲れも吹っ飛ぶくらいです。
が、本当に自分の疲れを飛ばしてくれたのは、写真のカップヌードル!
2リッター持参した水も頂上に行くまでに飲み干してしまったので、塩分もかなり失ってしまっていました。
そんな塩分補給にピッタリのカップラーメン。
普段はスープを飲むことは少ないのに、今回はほとんど飲み干してしまった。
このラーメンがないと、今回は乗り切れなかっただろうな~。
頂上もガスがかかってて、何も見えなかったけど、本当は360度のパノラマの広がる景色が見られるんだろうなといいう状態でした。
下山は同行者にストックを借りて、初ストックを経験!
下山のときは確かに膝への負担が、軽減しました。
次の八ヶ岳までに、ゲットしておきたいな。
下山後は鶴巻温泉に行きたいとも思ってたけど、風呂の用意が不十分だったので、今回は諦めて普通に帰宅。
しかし、次の日の太ももの筋肉痛が半端ないです。
軽く歩くだけで、ズキズキくるんで相当に筋繊維にダメージがあったようです。
回復すればそれだけ、筋肉が付いてくれるんでしょうが、八ヶ岳には3週間も間が空くので、元に戻ってしまいそうw
八ヶ岳は山小屋に1泊の予定なので、次の日の足がこうだと辛いなぁと嘆いてしまいます。
とりあえず、水泳にジムで筋力と体力が落ちないよう注意しましょう。

陣馬山-高尾山

10月に八ヶ岳へ連行される可能性があるので、登山リハビリをすることにしました。
まずは登りがキツクなく、楽しめるところということで、高尾山へ。


高尾山は以前に相模湖方面への縦走をしたので、今回は別ルートを検討しました。
陣馬山がもう一つメジャーな山ということで、陣馬山を絡めることにしたのですが、高尾山から行ったのでは最後がただ下山するだけで、味気なくなりそうだったので陣馬山から高尾山へ行く形にしました。
あまりこの形で縦走する人は少なそうですが、最後に軽く楽しめる方がやる気が出ます(笑
陣馬山 山頂モニュメント
陣馬山 山頂景色

高尾駅からバスで陣馬高原下へ行き、陣馬山へ。バスはなかなか混んでましたが、人気あるんですね。
陣馬山への登山ルートは、新ハイキングコースと和田峠から登るコースがあり、新ハイキングコースは登りがキツメだということで、今回は和田峠からの登りにしました。
 しかし、和田峠までは車で行くこともできるので、陣馬山に登るだけなら和田峠からだと30分もかからないんじゃないでしょうか・・・
今回はバス停から歩きで行ったので約2時間ほどかかり、和田峠までは舗装路を歩いて登山ではなかったけど、足慣らしには良かったです。
で、陣馬山の頂上ですがあいにく富士山は見えなかったけど、眺めはなかなか素晴らしい。
不思議なモニュメントもあり、茶屋も十分すぎるほど整備されてます。
同行者の方から、ここでもらったアイスはとても美味しかった!
普段、ソフトクリームばかり食べてたので、アイスバーの美味さを再発見。
半端なかったです。
明王峠方面
景信山 なめこ汁

景信山 トンボ

景信山 景色

ここからが本番ということで、高尾山を目指して縦走が始まりました。
ただ、正直、陣馬山が一番高い山で、ここまでの登りが一番キツイということで、後は小さな登り下りを繰り返してのんびり尾根を歩くって状態になりました。
もう気楽なものですよ~。
心配していた天気も快晴になり、ところどころで穏やかな風もあり、初秋の雰囲気に染まった山を満喫しました。
森林浴をすると、心が落ち着きますね!
景信山の茶屋では、おなじみのなめこ汁を食しましたが、汗とともに失われた塩分を補充するのにちょうど良いです。
また、暖かいものを食べると、心身ともに疲れが大きく和らぐのを感じます。
初秋のためか、トンボもたくさん飛んでますが、これが逃げないんですよ。
まだ時期が早いので、赤とんぼ!といえるほど赤く染まってなかったですが、ススキに赤とんぼのセットは鉄板ですね!
城山山頂?
城山山頂 景色

