習作1




以前からコツコツ造っていた陶芸の器が出来上がってきました。
え~、正直、微妙なできばえですw
指の跡に薬がたっぷり残ってますね。なので、余計にボコボコ感が目立ちます。
仕上げる時にヘラを使って、中と外を均一に綺麗に整えるべきでした。
おかげで、手作り感あふれる物が出来上がりましたね。
あと、形が若干、楕円というか中心がちょっとズレてる気がする・・・
それと、大きく造りすぎた。
飯茶碗にするにも、デカイ!
でも、薄く造ったのでデカくても重さはさほどじゃないので、使えなくはないと思います。
実際に使ったりはしないんで、何ですがw
お飾り用に置いておきましょう。
実際に使うとなると、洗ったりしたあと水が抜けきるまで乾燥させなければならんとかいろいろ手間がかかるんですよ。
面倒だから、やめる方向でw
今は皿と湯飲みが作業中です。皿はまだ良いかなと思うんですが、今日、湯飲みの削りをやった限りじゃ使えない気がします。
形がちょっと歪んでいます。
ん~、次も湯飲みに挑戦するつもりなので、次こそもうちょっと綺麗なものが出来るようにしたい。
不器用ですが、頑張ります。

ブリヂストン美術館inミュージアムアクセスグループ

ブリヂストン美術館へ行ってきました。
http://www.bridgestone-museum.gr.jp/exhibit/index.php?id=76

が!絵はあまり見られませんでしたw
ミュージアムアクセスグループというのに参加して行ったのですね。
http://www2.gol.com/users/wonder/mar/martop.html
視聴覚障害のある人と一緒にペアやグループになって、絵を鑑賞するというものでかなーり昔に1回だけ参加したことがあります。
視聴覚障害の人もいろいろで、昔は見えていた人もいれば最初から見えなかった人もいるし、どの程度が見えているのか全く分からないので、なかなか難しいですね。
ついでに、絵の説明をするのが更に難しい・・・
アレですよ、自分の説明能力の乏しさを実感します。
分かってるようで分かってないのが、よく分かります。
だいたい、今回はアレですよ。
印象派がメインで、モネとかシスレーとかで抽象画も多いし・・・説明できるか!
まだまだ修行不足なんだと思います。
でも、先に書いたように絵はあまり見られなかったんですよ。
一緒に回っていた女性の方が貧血で倒れてしまいまして。
アレですね、人間ってああいう風に倒れるんですね!
初体験で驚きでした。
何か後ろに仰け反ってるなと思ったら、カクーンって落ちるように倒れるんでビビリました。
どうしよーってなったんですが、同じグループの方が経験あるようですぐイスに座らせて、落ち着きました。
人間、未経験のことがいきなり起こると全く反応できないもので、修行が足りません。
結局、絵は見ないで車椅子に乗ってもらって、下の喫茶で茶してました。
こういうと何ですが、目の見えない人と話すと面白いですね。
良い悪いは別にして、世界が違うんだなというのがよく分かります。
見える見えないを別にして、それぞれの人で世界が違うのは当たり前なんでしょうが、普段、あまり自覚してないですから、ちょっとだけ謙虚な気持ちになります。
明日には忘れてますがw
興味のある方、行ってみませんか?
意外と刺激になりますよ

世界報道写真展2009@東京都写真美術館

恵比寿の東京都写真美術館で「世界報道写真展」に行ってきました。
http://www.syabi.com/details/wwp2009.html

何故か開催時期を覚えてるわけじゃないんですが、毎年いってます。
去年は戦争も渦中にあったせいか、戦争関係が多数を占めていたのですが今回は戦争・紛争関係はそこまで多くありませんでした。
流行というか時代的な話題ということで、オバマ大統領関係もいくつかありましたね。
でも、去年から今年にかけてはグルジア紛争・スマトラ沖地震・アフガニスタンがあったので、そちらは相変わらず凄惨な写真が多いですね。
特にアフガニスタンだったかな?住民が殺害された死体を通学途中の子供が見ているのは、その地域では普通かもしれませんが、何ともいえません。
オリンピックもあったことで、スポーツ関係も多かったですが一瞬を切り取る写真家の技術に確かさを感じます。
技術もそうですが、写真家の視点にも興味があります。
技術でそのまま世界を切り取るというより、撮影する人の視点が出てくるんでしょうね。
写真はピンポイントで対象を切り取って、その場の情報を写真家の視点で加工して見せてくれるので、
今回は写真家の伝えたいのは何かしらんと考えながら見てみました。
が、あまり分かりませんでしたw
まだまだ、読解力が足りません・・・

