渋谷 フェルメール展




フェルメールってことで、行ってきましたbunkamuraへ
http://www.vermeer2011.com/
東京初上陸ってことで、当然、初めて見たんですがやはり他の展示品と違って、インパクトは大きかった。
絵の大きさ自体は、さほどじゃないけど雰囲気がある。
立体感?3D感?、不思議な見え方でした。
いろいろ、モティーフが隠されててそういうのを探しながら観るのが楽しみなんでしょうが、自分はあまりそっちには目が向かず、男性の表情とか服とかに目が行きました。
当時の生活レベルとして、どんなもんか分からないんですが、何か豊かそうな雰囲気をビンビンに感じてしまいましたw
当時の学者って、どうやって生活してたんですかね?
画家みたいに、パトロンとかいたんだろうか?
不思議 メインの地理学者以外は、静物画とか肖像画が多くありました。
扱い的には、左のヤン・ブリューゲルの静物画が大きいようですが、自分は右の方に目が行きました。
ブドウのツヤツヤ感、凄くないですか?
はち切れんばかりですよ!
最近、フルーツ好きなのでお前は結局そっちか!と言われそうだけど、フルーツ・・・瑞々しくていいじゃないー



でも、自分はブリューゲルって聞くと、ついこっちの絵を思い浮かべてしまう
どうやら、違うブリューゲルさんのようです。
紛らわしい!←自分の勉強不足は基本的に棚に上げっぱなしですw
それはおいておいて右の絵のほうは、画家が光の表現を実験しているらしいです
外の光の具合と、内部への取込みがどういう状況(昼間?)か分からないんだけど、明暗の表現が対比するような感じ
で面白いですね
床のタイルの表現も、硬質感がよく伝わってきます。
イスに座ってるのは、女主人?ってやつですかね
奥にいる男性は、何なんでしょう
ん~、気になる

他に気に入った絵は、右のこれです。
顔がいいw
ちょっと、テカテカしてるけど、無邪気な感じが伝わります。
貴族の子供なんでしょうが、着てるものが何か豪華
子供が嫌がったりしないのか?と、心配するほどヒラヒラしてるし、柔らかな衣の質感がよく出ています。
でも、やっぱり顔ですかね~
眉毛ないのぉとか、くだらないこと考えてしまうけど、口元の表現とか自然な雰囲気でいいですね

長瀞 SL






























GWってことで、あまり遠くに行かずに旅行気分を味わうために、秩父は長瀞へ行きました。
だいたいGWは、一回は秩父に行ってます。
去年は秩父の羊が丘公園?に、芝桜を見に行ってました。
で、今年はSLで長瀞へ。
生で見るSLは、良いですね~
いかにも鉄!って感じで、重量感がある
正直、重い遅い煙いの三拍子そろってるけど、そこもSLの魅力だと思う
SLに乗るのは、実は初めて何だけどゆっくりした進み具合が、気分を穏やかにしてくれます
大人にも子供にも大人気で、道路から手を振られると、つい自分も窓から振り返してしまって、子供のころのバス遠足を思い出してしまった・・・
は!もうオヤヂと言われる年になったのかと、一瞬、悲しくなったけど・・・いろいろ忘れてしまおうw




昼は川へ行く途中にあった店で、蕎麦としゃくし菜飯を賞味
しゃくし菜ってなにか分からなかったけど、味はサッパリしててご飯にとてもよく合う!
辛くない高菜ご飯か?
でも、飯も普通盛りで蕎麦もあるし、なかなか苦しかったw
次はメインイベントの長瀞の川くだりへ




こちらが搭乗する船
船頭さんが二人つきます。約30分のくだり行程~
京都にいるときに嵐山の川くだりすらやってないのに、まさか秩父でくだることになるとは思わなんだ
今年は例年と比べ水がだいぶ少ないとのこと。
なので、岩があちこちに顔を出してます。




それをスラリスラリ、避けていくのが船頭さんの腕!
岩の真横を通っていったけど、長年の経験でギリギリをかわすコツがあるんでしょうなぁ
ゆったりした流れと、勢いあるくだりを交互に繰り返して、あっというまの30分
鴨が可愛かった
夏にいくと涼しくて良いんじゃないでしょうか。
ロードバイクの人もいたし、今度、クロスバイクをゲットしたので自分もいつかバイクで走ってみたいかな
そのまえに、エンジンになる体力をつけないとダメかしらん

陶芸用クレヨンも意外と使えることを発見したカップ@陶芸




 久しぶりに新作が出来ました。
 今回は、普通にカップです。
 ちょっと違うところは、絵付けに釉薬ではなく陶芸用のクレヨンを使ってみました。
 使っている人は少ないようで、珍しいようですが意外と色合いは悪くないと思います。 
 塗った当初は、パッチワークのようにいろいろと塗りまくってしまったので、けっこうキツイ色が出てしまうかも・・・やりすぎた!と失敗の予感に震えてました。 
 結果は、穏やかな色が出て落ち着いた雰囲気になりました。
 色の組み合わせには、もっと良いパターンがあったんじゃないかと思うけど、ポップな感じで気に入りました。
 気分の明るくなるような、色合いを出したいときに使えるでしょう。
 クレヨン、馬鹿にしたもんじゃないですね。