景信山から城山を超えて、高尾山へ。
しかし、高尾山も高尾山山頂までは人が多いけど、そこを超えるとパタッと人がいなくなるのが不思議ですね。
高尾山が観光地なせいでしょうが、山頂を越えたところにもっと見所や楽しみがあると思うので、山頂から先に進まないのは、とてももったいないと感じます。
ま、高尾山に近づくにつれて賑やかになっていくのは、気持ちが嬉しくなりますが。
高尾山山頂はスルッとスルーして、途中の茶屋で軽く休憩。
同行者の方からビールを恵んでもらって、乾杯!(笑
普段、ビールは飲まないんですが山の後に軽く飲むビールは、美味いですね。 下山するころには、すでに17時近くなっていたので、日曜ということもあり途中下車での飲みも抑えて、素直に帰りました。
久しぶりの登山で、次の日はふくらはぎに筋肉痛が!
でも、次の日に来てくれて良かった・・・2~3日遅れで筋肉痛がきたら、ちょっとショックですからね(笑
今回はまずは距離を稼ぐ!を目的に出来るだけ平坦な山を行きましたが、次回は丹沢でも有名な塔ノ岳を目指します。
人気の山ですね。
出来れば塔ノ岳を経由し、鍋割山を縦走して鍋割ウドンを堪能してきたいと思ってます。

印旛沼ポタ


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8月の中頃に印旛沼へポタって来ました。
手賀沼に続く沼シリーズです。
今回は地図のように千葉方面の一般道を通り、途中の八千代総合運動公園から新川沿いを通って印旛沼まで行きました。
往復で約90kmということで、八千代総合運動公園から新川沿いにグルッと迂回したため直線で行くより、距離が増えてしまいました。
正直、千葉方面の道路状態の悪さは辛かった・・・
道路が狭いし車も多く、整備もあまりされていない様子で凸凹も多かったです。
新川沿いの道も車が通らないのは良いけど、路面は良いとは言えません。
それでも、往復時には結構な数のチャリンカーとすれ違ったので、みんな同じルートを利用するようですね。
日差しもそれなりに強かったけど、新川沿いは釣り人も多く、周りもノンビリした田園風景で都会の埃が落ちていくようでした。
新川沿い風景
印旛沼 風車

とりあえず、印旛沼に到着するまではとても良い天気で順調で、風車を見ながらアイスを食う余裕もありました。
が、帰りになってからが大変で、雨にやられました・・・
天気予報は晴れで、雨の降る感じは全くなかったんですが、ちょうど帰るルートの上に黒い雨雲が発生してしまいにわか雨にやられては雨宿り・・・というのを数回繰り返して進んだので、自転車も自分も泥水などでドロドロになってしまいました。
正直、何でやね~ん。
何で雨が降るんじゃーとふて腐れながら走って、何とか八千代道の駅(ふるさとステーション)にたどり着いたところで、小休止です。
トラクター?
ミルクソフト

休憩といえば、アイスクリーム・・・いや!ソフトクリームです。
ミルクソフトを実食してみたわけですが、甘さ控えめのミルク味の強いソフトクリームで、荒んだ心が癒されました。
ここには家族連れも多かったけど、チャリンカーも多くてみんな考えることは同じようですね。