ボルダリング 錦糸町




久しぶりにボルダリングに行きました。
前は江戸川橋の方に行ってたのですが、錦糸町の方が近いので錦糸町に行ってきました。

江戸川橋より広くて、更衣室もまぁまぁで施設は悪くないです。
ただ、駅に近いってこともあり日曜だったので、人は多かったですねぇ。
1階登って、10分ほど待機してまた次って感じで、じっくりゆっくり登りました。
ひさびさだったのに、何か前より登れてる気がします。
多分、体重が3~4kほどダウンしてるので身軽になったからに違いない!
まぁ、本当は壁に張り付く感じでけっこう無様に登ってるんですが、ゴールにたどりつけるだけでOKですw
終わるとちょっとぐったりするけど、面白いのは変わらないので、また、やって行きたいと思います。
さっそうとビルの壁を登るようになる日まで、地道に頑張りますw

初の荻窪 ~コーヒー&ケーキ、日本酒~















先日、日本酒会で会った方が自分の店を今日、開店するって事で荻窪へ行ってきました。
東京に住んでそれなりになるけど、荻窪に降り立ったのは今日が初めてです。
利き茶・利き酒cafe vindens cafe
http://www.ne.jp/asahi/cafe/vindens/vindens_cafe/TOP.html
カウンターの小さな店ですが、今日はマスターの友人の方がたくさん来てたので賑わってました。
しばらくして落ち着けば、静かにコーヒーや酒を味わえそうで良いと思います。
ま、それなりに賑わってもらわないと店としてはアレなんでしょうがw
コーヒーは、マスターのこだわりで生産者と生産地のハッキリした豆を使っていました。
注文を受けてから、豆を挽いて入れてくれるので出てくるまでに10分ほどかかるけど、さすがに出てきたコーヒーは挽きたてで実に美味しかった!
豆にもランクがあるそうで、たけーランクを使用しているそうですがその辺りはよく分からんのでスルーしましたw
が、コーヒーの味は若干の酸味があるけれども、酸味がフルーツの酸味でただ酸っぱい!って感じは全くありませんでした。
基本、ブラックで出てくるのですがコーヒーの色は濃厚な黒味を帯びていて、粉っぽさはありません。
さすがにいつもチェーン店の安コーヒーを飲んでる身分としては、大きく違いがハッキリしてたのが分かりやすくて、今後はこの味を基準にしてコーヒーを飲んでいけると思います。
コーヒーも美味かったのですが、写真のシフォンケーキは我がシフォンケーキ史上まれにみる美味さでした!
生地にシットリ感と卵の甘さがほんのりあって、ハニークリームと合わせて口に入れると、絶品でした。
私、自信を持ってお勧めします。
日本酒は山形県のものを専門にしているようで、山形の酒しかありません。
名前の分かるものは、全然、なかったw
1杯だけ飲んでみましたが、今回のものは癖がなく抑えた甘さで飲み口は軽かったですね。
どの食べ物も、1品あたり500円前後でコーヒーのおかわりは200円で良心的というか、それで大丈夫?と心配してしまいました・・・
基本、飲み比べできるように設定しているんだと思います。
カフェとしては、充実してるんですが日本酒はツマミ的なものがないので、その辺りを付け加えてもらえれば、より楽しめるんじゃないかと。
荻窪自体は、人が多くて下町でもなく都会でもなく、雑多ながらも生活に必要なものは全部そろってる感じで、慣れれば住みやすいのかなと思います。
ただ、自分の目的になるようなアート系のものが見つけられなかったので、周辺にでも何か見つけれればもっとコーヒーを飲みに行けるかなと。
中野から向こう側に詳しい人いたら、荻窪で何をしたらいいか教えてくださいw

