2009年7月6日

日本の美術館名品展





東京都美術館へ「日本の美術館名品展」へ行ってきました。
全国の美術館の名品が見られるって事で、確かに良い絵が多かったと思います。
その割には人は少なく、入場制限もなく見られたので快適でした。
さて、展示の内容ですが西洋絵画もミレーやルノワール、モネ、セザンヌと有名どころが名を連ねてました。でも、西洋画よりも日本画の方が見所が多かったですね。
西洋画の方は、有名な人たちの展覧会の時にまとめて見られることもあるので、さほどありがたみがなかった。
でも、ミレーの「ポーリーヌ・V・オノの肖像」(左)やルノワール「読書するふたり」(中)、ウォーホル「ダイアモンド・ダスト・シューズ」(右)とか、良いのも沢山あったんですよ。
ただ、量が多すぎてだんだん記憶に残らなくなったというだけでw
反対に日本画の方は、その人だけで展覧会が開かれることはないと思うので、展示されてる現地の美術館まで行かなければならないところを東京で見られるんで、ありがたみがありますw
特に大正・明治から昭和初期にかけて、西洋画の技法や表現が一気に日本に入ってきて、美術家も留学したり戦争を経験したりと、変化が大きかった時代です。
夭折した画家も多くて、波乱万丈感が溢れてます。
今回も前にアートセミナーを受けてきてたので、少しは違う目で見られました。


高橋由一「宮城県庁門前図」(左)、香月泰男「涅槃」(中)、岸田劉生「冬枯れの道路(原宿付近)」(右)など、西洋絵画の影響を受けつつも独自な世界にいたった人が多かったようです。
岸田劉生の絵なんて凄い上手というか、少し前まで遠近法も乏しい浮世絵ややまと絵が出回ってたのに、開国から一気に西洋画が入ってきた中で西洋技法を十分に見につけた力が感じられます。
高橋由一の絵も良いですね。鮭とか描いてるだけじゃないんですねw
涅槃はやっぱり戦争の影響だとか。
釈迦の涅槃図なのでしょうが、釈迦よりも周囲の人の方が怖いですね。
重い感じがヒシヒシと伝わってきます。
村山槐多の自画像も重い感じで、必死さというかそんなものが感じられます。
若い人だと21歳で亡くなってるので、もったいないんですが仕方なかったんだろうなとも思います。
結核を患ってた人が多そうですね。
昭和初期とかだと、結核患者のサナトリウムが思い浮かびます。
開国して時代が進んでいく明るさと、戦争や病気といった暗さも同じように存在していた時代で、画家も時代の雰囲気を強く反映していたのかもしれませぬ。
そういう風にみると、結構、重めの絵が多くて終わりごろには疲れきってました。
量も多かったし、余裕のある時に見に行くことをお勧めします。
面白いのは間違いないので、まだの方は是非、行ってみてください!
さて、今後は
出光美術館「やまと絵の譜」
アートセミナーを受けたので、行ってみたいと思います。
唐絵とやまと絵の違いってやつを見てみます。
江戸東京博物館「写楽 幻の肉筆画」
良いらしいですよ。浮世絵の色の発色が劣化してなくて、幽霊画とか綺麗だそうです。
国立近代美術館「ゴーギャン展」
「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」が日本初公開らしいです。
タヒチで描いたデカイ絵らしいですね。
面白そうです。

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