ドロだらけ
カリントウ

ソフトクリームで機嫌を直してから、とりあえず走行を再開。
帰りは、1回の休憩だけで走り続けたので正直しんどかった。
まだまだ、休憩のタイミングが分かってないなと自覚。
多少、無理やりにでも休憩しないとダメですね。
なんやかんやで、16:00頃帰宅できました。
が、写真のとおり雨のせいで買ったばかりのMadone3.1がドロだらけ。
家でゆっくりしたいと思いつつ、自転車の掃除が終わるまで頑張りました!
買ったばかりなのに、転倒するし雨にやられるし、カーボンバイクなのでつい心配してしまいます。
せっせと車輪も外して裏から清掃!ピカピカになったところで、やっと一服ですよ。
今回の土産は印旛沼の売店でゲットしたカリントウ(蜂蜜&ぶどう)で、ちょっと甘酸っぱいのが特徴です。
グッタリしてたのでカリントウの甘酸っぱさをかみ締め酒飲んで、寝ました(笑

円朝祭りに寄り道しつつ『谷中七福神』を巡る@江戸名所百景(広重)と切絵図とともに


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 Art倶楽部にて、円朝祭りの見学と『谷中七福神』を巡ってきました。


 上が今回の散策の基となる予定ポイントマップ。
「台東ぶらり散歩 七福神めぐり」より
 谷中七福神は、以下の七社寺です。
1.東覚寺(福禄寿)
2.青雲寺(恵比寿)
3.修性院(布袋尊)
4.長安寺(寿老人)
5.天王寺(毘沙門天)
6.護国院(大黒天)
7.不忍池弁天堂(弁財天)





 今回は35度にも迫る猛暑の中、約8kmを4時間で散策しました。
 七福神自体は正直、全て回ることが出来ませんでした。
 青雲寺~修性寺~長安寺~護国院~弁天堂の5箇所をめぐり、田端の東覚寺と日暮里の天王寺には行けなかったのが残念です。
 やっぱり全てを回ろうとすると、午前中から行かないとダメですね(笑
 とりあえず、今回は3つのポイントで広重の江戸名所百景を確認しつつ散策しました。
 予定ポイントマップに、カメラマークがそのポイントです。カメラマークから、名所百景を参照できますので、興味ある方はご参照ください。
 今回、確認した江戸名所百景は、諏訪神社~青雲寺~団子坂です。(上野公園内のものは、別の機会に確認することにして、今回はパスしました。)
日暮里諏訪の台
日暮里寺院の林泉
千駄木団子坂花屋敷
 「日暮里諏訪の台」は、諏訪神社から見た当時の風景を描いており、日暮里がかつて景勝地として有名な観光地だったことを思わせます。
 今はその雰囲気は全く感じられないけど、本来は諏訪神社の方からJR線の走っている方面を向けば、見渡す限りの田園と諏訪の台と言われるの高台から、筑波山や日光なども見ることが出来たらしいです。
 「日暮里寺院の林泉」青雲寺の境内を描いているそうですが、当時は日暮里エリアの寺院は花見寺や雪見寺といわれるなど、花樹や景色が売りで競って寺院内に林泉を造っていたようです。
 「日暮里諏訪の台」の桜に続き、この絵にも枝垂れ桜が描かれていて、上野の寛永寺から続く花の彩のとても豊かなエリアだったと想像できます。
 日暮里自体が新堀(にいぼり)から、「日ぐらしの里」というように「謂れ」が変わっていったほどに、江戸時代の人はここで夕暮れ時になるまで景色を楽しんでいたというので、よほど見ごたえのある景色が広がっていたのでしょうね。
 谷中の七福神巡りも、江戸の中では最古ともいわれる歴史の古い七福神ということで、正月の行事として定着していたようです。
 「千駄木団子坂花屋敷」は、ちょうど今の千駄木駅そばの団子坂下交差点あたりの風景を描いたもののようです。
 この辺りは、高台のためかいろんな坂があったようで、諏訪神社の近くには富士見坂があり、団子坂上から根津神社方面に下る坂には汐見坂というのもあります。
 どちらも坂上から富士山が見えたり、海が見えたということで名づけられたようですが、今のビル郡からはその面影は感じられないのが残念です。
 当時は江戸城以外に高層建築などなかったので、あの程度の高台からでも十分に見渡せたのでしょうね。
 今の自分たちは、スカイツリーのように無理やり高いところに登らないと、とても遠くを見渡すことなんて出来ません(笑
円朝祭り
夏目漱石邸跡
みかどパン
旧安田庭園