大江戸骨董市~琳派芸術(出光美術館)へ




前から行ってみたかった「大江戸骨董市」へ行ってみました。
http://antique-market.jp/jp/index.html
この寒い中、結構、いろんな種類の店があって好きな人は楽しいと思います。
和洋とわず個性的なモノが多くて、店主もそれぞれマイペースな雰囲気で、やりとりしながら自分好みのモノを探すのは、なかなか楽しい作業です。
値段はピンきりで、店主の判断なんでしょうが値段のラインが分からないので、なかなか判断が難しい・・・
でも、ギャラリーみたいな桁が一桁違いまっせー!みたいなことはないので、気に入ったものがあれば納得できそうなラインが多かったです。
茶碗とか小物に魅力を感じたんですが、今回はスルー。
常連の店主もいるんだろうし、何度かモノを見ながら好みのモノを探そうかと思います。
まぁ、普通の店舗のようにいつでも手に入るってモノじゃないから、その場の直感が大事なのかもしれない。
興味ある人、掘り出しモノを探しにいきましょうw

骨董市で小一時間ほど、見てまわってからすぐ近くの出光美術館へ「琳派芸術」展へ
http://www.idemitsu.co.jp/museum/honkan/exhibition/present/index.html
前に大琳派展に行ったような気もするけど、やってるとつい行ってみたくなるんだなぁ。
今回は江戸時代の琳派の作品を中心に展示するそうで、酒井抱一生誕250年記念の展示です。
一部と二部に分かれてるようで、今回は一部の最終日に行きました、
酒井抱一の展示は、二部からがメインになるので今回は俵屋宗達、尾形光琳、尾形乾山のモノが多かった。

俵屋宗達 江戸時代 扇面散図屏風

六曲一双で大きさといい、華やかさといい存在感があります。
扇の形って、デザイン的に好きなんですよ。
花や草木が描かれてるものより、画面にメリハリが出てくるように思うんです。
陶芸でも、こういう扇を上手く絵付けできないかな。
こう見ると、デザインの配置ってのは難しいですね。
いろいろ置きすぎると、統一感がなくなるし空間を活かそうとしても空白が出来て、何かが足りない感じが出てしまうし。
この屏風を見ると、扇の向きがそれぞれの段で変えてあることと、少しの空白を活かして画面に動きが出ているように見えます。
こう動きの軽妙さが、華やかさにつながるのかなと悩みながら見ていましたw
金地の上に更に金色を重ねているのに、それぞれの色合いが金に呑まれずにちゃんと存在感を発揮しているのが不思議なんですね~
自分だと同系統の色合いで、補色になって潰しあうような気がするので、もっと反対のキツメの色を当ててしまうかもしれない。
でも、反対色が強すぎると品がなくなるのかも・・・機会があれば、実験してみたい


四季草花図屏風 「伊年」印 江戸時代

あまり動きは感じないけど花の佇まいに芯が通ってて、こう隙のない感じが魅力です。
何というか描かれてる花じたいには、そんなに鮮やかさは感じないんだけど、配置の仕方にテンポがあって空白の取り方が見る人に重さを感じさせないと思います。
あれだけ、花だけを並べると締りがなくなったり、花同士でぶつかり合いそうだけど、それぞれが独立しながら存在を主張してるので、飽きないです。





竹図角皿 菊図角皿 尾形乾山 画:尾形光琳

絵も良かったんですが、一番、興味をもったのがこちら。角皿シリーズです
デザインがパクれそうだ!ってことで、いい刺激になりました。
形は何とかなりそう。
問題は中の図柄。
この竹の濃淡が表現できれば、かなり面白いなぁと。
絵に文字を組合わせるのも、使える!と思いましたw
何を書けばいいのかが問題だけど、こういう和モノを見てると、よく百人一首が書かれてることがおおいので、そういう方向もありですね。
百人一首に応じた絵が描けないと、ダメなわけですが・・・
裏面も凝ってて、句が書いてあります。
いいこだわりっぷりで、参考になります。
やはり、何事もパクリ・・・もとい真似から始まるってことで角皿を量産して、春夏秋冬シリーズを作ってみたいと思います。

パイナップル缶詰を型取りに使ってみたよ、カップ@陶芸




 新作のカップが出来ました。
 カップは前にも作ってますが、今回はもうちょっと深めのものを作りたくてやってみました。
 大きさ的には、手軽なものが出来ました。
 重くもないし、使いやすいんじゃないかと。
 中も白くしなかったので、コーヒーの色が付かない・・・かな?
 まぁ、手で形を整えたので若干、三角っぽく歪んでしまったり斜め線のところに亀裂が入ったりしたけど、釉薬で埋まったから何とか使えるんじゃないかな~と思います。
 型は、パイナップルの缶詰を再利用しました。
 缶詰自体に、波みたいな線がついてたので、それをそのまま土に付けてみて・・・意外といいアクセントになったかな?
 缶詰も、やりようによっては良い型として使えます
 これは、型取りに使える!って情報あれば教えてください。