日本の美術館名品展



東京都美術館へ「日本の美術館名品展」へ行ってきました。
全国の美術館の名品が見られるって事で、確かに良い絵が多かったと思います。
その割には人は少なく、入場制限もなく見られたので快適でした。
さて、展示の内容ですが西洋絵画もミレーやルノワール、モネ、セザンヌと有名どころが名を連ねてました。でも、西洋画よりも日本画の方が見所が多かったですね。
西洋画の方は、有名な人たちの展覧会の時にまとめて見られることもあるので、さほどありがたみがなかった。
でも、ミレーの「ポーリーヌ・V・オノの肖像」(左)やルノワール「読書するふたり」(中)、ウォーホル「ダイアモンド・ダスト・シューズ」(右)とか、良いのも沢山あったんですよ。
ただ、量が多すぎてだんだん記憶に残らなくなったというだけでw
反対に日本画の方は、その人だけで展覧会が開かれることはないと思うので、展示されてる現地の美術館まで行かなければならないところを東京で見られるんで、ありがたみがありますw
特に大正・明治から昭和初期にかけて、西洋画の技法や表現が一気に日本に入ってきて、美術家も留学したり戦争を経験したりと、変化が大きかった時代です。
夭折した画家も多くて、波乱万丈感が溢れてます。
今回も前にアートセミナーを受けてきてたので、少しは違う目で見られました。


高橋由一「宮城県庁門前図」(左)、香月泰男「涅槃」(中)、岸田劉生「冬枯れの道路(原宿付近)」(右)など、西洋絵画の影響を受けつつも独自な世界にいたった人が多かったようです。
岸田劉生の絵なんて凄い上手というか、少し前まで遠近法も乏しい浮世絵ややまと絵が出回ってたのに、開国から一気に西洋画が入ってきた中で西洋技法を十分に見につけた力が感じられます。
高橋由一の絵も良いですね。鮭とか描いてるだけじゃないんですねw
涅槃はやっぱり戦争の影響だとか。
釈迦の涅槃図なのでしょうが、釈迦よりも周囲の人の方が怖いですね。
重い感じがヒシヒシと伝わってきます。
村山槐多の自画像も重い感じで、必死さというかそんなものが感じられます。
若い人だと21歳で亡くなってるので、もったいないんですが仕方なかったんだろうなとも思います。
結核を患ってた人が多そうですね。
昭和初期とかだと、結核患者のサナトリウムが思い浮かびます。
開国して時代が進んでいく明るさと、戦争や病気といった暗さも同じように存在していた時代で、画家も時代の雰囲気を強く反映していたのかもしれませぬ。
そういう風にみると、結構、重めの絵が多くて終わりごろには疲れきってました。
量も多かったし、余裕のある時に見に行くことをお勧めします。
面白いのは間違いないので、まだの方は是非、行ってみてください!
さて、今後は
出光美術館「やまと絵の譜」
アートセミナーを受けたので、行ってみたいと思います。
唐絵とやまと絵の違いってやつを見てみます。
江戸東京博物館「写楽 幻の肉筆画」
良いらしいですよ。浮世絵の色の発色が劣化してなくて、幽霊画とか綺麗だそうです。
国立近代美術館「ゴーギャン展」
「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」が日本初公開らしいです。
タヒチで描いたデカイ絵らしいですね。
面白そうです。

奇想の王国 だまし絵展

渋谷 Bunkamuraで「奇想の王国 だまし絵展」に行きました。
http://www.bunkamura.co.jp/museum/lineup/09_damashie/index.html


アルチンボルト、歌川国芳以外にもエッシャーやダリ、ルネ・マグリットとか
有名な人の絵もあったし、全然、知らない人のモノも多数ありました。
だまし絵というと、アルチンボルトのこんな奇抜な絵やエッシャーをイメージしてましたが、安直なイメージに捉われてました。
反対にもっとこういう静物画で、実物を描きながら錯覚を覚えさせるほどの画家の技術に圧倒される展覧会でした。
平面上に、どれだけ現実と見間違えるほどのモノを描くか。
そもそも、一つ一つの事柄を正確に描き出せる力がないとだまし絵は描けないんですね。

下の絵は、コルネリス・ノルベルトゥス・ヘイスブレヒツ《静物-トロンプルイユ》というもので、キャンパスに木の下地を描いて、その上で更に木枠から外れる絵を描いて、下地を実物と錯覚させるように出来てます。
どれも立体感が素晴らしく、2Dであることを忘れさせてくれます。
それぞれの物体の大きさの比率がしっかりしてて、ブレがありません。
これだけ、しっかりした描き方が出来るのは、普通に凄いな~と感心しました。
大きさの縮尺や比率のバランスを崩さずに描くのって、難しそうですよね。
描写力を高めるのに、修行したんでしょうか。
普通に静物画のレベルが高い展示が多かった。