 当初の目的どおり、「円朝祭り」にも行ってきました。以前は全生庵だったのが参加者も増えてきて、安全のため開催場所が変わっていました。
 開催場所が変わって、初の円朝祭りだったようですがなかなかの人出で賑わってました。
 落語好きな人には、噺家の師匠方と触れ合える楽しいイベントです。
 残念ながら自分はそこまで詳しくないので、「ひみつ堂」食べられなかったかき氷を、円朝まつりの屋台で食べさせてもらい一服いたしました。
 「ひみつ堂」は前から行ってみたかったので、今回、行ってみようと張り切ってたのですが・・・
 行列が出来るどころか15:00頃の段階で19時まで予約がある!なんて、驚きの余りあっさり諦めました(笑
 カキ氷に予約が必要で、しかも食べられるのが夜中ってどういうことでしょうか・・・いや~、そこまで美味いんだろうか・・・
 試してみたい人の心に付入る悪徳カキ氷屋め!
 などと負け惜しみを呟きつつ、先へ進みました。 
 円朝まつりの会場でなくなった全生庵は、かつての人出が嘘のような静けさで、落差の大きさに驚きです。
 境内に良い風が吹いていて、とても心地よかったです。
 「みかどパン」は名前は知っていましたが、見るのは初めて・・・渋すぎる雰囲気にノックアウトです(笑
 この溢れんばかりのB級なオーラに、ひれ伏さざるを得ません
 その側のヒマラヤスギも立派です。
 正直、みかどパンの店内に入る勇気はなかったので、写真を撮って満足です。
 そんなこんなで、猛暑の中なんとか不忍池弁天堂までたどり着き、今回の散策を無事に終えることが出来ました。
 次は、上野周辺で湯島天神に旧岩崎邸庭園、寛永寺関連を回ろうかと思います。
 狭いエリアですが、湯島天神や寛永寺に関する広重の江戸名所百景もあるようなので、また、浮世絵を見つつ散策してみたいと思います。




<参考図書>
広重の大江戸名所百景散歩


もち歩き 江戸東京散歩(切絵図・現代図で歩く)

手賀沼ポタリング


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今回は、写真があったのが失くしてしまったため、記録のみです。
前回の江戸東京たてもの園に続いて、千葉県我孫子市にある手賀沼へポタリングしてきました。 距離は約90kmです。
まずは手賀沼の先にあるドイツ料理店、ハンス・ホールベックを経由してから、手賀沼を目指します。
行きは江戸川沿いを進んだのですが、追い風でとても快適!
平地でありながら、速度が出ているときには時速40km程出ていた時もあったようです。
おかげで、遠いのでまだまだ先に行ってから手賀沼方面へ針路変更しないと!と思っていたのが、本来、針路変更すべきポイントをあっという間に通りすごすという事態に・・・
利根川沿いは、手賀沼方面へ渡れる橋がなくて、かなり戻らざるを得ない状態になりました。
この時から、向かい風の地獄が始まったのです・・・
行きの時から、海側へ行く時の風が半端ないと感じてたんですが、一旦、方向が逆になるとその圧力が!
いや~、風の影響って凄いですね。
体一つで受けると、こんなに高い壁になるとは。
ま、まだ、この時はまだ体力もあったので、何とか乗り切り目的地であるドイツ料理屋へたどり着きました。
ドイツ料理は、正直、水は美味くなかったけど、サラダといい肉料理といい実に美味かった!
体力使って、腹が減っていたってのもあるんでしょうが(笑
土産にしたウィンナー等もまず普段は口にしない味わいで、自転車乗りが何人も来ていたし、有名なのかもしれません。
で、正直、食いすぎた重い腹を抱えつつ、手賀沼に向かいます。
手賀沼まではさほど距離もなく、無事にたどり着きました。
しかし、手賀沼での風の強いこと!
ちょっと頑張って湖面に出てみたスワンボートが風で流されて、岸にたどり着くのに必死になってましたので(笑
湖面が風で波打ってるし、帰路で見た江戸川の川面も向かい風で川が逆流してるのか?と思うほどでした。
ここで、綸行すべきか自走すべきか・・・運命の分かれ道。
手賀沼の辺りで、時間は14時ごろ・・・時間はまだまだ余裕があるってことで、自走を選択したのが地獄の入り口。
江戸川へたどり着くまでは問題なかったんですが、いやー、江戸川沿いを走るのが辛い辛い・・・
あんなに強い向かい風を経験したことがなかったので、歩くのと同じスピードちゃうん?ってくらい踏み込んでも自転車が先に進みません・・・
途中から自分の選択に後悔が押し寄せ、地図を見ながらまだかまだかと折れそうになる心を必死に支えました。
やっと、見覚えのある水元公園付近までたどり着き、もう少しだ!と自分を奮い立たせることで乗り越えました。
いろいろ、良い勉強になりました。
というわけで、次回は懲りずに印旛沼を目指します(笑

