錦鯉のタイル絵が目を引く『金春湯』銭湯@新橋・銀座とカウンターの酒場『酒蔵かっぱ』@新橋、中央区

 銀座は、金春通りにある銭湯『金春湯』を訪問してみました。

 外観は、ビル型の銭湯ですね。
 さすがに銀座界隈で、木造の建物はなかなか残ってないのでしょう。
 サイトによると、1863年の開業で木造建築だったものを昭和32年に現在の形になったようです。


 入口は思ったより狭い造りで、ちょっとためらいました。
 下足箱はよくある木札のあるもので、どこも同じだ!とちょっと安心w
 下町の銭湯にある待合のような休憩スペースはなく、通路から入るとすぐ脱衣所になります。
 脱衣所の造りは、他の銭湯と同じ板張りでロッカーも似たようなものですが、整理されていて清潔感があります。
 脱衣所内に番台があるのですが、番台のオネイサンが若めだったのが少し恥ずかしい。
 もうオッサンな小坊主ですが、それでも若いオネイサンに見られるのは恥ずかしいw

 浴場の風呂は、2つで敷地面積の関係もあるかと思いますが、広さはさほどありません。
 こちらも清掃を頑張っている雰囲気があり、安心できます。
 床も壁も白いタイルで統一されているので、よけいに明るく感じるのかもしれません。
 風呂の背景は、赤富士で珍しいなと思いましたが、さらに錦鯉のタイル絵が描かれているのは、初めて見たこともありインパクトありました。
 色の鮮やかさがハッキリとしていて、とても良かったです。
 カランの上にも絵が描かれていて、下町の銭湯とは一味違う!と感動しましたw

 客層は若い親子連れから、年配者、サボリーマンな方々もいて様々です。
 場所柄、いろんな職種の人も来られるようで、どういう系統の人か?考えながら、湯に浸かるのも楽しいものです。
 銀座界隈では、この「金春湯」と「銀座湯」の2軒しか銭湯は残っていないそうで、できるだけ長く営業してもらいたいものです。



 さて、今回は「昼のセント酒」シリーズということで、昼から銭湯にいったあと飲みに行くというパターンでございます。
 当初は、「金春湯」近くにあるという蕎麦屋を目指していたのですが、建物の建て替え工事に入ってしまったようで営業停止中となっていました。
 ここからなら、新橋も近い!ということで、結局、新橋へ行くこととしたのですが、今回、訪問したのはこちらの「酒蔵 かっぱ」です。
 こちらは、看板にもあるように吉田類先生が訪問されたというお店。
 とりあえず、聖地巡礼せねばなるまいということで、入店!
 店内はカウンター周りに机席が3つ程度と狭いです。
 新橋らしいと思いつつ、軽く一杯・・・
 味はどれもそれなりに、美味しかったです。
 美味いツマミ!というよりも、酒と雰囲気を堪能する店かと思います。

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銭湯『金春湯』
中央区銀座8-7-5
03-3571-5469
営業時間/14~22時
休み/日曜、祝日

「酒蔵 かっぱ」
港区新橋4-19-1
03-3431-7928
営業時間/17:30~22時
休み/日曜、祝日




参考図書


ボルドー展 -美と陶酔の都へ-@国立西洋美術館、展覧会

ボルドー展 -美と陶酔の都へ-

会場:国立西洋美術館

主催:国立西洋美術館、TBS、ボルドー市
会期:2015年6月23日(火)~9月23日(祝・水)


展覧会チラシ





マグリット展20世紀美術の巨匠、13年ぶりの大回顧展@国立新美術館、展覧会

マグリット展 20世紀美術の巨匠、13年ぶりの大回顧展

会場:国立新美術館

主催:国立新美術館、ベルギー王立美術館、読売新聞社、TBS
会期:2015年3月25日(水)~6月29日(月)


展覧会チラシ




作品リスト(PDF)


シンプルなかたち展@森美術館

シンプルなかたち展 美はどこからくるのか

会場:森美術館

主催:森美術館、ポンピドゥ・センター・メス
会期:2015年4月25日(土)~7月5日(日)


展覧会チラシ






所蔵作品展 近代工芸と茶の湯@東京国立近代美術館

所蔵作品展 近代工芸と茶の湯

会場:東京国立近代美術館工芸館

主催:東京国立近代美術館工芸館
会期:2015年4月28日(火)~6月21日(日)