日本の絵もありましたが、歌川国芳の浮世絵もあったけど、反対に河鍋暁斎「幽霊図」や鈴木守一「秋草図」のように、普通は表装の部分に描きこんだものが多かったです。
だまし絵というより、デザイン画みたいな感じで装飾的な方法が活きていました。
なかなか、カッコいいですね。
珍しいもの見たさというより、画家の技量を味わうって感じでいくといろいろ楽しめると思います。
お勧めします。

上野 ルーブル展

行きたいと思っていた上野 国立西洋美術館の「ルーブル美術館展 17世紀ヨーロッパ絵画」に行ってきました。
http://www.ntv.co.jp/louvre/

金曜の夜は夜間拝観で20時まで開いてるので、ゆっくり見られるかなと期待していったけど・・・・
甘かったw
皆、考えることは同じようで90分待たされました。
入館制限してるのに、中も結構混んでて・・・人気のほどを感じました。
メインはフェルメールの「レースを編む女」だと思うんですが、個人的にはあまり印象に残りませんでした。絵の前には人だかりが出来てて、あまり見られなかったってのもあるんでしょうが、それよりも他の絵画のほうが良い作品が多かったです。


まず、パッと目を惹いたのがどこかで見たことある絵ってことで、ラ・トゥールの「大工ヨセフ」
蝋燭の光の表現の美しさに目を奪われるけど、登場人物の表情が好きです。
年齢を重ねたヨセフの重みある表情に対して、若いキリストの瑞々しい表情の対比に惹きつけられます。
あと、人物の重量感というか地に足の着いた安定感が見るものにも、重みを与えてくれています。



次に印象に残ったのが、この「バテシバ」
始めて見た絵で、作者はウィレム・ドロスト・・・知らない人です
が、何というかこう憂いを帯びた表情がエロイです。
決して半裸だからじゃないですよw
お前はそこしか見てないだろう!って不届きなことをいう人がいるかもしれませんが、そんなことはありません!・・・多分
暗闇の中に浮かび上がる姿に、静かな精神性を感じます。
光源の取り方が幻想的な雰囲気を醸し出してます。あと、体の表現がやっぱりバランスがしっかりしてて見てて安心します。

最近、人物画を見ると重心の表現とか見るようにしてますが、しっかりした重みのある表現ってのは、大事なんでしょうね。



「エスランの聖母」 シモン・ヴーエ
これも、知らん人です。実は有名な人だったりして・・・・
この眼差しがエロイですw
問いかけるような誘い込むような眼差しで、これも表情が素晴らしいと思います。幼児のキリストは、子供なのに眼差しが大人びてて怖いですがw
でも、ポッチャリ具合が幼児らしくて触ってみたくなります。
肌の質感も良いですね。
しかし、この聖母は美人ですね!
今回の展覧会には、美人が多かった。



「6人の人物の前に現れる無原罪の聖母」ムリーリョ
この聖母もなかなか美人です。
お前はそればっかりかと言われそうですが、美人が多かったんですよw
これまた、雰囲気の違う聖母で幻想的な雰囲気があります。
理想化されてるのは分かるんですが、この祈りの姿に惹かれます。
他の6人の人物はどうでも良いんですがw
でも、いないと絵のバランスが崩れるんで仕方ないですかね・・・
右に天使がいますが、アレも特に意味があるんでなくて、いないと左右のバランスが崩れるからじゃないかと思いますが。
最近、そんな風に絵を見るようにしています。
同じ聖母にしても、人によって描かれ方が様々で人気ある題材だけに違いがハッキリしてて、比較していくだけで楽しめます。
今回は美人ばっかり反応してしまったけど、それ以外にも目を惹く良い絵が沢山ありました。
六本木のルーブル展より、やっぱりこっちのルーブルが良いですね。
並んだかいがありました。
人が多くてゆっくり見られなかったのは残念ですが、まだの人は頑張って並んででも見ることをお勧めします。
さて、次こそ「日本の美術館名品展」に行ってきたいと思います。
http://museum-islands.jp/
木曜にアート講座を受けてきたので、予習はバッチリです!