江戸東京たてもの園ポタリング&ロードバイクデビュー


より大きな地図で 江戸東京たてもの園 往復 を表示


江戸東京たてもの園へポタリングしたので、その記録です。 往復、約72kmのポタリングで初のロードバイクでのポタリングになりました。

こちらが、自分の新しい相棒・・・madone3.1
です。 コツコツためた500円玉貯金で、買いました(笑 アルミバイクかmadone4.5caad10か、考えたのですが・・・レースに出るわけじゃないし、長距離を快適に走りたいって事でmadone3.1にしました。
クロスバイクとは、やはり走りが違います。
madone3.1は走り始めはマッタリしてますが、だんだんとスピードが乗ってきたときは、とても快適に走ってくれます。
というわけで、そんなロードバイクでの初のポタリングに江戸東京たてもの園を選びました。
理由は特になく、距離的にも道のルート的にも難しいところがなくて、ちょうど良かったからですかね(笑
出発は亀戸9:00頃に出発し、11時頃には江戸東京たてもの園に到着しました。
たてもの園自体は、洋風建築から農村建物まで多様な種類の家屋等が移築されていて、本当はもっとゆっくり見たかったんですが、帰りもあることだし結構な急ぎ足で見学しました。
三井八郎右衛門邸
その内部
子宝湯
脱衣場

江戸東京たてもの園で、印象深かった建物をあげるとこちらです。
まずは、三井八郎右衛門邸。1897年に京都に建てられたものが東京港区に移築され、さらに今は江戸東京たてもの園に移築されています。
外観といい内部の座敷等の造りといい、立派です。日本建築の内部にシャンデリアを吊るすという豪快さは、なかなか真似できません。
シャンデリアは別としても、室内の仕切戸等にも自筆?の絵が描かれていたり、書斎なども凝った造りで見所がたくさんあります。
また、「千と千尋の神隠し」のモデルになったというのがこの子宝湯らしいですが、趣のある銭湯です。
こちらも外観は重厚で、内部は天井がとても高く中の看板なども味のあるものが沢山あります。
今時、これだけの雰囲気のある銭湯はあるんでしょうか?
子宝湯へ至るエリアの町並みも、鑑賞のポイントが沢山あり、写真を全部アップできないのでスライドを埋め込んでみたので、鑑賞してみて下さい。
キッチン ブラウン
喫茶ダンテ

