結構いい具合に色合いのバランスがとれた(はずの)鳥と花の小皿@陶芸

 陶芸の新作が、完成しました。
 以前からの貝の形をテーマにした皿3つの内、2つめです。

 今回の絵付けのテーマのネタ帳は、こちら「日本の文様①」。日本の伝統的な図案や装飾文様が多数のってます。
 オリジナルな絵を描けない小坊主には、必須のネタ帳です(笑



 まずは、鉛筆での下書きです。本来は当たりを付ける程度が望ましいので、しっかり描きすぎると絵具と混ざって良くないらしいのですが。
 小坊主は線がしっかり見えないと全体のイメージが掴めないので、いつも濃く線をのせてしまいます・・・

 一部、絵付けの絵具がのったところです。最近、絵具の配色がパターン化してて、新しい色や色の組み合わせを工夫できないかと悩んでいるところです。
 潔く一色で描き切れば良いんでしょうが、つい、色の配置に変化を持たせたくなってしまうのです。
 絵具を混ぜることで、水彩具のように新色をつくることもできるし、乗せ方の濃淡で表現することもできるので、色にコダワルならそういった技術を磨くのも方法ですね。

完成品がこちら。
 素焼に透明釉をのせて焼成することで、下地が一気に白くなります。
 白磁ではなく釉薬での白さなので、白さの具合も違うのですが、赤津貫入土だと絵具の色が素直に出てくれるので、気に入っています。
 本当は、白化粧土での装飾なども試してみたいのですが、まずは絵を描く修業からですね。
 今回の絵付けでは、絵具を混ぜてつくった紫が綺麗に発色してくれたのが、嬉しいポイントです。
 紫のつくりかたは、普通に赤と青を混ぜるのですが、赤が強すぎるとブドウ色のように赤みが強く出ますし、青が強いと黒っぽくなってしまいます。
 以前に普通の赤・青で上手くいかなかったため、桃とトルコ青という、もっと発色の明るいタイプを混ぜてみました。
 正直、混ぜている段階では暗めの紫に見えるので、焼成するまでどんな色合いで発色するか分かりません。そういった意味では、今回は自分の希望に近い紫が出せたと満足しています。



裏面に空きがたくさんあったため、何か描いた方が良いと思ったのですが、いろいろと描いていくエネルギーがなかったたため、適当なデザインを施してしまいました・・・
 少し子供っぽいデザインになってしまったところに、小坊主のオリジナリティの限界がでています(笑
 元からあるデザインをトレースやパクることはできても、オリジナルなデザインとして線や形を表現するのは、とても難しい。
 専門のデザイナーといっても、既存のデザインの組み合わせや配置の妙で、表現していることも多いと思うので、小坊主としてはもっとデザイン等の蓄積が必要ですね。
 問題は、小坊主の灰色の脳味噌では、記憶力に限界があるということですが(笑
 次の皿もある程度、絵付けが進んでいるので、来月には完成できると思います。
 皿の次は、自分が使うための茶碗の作成にはいります。
 通っている陶芸教室「fuga」では、新しい土で半磁器土と本業土の取り扱いが始まりました。
 本業土はザラッとした質感で、重量がちょっと軽めの土なので、茶碗には良さそうです。
 絵付けや釉薬の反応がどうなる土か分かっていませんが、一度、試してみたいと思います。
 ネットでいろいろ見ると、土の通販もあるので、自分で土を買って持ち込んでも、許してもらえないかな~なんて、勝手なことを想像してます。
 では、次の作品へ!