色合いはまぁイイけれど・・・歪んでしまったぐい呑み@陶芸





新作のぐい呑みが出来ました。
今回は、結構軽くすることができたので、普段使っても手が疲れないと思う。
これぐらいの重さなら、日常使いにもイケル!
最近は絵付けばかりやっていたので、今回はシンプルに単色で釉掛けしてみました。
色が初めから混ざってるような感じなので、単色でもランダムな変化が出てくれたので飽きずに使えそうです。
ただ、酒を入れても色が重めなので、何か酒の色見とかは地味になりそう・・・




広重の大江戸名所百景in両国





前からかなり間があいてしまったけど、「広重の大江戸百景」を片手に両国の散策に行ってきました。
普通は、国技館とか行くんでしょうが、そちら方面はスルーw
上の写真左が、江戸時代の両国周辺です。写真右が今の地図。
地図を見ると、かつての御竹蔵(江戸幕府の材木蔵)のあたりが、国技館に江戸東京博物館になっているのが分かります。
江戸時代の時点で、周りに武家屋敷とかがあったんで、広い敷地があったのがそこしかなかったんでしょうね~。
こうやって比べると、現代で大きな敷地や建物のあるところは、武家屋敷か寺があったところが使われてるようで、昔から東京は過密都市だったんでしょうか。






右端は回向院から隅田川方面、真中は両国橋から隅田川方面、左端は両国花火を広重が描いたものです。




かつての江戸は水運の町ってことで、船が多いですね。 両国橋が出来たのも、江戸時代の大火事・明暦の大火(1657年)以降のことなので、まずは船でしか対岸に渡れなかったのです。
しかし、よく転覆したらしく「三途の渡し」とか言われてたようで、なかなか命がけだったんですかねw
右が今の両国橋の写真ですが、改めて見ると対岸までけっこう遠い!
隅田川の真中あたりで転覆して、泳げるかな。
水を含んだ着物は、重そうだしな~とか下らないことを想像してしまいました。
でも、かつてはこの間に木材の橋が架かってたのかと思うと、江戸時代の技術も大したもんです。
今の風景は、川の水も暗いし船を見ることも少ないので、ちょっと味気ないのが残念。





次は、回向院へ。
ここも明暦の大火で亡くなった人を供養するために建てられたところです。
初めて行ったんですが、有名なのに変に観光地化してなくて落ち着いた感じが印象的です。
鼠小僧の墓があるのをここに行って、初めて知りました。
しかも、何故か合格祈願の名所らしいですね。
墓石を削っていくのも、ここで初体験しました。
が、墓石を削ろうにもさすがに固い!
白い粉がちょっと出たぐらいで、諦めましたw
今後、何か試験でも受けることがあれば、その時は気合を入れて削ることにします。




次は、松坂町で吉良邸跡に行きました。
吉良邸って、残ってたんですね
ここは、かなり小さい跡地でしたが右端の吉良首洗い井戸があったりと、ほほぅ!と好奇心を刺激されるところです。
前は年末によく忠臣蔵やってましたが、さすがに視聴率取れないからか、やりませんね。
忠臣蔵は子供のころに、見た程度の記憶ですがこうやって実際に跡地に来てみると、もう一回みてみようかという気になります。
そういう意味じゃ、もっと江戸の生活や歌舞伎とかベンキョーした方が発見があって、こういう散歩ももっと面白くなるかもしれません。

最後は、隅田川を見ながら茶をしばいてきました、
場所は、映水庵です。
小さなカフェですが、チーズケーキは美味!
目の前の隅田川を眺めながら、ぼーっと出来ると思います。
若干、隅田川が濁ってるのは愛嬌ですw

黒天目はキレイにでたけど、絵付けが・・・滲んだ小鉢@陶芸


前回につづいて、漆もどき小鉢2作目です。
今回は、和物の素材集から色付けのデザインをパクリ・・・もといインスパイアされたものを使いました。
一番上は、団扇のデザインです。
文字や隈取りのデザインが、もっとスマートに出せれば良かったんですが、なかなか難しくちょっと大味です。
反対にこれくらい大味な方が、全体に馴染んでて良い!という意見もあるようなので、成功例にいれても良さそうです。

説明を追加
反対側には、銭をデザインしたものをいれてあります。
これは、本当は円の中に和同開珎とか、寛永通宝とか文字が入るんですが、細かい筆遣いが出来ないので、断念しました。
これも、文字がなくてもデザイン的に大丈夫と言われたので、細かいことには拘らないようにしましょうw


どちらも赤い下地部分が、もうちょっとクリアに色が出て欲しかったんですが、色むらもでてしまいなかなか難しい。

この程度の色むらなら、まだ、許容範囲だと思いますが、色むらが出来るのを前提にデザインを考えていく必要がありそうです。
しかし、黒天目は色艶が美しくて良いですね!
つや具合が気に入っています。
次に箱物を作るので、蒔絵や螺鈿をパクれるように、工夫したいと思います。

しかし、キレイな黄色が出せるかどうかが問題ですが。