江戸東京たてもの園の辺りでちょうど昼になったので、軽くご飯しにこちらの「キッチン ブラウン」へ行ってみました。
他にもハンバーグ屋とかあったんですが、そこそこのお値段で軽く食べたかったのでこちらへ。
小さい店ですがボリュームもあり、消費したエネルギーを補充するには十分でした。
そこから、西荻窪へ移動し「喫茶ダンテ」へ。
以前に西荻窪散策をした時に一度だけ行ったことあるので、ここまで来たのでせっかくだからと再訪しました。
相変わらず落ち着いた雰囲気に癒されます・・・
純喫茶なのに禁煙っていうのが珍しく、家の近くにあれば必ず通ってますね・・・
ダンテで水分を補給したところで、改めて帰路に着いたわけですが、帰路は信号の少ない道を行って見ようという事で、善福寺川沿いを進み善福寺公園を抜けて新宿へ向かいました。
ん~、しかし、この善福寺川沿いの道がとても狭く道もいきなり段差があったりで、とても落ち着いて走る道じゃなかった。
夜なら絶対に走れない道でした。善福寺公園は、新宿近くにこんな大きくて緑豊かな公園があるのかと驚きでしたが、そんな公園を味わう余裕もなく通り過ぎました。新宿からは往路と同じルートを戻るだけなので、気楽でしたがちょっと尻が痛かったのが残念(笑
とりあえず、初めてのロードバイク・ポタリングは、ロードバイクに慣れるって意味でもちょうど良い距離で、満喫できました。
今度、あちら方面に向かう場合は綸行を前提に、相模湖を目指します。

絵付けは結構がんばれたけど、歪んでしまった鳥な箱物のもの@陶芸



 新作が出来ました。
こちらもなかなか時間がかかりましたが、何とか完成することが出来ました。
1番上の写真が製作途中のものです。
なかなか細かい絵柄にしてしまったため、下絵つけの段階で時間がかかったし、色合いが上手く出るか心配でした。
2番目以降が完成したものですが、透明釉を使ったおかげで、色が鮮やかに出すことが出来て、満足してます。
ただ、箱物の難しさで蓋の方が若干そってしまって、歪みが出てしまいました。
焼くまでは、そこまでの歪みを感じなかったのですが、製作過程での歪みを抑えきれてなかったようです。
絵のほうが望んだ感じで描けたので、とても残念です。
ま、初めての箱物としては上手くいった方だと思うので、これを良い経験にして次の作品に繋げていければと思います。
今は、皿の作成依頼を受けたので、直径で24cm程の大き目の皿を作っています。
3枚ほど作る予定ですが、絵付けをどうするか、今から思案中です。




レオナルド・ダ・ヴィンチ 美の理想展 感想

渋谷Bunkamuraへ「レオナルド・ダ・ヴィンチ 美の理想展」へ行ってきました。
混み具合   辛 い/1・2・③・4・5/快適
作品の数   少ない/1・2・③・4・5/多い
面 白 さ つまらない/1・2・3・4・⑤/面白い

混み具合は、13:00に展示場に入り時間が早かったからか、行列を待つほどの混雑はありませんでした。
作品の数は、作品数は少なくもなく多くもなく、混雑を考えるとちょうどいい作品数です。
面白さは、岩窟の聖母、モナ・リザ、ほつれ髪の女と見所は十分です。

今回、自分で見て印象強かった作品たちです。
カーネーションの聖母
ヒワの聖母


こちらは、ラファエロとその工房のものとされる「カーネーションの聖母」と「ヒワの聖母」です。
同じ工房作のためか、全体的な雰囲気に似たものを感じます。個人的には「カーネーションの聖母」の聖母の表情にとても温かみがあり、あまり聖母らしくないところが魅力に感じました。
「ヒワの聖母」の聖母は、他の絵画でも見られるようなセオリーに忠実な聖母に見えますが、反対にイエスと洗礼者ヨハネの描写が面白い。
イエスが部下に何か与えているように見えて仕方ないのは、自分だけでしょうか?(笑
ロマの少女
マグダラのマリア