見所は西洋画よりも、明治・大正から昭和初期にかけての日本画家の良品が沢山あることだそうです。
明治・大正にかけて、一気に西洋から流れ込んできた絵の世界を日本画家がどれだけ影響を受けて取り込んでいったかが分かる展覧会だそうです。
セザンヌの影響はデカイ!ってことが分かるらしいので、じっくり見てきたいと思います。
でも、日曜に先にブンカムラの「奇想の王国 だまし絵展」に行ってきます。
http://www.bunkamura.co.jp/museum/lineup/09_damashie/index.html
これも、講座で説明してもらったアルチンボルドに歌川国芳が出てるようなので、思い出しながら見てきます。

日本橋 高島屋 日本の美

日本橋に行ったついでに時間が出来たので、高島屋へ「日本の美と出会う-琳派・若冲・数寄の心-」へ行ってきました。


京都の平安神宮近くにある細見美術館の開館10周年記念の展示会でした。
行こうと思いつついってない細見美術館ですが、10周年なんですね。
もっと昔からある美術館と思ってたんですが、意外と最近出来た美術館だったんですね。
展示品は細見美術館が琳派の専門なので、琳派のものになるんですが、時代が江戸後期から大正・昭和初期が中心でした。
琳派というと、つい安土桃山時代とか想像してしまうので、江戸・大正時代は新たしかったです。
何かあれですね、色が落ちてないからキレイですね!
特に桜のピンクとか、とても鮮やかでした。
ピンクの似合う男としては、ピンクの使いっぷりに敏感に反応してしまいますw
若冲も少し展示されてましたが、よく大きな展覧会にあるような原色たっぷりの鶏のようなのはなく、もっと抑え目に描かれたものが多かったですね。
細見美術館も個人?の人が収集したものを展示してるようなので、重くない若冲で楽しめました。
最近、デッサンの本とか読んだのでアレですが、花鳥風月は平面的な感じもあるんですが鳥や人については、結構、立体感があるんだなということに気がつきました。
西洋がほど遠近法がしっかりしてるわけじゃないのに、立ち姿とか重心がしっかりしてて、若干、奥行きがあるように感じられます。
描き方の工夫というか、絵描きの技術が凄いんだなぁと思うようになりました。
正直、自分みたいに絵が描けない場合、幾何学模様に逃げちゃうんじゃないですかね。
そう考えると、デッサンって大事ですね。
立体感をキチンと捕らえるってのは、難しい・・・
煩悩はなくなりませんが、修行しますw
Artセミナーを受けてきました。
内容は「阿修羅」について。

美術アカデミー&スクール「阿修羅の実像」
http://shop.art-a-school.info/
「阿修羅展」
http://www.asahi.com/ashura/

いやー、勉強になりました。
展覧会はまだ行ってないけど、楽しみです。
忘れないように、メモしとこう。

阿修羅とは?
ゾロアスター教の神「アフラ・マズダ」が、アーリア人によってインドにもたらされた際に、インドラ(帝釈天)の敵として、アスラになった。
そのアスラが中央アジア、中国を経て日本に流入した。
中央アジアの頃まで、アスラは1面2手で通常の人と同じ姿で表されていた。
これが、中国に入った際に3面6臂に変化した。
この頃のアスラは、2手に月と太陽を、2手に弓と矢を、2手に他の何かを持っている。
月と太陽、弓と矢を持っているのは、インドラとの戦いのために日・月食を起こして闇をつくるため。
弓と矢は、戦いのため。
少なくとも、必ず月と太陽は持っている。
3面になった理由は、分からん。
インドやアンコールワットで、描かれているのは「入海攪拌」の神話。
中国では、入海攪拌以降のインドラとの戦いが描かれている。
造作は、乾漆造で木枠の上に土で形をつくり、その上に漆で表現を整えた。そこから、中の土を取り出す造り方。奈良時代の最も高価な仏像の造り方。
軽いから、火事の際に持ち出せたのではないか?
中央の手は、合掌しているが肘から先は明治以降に修復されていて、本来は合掌ではなかったかも?
法輪や宝珠を持っていたか?
顔が鬼形ではないのは、西金堂が懺悔堂として造られたもので、懺悔し清らかになった状態を表しているため。