展覧会チラシ



ワシントン・ナショナル・ギャラリー展 アメリカ合衆国が誇る印象派コレクションから@三菱一号美術館、展覧会

ワシントン・ナショナル・ギャラリー展 
アメリカ合衆国が誇る印象派コレクションから

会場:三菱一号美術館

主催:三菱一号美術館、読売新聞社、日本テレビ放送網、ワシントン・ナショナル・ギャラリー
会期:2015年2月7日(土)~5月24日(日)


展覧会チラシ


展覧会 見どころガイド(一般向け)

展覧会 見どころガイド(ジュニア向け)


うらめしや~ 冥途のみやげ展 全生庵・三遊亭圓朝 幽霊がコレクションを中心に@東京藝術大学美術館

うらめしや~ 冥途のみやげ展
全生庵・三遊亭圓朝 幽霊がコレクションを中心に

会場:東京藝術大学大学美術館
主催:東京藝術大学、東京新聞、TBS
会期:2015年7月22日(水)~9月13日(日) 


展覧会チラシ



若冲と蕪村 生誕三〇〇年 同い年の天才絵師@サントリー美術館

若冲と蕪村 生誕三〇〇年 同い年の天才絵師
会場:サントリー美術館

主催:サントリー美術館、読売新聞社
会期:2015年3月18日(水)~5月10日(日) 


展覧会チラシ





画鬼 暁斎 -幕末明治のスター絵師と弟子コンドル-@三菱一号美術館

画鬼 暁斎 幕末明治のスター絵師と弟子コンドル
会場:三菱一号美術館 

主催:三菱一号美術館 、公益財団法人河鍋暁斎美術館
会期:2015年6月27日(土)~9月6日(日) 


展覧会チラシ





鳥獣戯画 京都高山寺の至宝@東京国立博物館

鳥獣戯画 京都高山寺の至宝
会場:東京国立博物館 

主催:東京国立博物館、高山寺、朝日新聞社
会期:2015年4月28日(火)~6月7日(日) 


展覧会チラシ





商店街の中にあるお父さんが優しかった『さくら湯』銭湯@押上、墨田区

 墨田区は「さくら湯」へ行ってみました。
 外観はよくある下町の銭湯です。

 今回は登山した帰りのため、夜間の写真となっていますが、室内は暗い感じではないので大丈夫です。
 登山帰りで荷物が多かったですが、番台のお父さんが二つ使って良いよと言ってくれたので、助かりました。
 浴場に入ってまず目を引いたのは、カランの配置です。
 良くあるのは、横一列にならんだ配置なのですが、こちらでは六角形に円を描くような配置のカランでおぉ?と新鮮さがありました。(サイトに画像あります)
 珍しい配置ですが、横の人と近くなってしまうのでは?と余計なことをかんがえてしまったのですが、さほど混んでいるわけでもないので、普通に対角線上のカランを使い、気にすることもありませんでした。

 墨田区の銭湯は薬湯に力をいれているらしく、日替わりの薬湯をやっているところが多いです。
 また、シャンプーとボディソープを常備しているのも多いです。
 よく銭湯に入るようになったのが、墨田区の銭湯だったので、他のエリアでも薬湯があるのかと思っていたのですが、どうやら墨田区の銭湯の独自の方針のようです。
 他のエリアの銭湯へいくと、ビル型の銭湯が多いためか風呂の種類がさほど多くなく、ジェットバスと普通の風呂、サウナがあるというパターンが多かったです。
 そう考えると、墨田区の銭湯は風呂の種類が3~4種類(薬湯含む)あったりして、恵まれていると感じます。

 薬湯を続けるには、毎日、湯に混ぜるモノを用意し続けないといけないですし、他の銭湯と区別するためにレインボー湯という独自路線をとる銭湯もあります。
 いろいろと工夫していかないといけないので、努力されているのだろうと感心します。

 こちらはスカイツリー駅からも近く、本当に小さい商店街ではありますが、商店街の中にある銭湯で風呂あがりに近隣のお店で惣菜を買って帰ることができるなど、下町風情を味わうことができます
 錦糸町駅の近くまで行くと、飲み屋街に雰囲気が近くなってくるので、なかなか下町風情とはいえなくなってくるのでナンですが、反対に風呂あがりの一杯には苦労しないので、ロケーションは悪くないのではないでしょうかw