ボッカッチョの「ロマの少女」とジャンピエトリーノの「マグダラのマリア」と女性を描いた絵画ですが、とても対照的で見比べると絵の雰囲気とモデルの内面の違いがよく表れています。
「マグダラのマリア」は娼婦とされる方のマリアなんでしょうが、とても官能的な雰囲気に満ちてて表情にも明るい生命力が感じられます。
対して「ロマの少女」・・・こちらは、目の印象が素晴らしい。とても強い力を感じる目です。
圧縮された存在感が、魅力ですね。
ルーヴル蔵 岩窟の聖母
ナショナルギャラリー蔵 岩窟の聖母


ルーヴル美術館とロンドン・ナショナル・ギャラリーに所蔵される「岩窟の聖母」で、今回はルーヴル美術館の「岩窟の聖母」が見られます。
いやぁ~、とても良かったです。
絵画自体もそれなりに大きく、作品の完成度の高さが随所に感じられます。
ナショナルギャラリーのものと比べると、構成や登場人物には大きな違いはありませんが、アトリビュートの違いやしぐさに微妙に違いがあり、解釈はなかなか難しいようです。
そういった解釈は抜きにして、絵画のたたえる静謐さや登場人物の表情などはどれだけ見ていても飽きません。
ぜひ、見てもらいたい作品です。
ほつれ髪の女
レダと白鳥


こちらが今回の展覧会の目玉とされる「ほつれ髪の女」で、作者はダ・ヴィンチの弟子とされるサライのものとされています。
この微笑と髪の表現力は、必見です。
ダ・ヴィンチの女性像にはパターンというか、慎ましい女性を描く理論・理想があるということで、顔の角度が重要。
頭を少し下げるか、斜めに傾けることになっているようです。
ダ・ヴィンチの習作とされる作品もいくつか展示されていましたが、それぞれを見比べると女性の存在感や美しさに微妙な違いがありました。
それも、やはり顔の角度や表情、目線などの違いから感じられるものなんだと思います。
そういった微妙な違いを何度も習作を繰り返すことで、美の理想とされるものを追求し、一つの形にしていったんだろうなというのが想像できます。
絵画自体はとても小さいですが、絵画に凝縮された作者の力量は抑えられずに絵画からあふれています。
右は「レダと白鳥」で、レオナルド周辺の画家のものです。なんと言っても、白鳥の目が(笑
ゼウスが白鳥に姿を変えて、レダを誘惑したところを描いているんだと思いますが、そういう場面と思うせいか白鳥の目がエロスにしか見えません。
アイスワール モナ・リザ
ガスパーレ モナ・リザ

「モナ・リザ」はいろいろな画家に、模倣されたというか影響を与えているようで、今回の展覧会ではいろんな画家の描く「モナ・リザ」が見られます。
アイスワールの「モナ・リザ」は日本初公開だそうで、展示されている「モナ・リザ」の中でも際立った美しさがありました。
解説にもあるように、若いんです!若さは美か!!というくらいに、肌つやといい生命力に満ちた「モナ・リザ」です。
ガスパーレの「モナ・リザ」と比べてもらえれば、その若さと描写の違いが分かってもらえると思います。
他にも同じく日本初公開となる「裸のモナ・リザ」など、多数の「モナ・リザ」が展示されてるので、見比べて欲しいです。
浴室の二人の女性
ガブリエール・デストレー姉妹

フォンテーヌブロー派の「浴室の二人の女性」という絵画が展示されてましたが、この絵画を見た瞬間、どこかで見たなぁと記憶が刺激されました。
跡で調べてみたら、「ガブリエール・デストレー姉妹」が記憶にあって、脳内で引っかかったようです。
「ガブリエール・デストレー姉妹」も同じ、フォンテーヌブロー派の描いたものなので似ているというか同じで当たり前なのですが、別パターンの絵画を見たことがなかったので、この画家?の別パターンの絵画もあるのかというのが実際に見ることが出来て、嬉しかったです。
全体的に見て、実に見所のたくさんある展覧会ですので、まだの方にはぜひ足を運んでもらいたいですね。