展覧会レビュー、興福寺中金堂再建記念特別展 「運慶」展@東京東京国立博物館

展覧会:興福寺中金堂再建記念特別展 「運慶」展
鑑賞日:2017年10月
美術館:東京東京国立博物館


・玉眼の構造的な説明があり、仏像を見ていく参考になった
・菩薩像の腰にヒネリがはいっていて、慶派の特徴らしい。菩薩像は垂直に立っている印象があるので、珍しく感じた
・運慶、仏像は肉感的と言われるが、下腹がしっかり出ているのが共通していて面白い
・大きな仏像が多く、仏像の周りを周回できるようにしていたり、CT画像での仏像内部の説明などがあり、いろいろ工夫されていることが分かる
・玉眼の効果か、仏像の表情に変化があり、個性が感じられるモノが多かった。やはり目線が分かると、表情として伝わるのだろう
・四天王立像(興福寺)の多聞天像、見下ろす構造の仏像が多い中、見上げる構造の姿で、印象に残る
・鹿や犬の木造があり、とても珍しい。犬の木造は、シンプルながら純朴さの伝わる姿で、可愛らしい

〇今回の一品(お気に入り) 毘沙門天立像(国宝)願成就院
立ち姿に品があり、装飾もシンプルで力強さがあった

四天王立像(興福寺) 多聞天像
見上げる構造の姿が珍しく、もう一つのお気に入り

〇展覧会チラシ