 出来れば観光客がスカイツリーの中から、周辺にまでもっと行動範囲が広がってくれて、こういう地域のお店が賑わってくれた方が良いかと思います。
 そのためには、まだまだ、認知されていないところもあるでしょうから、「湯めぐりマップ」等が良い機会になるといいですね。
 なんか、小坊主が行ったときに番台のオトウサンに墨田区でもこういうイベントをやっていると教えてくれたのですが、葛飾北斎にちなんだスタンプラリー墨田区版がありました。
 もう、終わりかけだったので、あまり活用できなかったのですが、4軒の銭湯を訪問すれば無料券が1枚もらえるというなかなか良いサービスがついていました。
 また、スタンプをすべて回ると北斎Tシャツ?等があたるらしく、もっと早くからイベントを知っていればと無念にふるえた夜でしたw



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さくら湯
墨田区業平4-6-5
03-3623-6917
営業時間/15~24時
休み/5、15、25日(日曜、祝日と重なる場合、変更)




参考図書

古代檜風呂のある『日の出湯』@上野・稲荷町と渋い酒場『もつ焼き とん平』@押上、本所吾妻橋

 古代檜風呂なるものがあるという「日の出湯」へ行ってみました。

 外観は、ビル型の銭湯で都内ではよくあるタイプではないでしょうか。
 こちらでは1Fと2Fに浴場があり、檜風呂を男性女性で切り替えて利用できるようにしているようです。
 そのため、サイトで自分の行きたい日に檜風呂を利用できるか確認してからのお出かけをオススメいたします。
 今回、小坊主はもちろん檜風呂を利用できる日を選んで訪問したわけですが、1Fと2Fでは以下の違いがあるようです。

1F スチームサウナ(無料)あり
2F 檜風呂・岩風呂(露天)あり

 ということで、1Fにも都内では有料の多いサウナが無料で利用できるという特典があるようですね。
 機会あれば、スチームサウナも試してみたいものです。


 さて、入口を入ると小さいながらも小奇麗な待合と下足入れがありまして、2Fへと進みます。
 こちらも1Fの待合と番台のスペースは、必要最小限なもので余裕はありませんでした。
 ただ、ビル型の銭湯は清潔感があり、設備が綺麗なところが多いので、風情はありませんが安心はできます。
 2Fの脱衣所も寛げるようなスペースはないため、サクサクと浴場へ入ります。
 ネタの古代檜風呂は、真ん中にドーン!と設置されていて、存在感がありました
 しかし、檜という木材の風呂というだけで、無機質な感じがなくなり手触りに安心感が生まれますね。
 これは、新発見。
 古代檜と普通の檜にどんな違いがあるのか、小坊主には分かりませんが、普段、コンクリートジャングルで生活していると、自然のものにホッとしてしまいます。
 これは、小坊主が田舎者だからか心がジジィ化しているためか分かりませんが、檜は良いものですw

 檜風呂に加えて、岩風呂(露天)もありましたが、こちらは露天といっても空が見えるようなものではなく、周囲を壁で囲まれています。一部が解放されていて外気が入ってくるという造りのものでした。
 まぁ、それだけでも、外気が入ってくるので空気の流れが温まった肌に心地よく、悪くありませんでした。
 壁に囲われている分、周囲の照明の明かりが落ち着く雰囲気を醸し出していました。
 温泉街にあるような露天風呂などは、都内では望むべくもないものですが、工夫して快適さを作り出そうとしていることには感心しました。
 利用者は、小坊主のほかは地元民らしき人が3名程度と少人数で、気兼ねすることなく利用できたのは、プラスポイントです。


 さて、今回は最近の小坊主のバイブルとなった「昼のセント酒」にちなみ、銭湯と居酒屋をセットにしています。
 夕方前に一風呂あびた小坊主は、バイブルになぞらえるため近場の酒場へ行くこととしました。
 それが、こちらの「もつ焼き とん平」です。
 外観は、なかなかのレベルの高さを醸し出しています。
 こちらは、かの吉田類先生が訪問されたという由緒正しき酒場ということで、聖地巡礼でもあります。
 こんな店に一人で入れるようになったというだけでも、自分のオヤヂ化が進んだんだなと実感するモノであります。
 軽く一杯ということで、串焼きとツマミ、焼酎を1杯いただきました。
 二回目の利用ですが、以前は座敷スペースも人であふれていて賑わっていました。
 今回は訪問した時間が17時という開店してすぐだったこともあり、自分ひとり!
 後から親子連れなどがチラホラと入店してきましたが、誰もいない店内でひとり飲むという貴重な経験をしました。
 風呂あがりの一杯・・・ある意味、贅沢な時間を過ごすことができたと思います。
 「昼のセント酒」の実践者が、今後も増えていくよう地味に活動を続けていきますw




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日の出湯
台東区元浅草2-10-5
03-3841-0969
営業時間/15~24時
休み/水曜




参考図書